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(未) Our Day Will Come <2010/仏> ★★★

our.jpg
Notre jour viendra
2010/90min/フランス
ドラマ
監督/脚本:ロメイン・ガヴラス(Romain Gavras)コスタ=ガヴラスのご子息
出演:ヴァンサン・カッセルオリヴィエ・バーテレミ
IMDb評価:6.1/10


社会度 ★★★
暴力度 ★★★
衝撃度 ★★★
哲学度 ★




our2.jpg赤毛の青年レミーは家族からも髪色のせいで煙たがられていた。偶然道であったパトリックもまた赤毛であり、親子ほどの年が離れているが、友情が芽生え始める。そして、共にアイルランドを目指し旅を始める…。

監督はコスタ=ガヴラスの息子さんであり、主にMVの監督をされている方。本作が映画長編監督デビュー作となる。社会性の強いお父様に近い作風であることを身構えて観たつもりだったが、暴力性ばかりが際立ち、ポイントがよくわからなかったのが本音。鑑賞後、手掛けたMVやCMを数本拝見し、監督のことを調べ上げていくうちに、自分の勉強不足の不甲斐なさに打ちのめされた。危うく★一つ評価をつけるところであった。

“Our day will come”と聞いてピンとくる方がどれだけいるのだろうか。IRA(アイルランド独立闘争(対英テロ闘争)を行ってきた武装組織)の有名なスローガンであり、知ってさえいれば容易に過激さが推測できるようでもある。

our1.jpg赤毛というだけ差別を受ける現状。赤毛の聖地(?)であるアイルランドを目指し、新たな人生を歩み出そうとする2人の物語。ありふれたロードムービーに留まらず、過程には人種差別や宗教問題、犯罪といった過激な展開運びが繰り広げられる。どれも到底日常では起こり得ないことばかり。もしかしたら各エピソードにはそれぞれ深いメッセージが込められているのかもしれないが、読み取れなかった私はヴァンサン・カッセルの強烈キャラばかり楽しませてもらった。このキャラクターを演じられるのはやはり彼しかいない。ヴァンサン・カッセルオリヴィエ・バーテレミの共演は「変態村」に続く3作品目となる。全く違った顔を見せてくれている。

本作の舞台はフランスであり、IRAはストーリーには直接絡んでこないが、示唆しているのは明らか。個人的には彼の鳥肌ものの演技だけでも観る価値はあったと思うが、状況がつかみにくい外国人のためにももう少し補足説明があってもよかったように思う。

本作を本気で鑑賞される方は話題になっていた予めM.I.AのMV「Born Free」を観ることをオススメします。
赤毛への差別やIRAの活動内容が描かれ、本作の補足説明のために作られたかのよう。


こちらは監督が手掛けたイヴサンローランのCM。テレビ放送されていた記憶がかすかに残っている。


<鑑賞> 英語字幕 2011/9/22
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変人村 (原題:Sheitan) <2006/仏> ★★★★

sheitan.jpg
Sheitan/Satan/死亡人偶
2006/94min/フランス
製作/出演:ヴァンサン・カッセル
監督/脚本:キム・シャピロン(長編監督デビュー作)
脚本:クリスチャン・シャピロン(キキ・ピカソ)
出演:オリヴィエ・バーテレミ、ロクサーヌ・メスキダ、ニコラス・ル・パタン、レイラ・ベクティ
IMDb評価:5.6/10

ゴア度 ★★
下品度 ★★
狂気度 ★★★
邦題のセンス なし
(確かに変った人だけど、変人は的外れ。それに村って何よ?)


sheitan1.jpgクリスマス前日、バート、ラジ、タイはヤスミンとイヴという女の子をクラブでナンパする。テンションの上がり過ぎた彼らは騒ぎを起こし、ビール瓶で殴られ、外に追い出されてしまう。行き場に困った5人は一台の車に乗り込み、片田舎にあるイヴの実家に遊びに行くことにする。しかしそこで、サタン崇拝者の使用人ジョセフの奇行に巻き込まれ、取り返しが付かない状況に陥ってゆく…。

グラフィック・デザイナーのキキ・ピカソ(クリスチャン・シャピロン)を父に持ち、自身も“kourtrajme”の一員としてアート界で活躍しているキム・シャピロンの長編監督デビュー作。お父様は脚本にも参加し、kourtrajmeのメンバーや友人で作り上げており、独自の世界観を放つ。彼の才能に惚れ込んでいるヴァンサン・カッセルが製作・主演。

私が本来求めている映画というのは「Movies that make me think(考えさせてくれる映画)」であって、そういった観点から言うと熱く語るような内容ではないが、ブッ飛び具合が結構ツボの★4つ。悪く言えば雑な脚本に悪趣味で下品な演出だが、良く言えば斬新な発想はオリジナリティーに溢れ、独特な感性。ユーロホラーなんて言い方をされているが、今までのフランス映画にはない独自の世界観を貫いている。安っぽさと詰めの甘さは否めないが、ヴァンサン・カッセルの狂演で運よく補充されている。脚本次第でものすごく傑作ホラーを作ってしまいそうな将来性に期待度大。ヴァンサン・カッセルとの再タッグを切望。

sheitan2.jpg郊外にあるイヴの家に行き着くまでが少々冗長であり、無駄に思うシーンも多いが、ヴァンサン・カッセルの登場で、一気に引き締まる。振る舞いや言動から完全にイッテるのが滲み出ていて存在そのものが不気味。彼が住む家も豪邸だが大量の人形があったり異様な雰囲気漂う。人がバンバン殺されるようなホラーではなく、不気味さを醸し出す芸術的なセンスが本作の見所でもある。ヴァンサン・カッセルの歯剥き出しで、終始ニヤニヤしてる気味の悪さも癖になる。

温泉でみんなで戯れるシーンや発情期でイカレてる姪っ子、近所の障害者の登場などメインストーリーに絡まず、意味のなさそうなシーンが多い。その辺を今後どうストーリーに活かすかが課題だと思われる。

一番のツボは結末にぴったりハマる中国語のタイトル「死亡人偶」である。驚愕の結末は、夢なのか、現実なのか、はたまた何だったのか観客に解釈を委ねるところもいい。

<鑑賞>英語字幕 2011/9/20
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(未) 【短編】la barbichette <2002/仏> ★★★

barbichette.jpg
la barbichette
ドラマ
2002/7min/フランス
監督/脚本:キム・シャピロン(Kim Chapiron)キキ・ピカソのご子息
撮影:ロメイン・ガヴラス(Romain Gavras)コスタ=ガヴラスのご子息
出演:ヴァンサン・カッセルオリヴィエ・バーテレミ、Marko Payen
IMDb評価:6.2/10





グラフィック・デザイナーのキキ・ピカソ(クリスチャン・シャピロン)を父に持ち、自身も“kourtrajme”の一員としてアート界で活躍しているキム・シャピロンの監督デビュー作。コスタ=ガヴラス監督(「戒厳令」「Z」など) のご子息のロメイン・ガヴラスも“kourtrajme”のメンバーであり、撮影を担当。
次作であり長編デビューとなる「変人村(原題:Sheitan)」、ロメイン・ガヴラスの長編デビュー作「Our Day Will Come(原題:Notre jour viendra)/2010」もkourtrajmeメンバーや友人たちで作り上げている。本作出演のヴァンサン・カッセルオリヴィエ・バーテレミは「変人村」「Our~」両作に出演。キム・シャピロンは「Our~」に、ロメイン・ガヴラスは「変人村」に出演(uncredited) している。
余談だが、キム・シャピロンはリュディヴィーヌ・サニエの第2子の父親であり、現パートナーでもある。

タイトル“la barbichette”は日本でいう“にらめっこ”のこと。お互いのアゴをつまんでにらめっこをし、笑ったら負けというルール。
兄弟3人がソファーでテレビを見ていると長男のヴァンサンが母親に呼ばれるが、行くのが面倒な彼は弟と“にらめっこ”を始め、負けた方が母の元へ行くという話。「変人村」のような驚愕さは本作短編ではまだ見られない。

<鑑賞> 英語字幕 2011/9/21


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ゲストハウス狂騒曲 <1999/UK> ☆

guest.jpg
ゲストハウス狂騒曲/GUEST HOUSE PARADISO
コメディー、スリラー
1999/86min/UK
監督/脚本/出演:エイドリアン・エドモンドソン
出演:リック・メイヨール、ヴァンサン・カッセル、エレーヌ・マユー
IMDb評価:5.5/10

ブラック度 ★★★★★
お下劣度 ★★★★★


二度と観ない様に備忘録として。



guest2.jpgリチャードとエディはイギリス一最悪なホテルを経営している。原子力発電所のすぐ隣に立地している上、コック長はアル中の不法滞在外国人。更に、お客が嫌がることをするという悪趣味。お客は当然何も知らずに来るが、すぐに逃げ出してしまう。悪評は広まり、しばらくお客は来ていなかった。ところが、イタリアの人気女優が結婚が嫌で逃げ出し、このホテルへやって来た。さらに家族連れまで宿泊に来た…。

イギリスのコメディアン、エイドリアン・エドモンドソンとリック・メイヨールが手掛けたノンストップお下劣ブラックコメディー。ヴァンサン・カッセル見たさに鑑賞したが、こんなお下劣な最悪コメディーは初めて。経歴に傷がつくからこういうのには出演して欲しくない。

guest1.jpgあんまり褒めたくはないが、2人のおバカコンビが繰り広げる悪行のネタはかなり豊富で中盤まではかなり笑える。嘔吐を吹き散らかすシーンは直視できないけど。

隣接してる原発がストーリーに絡んでこなかったのがせめてもの救い。観た次の日に地震が起きて、今の原発ニュースを見る度に本作を思い出してしまう。

<鑑賞> 2011/3/10
[サイト内タグ検索] ヴァンサン・カッセル
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(未) Adrift <2009/ブラジル> ★★★★★

adrift.jpg
Adrift
2009/97min/ブラジル
ドラマ
監督:エイトール・ダリア(Heitor Dhalia)
出演:Laura Neiva、ヴァンサン・カッセル、カミーラ・ベル、Débora Bloch、カウアン・ヘイモンド
IMDb評価:6.8/10


映像美 ★★★
衝撃度 ★★
緊迫度 ★
哲学度 ★★★



adrift2.jpg80年代、14歳のフィリッパは家族5人(両親と子ども3人)で休暇をブラジルのサマーハウスで過ごしていた。友人たちと毎日ビーチで遊び、年頃の彼らの関心事は性のことばかり。誰それは初体験を済ませたとか、相手は誰だったとか、フィリッパも早く処女を喪失したいと願っていた。そんな時、父親が若い女性とキスしている所を偶然目撃してしまい、親子関係にもヒビが入り始める…。

日本では「尻に憑かれた男(2007)」(未見)のみがソフト化しているブラジル、エイトール・ダリア監督の長編3作目。ブラジルとフランスでのヒットにより、次作「Gone(2012)」はアマンダ・サイフリッドを主演にむかえたハリウッド作。大好きなヴァンサン・カッセル目当てで期待せず観たが、下半期に観た中で一番面白かった。一か月ぶりの5つ星。

フィリッパの視点で、前半は良好で理想的な家族関係が描かれる。しかし、子どもたちがいない所での夫婦仲は決して良くない。夫婦は一度は離婚を考えたが、子どもたちのためにやり直そうと精一杯取り繕っていたのである。よって、フィリッパの目には仲の良い姿しか映らない。そんな中、フィリッパは小説家の父の書斎で若い女性との親しげな写真を見つけてしまい、夜出かける父親の尾行をしてしまう。行った先は写真の女性の家であった。2人の熱いキスを目撃して以来、父親への不信感は募り始める。同時にうまく行きそうだったボーイフレンドともうまく行かなくなってしまう。

adrift1.jpg父親への不信感が募り始めると、両親の不仲も目につくようになり、フィリッパは父親の浮気が夫婦仲を裂いたと勝手に思い込むようになる。本作の良い点として、観客にもそう思わせるような演出がなされているということ。母親はアルコール依存症で父親の浮気が原因だと誰しもが思うだろう。しかしながら、フィリッパ同様、母親への同情心が向けられ始めた頃、どんでん返しが待っている。

多感な年頃のフィリッパは自暴自棄に走る。タイトル“漂流”の通り、彼女の心は当てもなく彷徨い続け、どこへ漂着するのか。全ての事実を受け入れ、一回り大きくなったと感じさせるラストには感動。

<鑑賞> 英語字幕 2011/8/2
[サイト内タグ検索] 日本未公開 ヴァンサン・カッセル
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アパートメント <1996/仏> ★★★☆

app.jpgL'appartement
1996/111min/仏=スペイン=伊
ドラマ、ミステリー、ロマンス
監督:ジル・ミモーニ
出演:ロマーヌ・ボーランジェ、ヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ
IMDb評価:7.6/10



<あらすじ>
商社マンとして成功し、ニューヨークで知り合った美しい婚約者もいて幸福の絶頂期を満喫していたマックス。そんな時、彼はパリのカフェの公衆電話でかつて熱愛の果てに失恋したリザの声を聞く。謎の会話とホテルの鍵を残して街に消えた彼女の影を追うマックス。彼は彷徨のうちに豪華なアパートメントに入り込んでいた。そして次第にアリスの抗い難い魅力に捕らえられてゆくが……。



<レビュー>
実は「スパニッシュ・アパートメント」と間違えて観ちゃった。本作はタイトルすら知らなかったので、間違えない限り観る機会はなかったのかも。結果的には掘り出し物を見つけたような気分です。ヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチが本作をきっかけに結婚したことも後で知った。
2003年 ホワイト・ライズ(原題:WICKER PARK)としてリメイクされている。

app1.jpgすれ違いの恋、追いかける恋、待ち続ける恋、はぐらかす恋、諦め切れない恋、邪魔をする恋…
成就することを願いつつ、いっそのこと壊れてしまえばいいいなんて相反する思いが葛藤し、
だんだんと浮かび上がってくる人間関係と、彼らの心理に観ているこちらまで揺さぶられる不思議な作品でした。

今だったら携帯電話があるし、いつでも連絡を取れるけど、本作は携帯が普及する前の時代なので、家に電話をかけてもなかなかつながらなかったり、伝言が伝わらなかったり、手紙が本人に渡されなかったり、もどかしいすれ違いがかえって新鮮に映る。

蘇る元彼女との過去の記憶が回想シーンとなっており、時間軸がぐるぐる変わります。
リザとの出会いから、消えていった理由までが次第に明らかになるけれど、同時に、明らかになっていく背後の人間関係が複雑に絡みだし、え?そうだったの?って瞬間が何度もおとずれては、その度に覆される展開にはヤキモキさせられます。
身勝手とも取れる男女の行動がここまで周囲の運命まで狂わせて行くことを誰が予想していたか。
意外だったラストには切なさが残る。

<鑑賞> 英語字幕 2011/3/6
[サイト内タグ検索] ヴァンサン・カッセル
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ブラックスワン <2010/米> ★★★★

swan3.jpgswan.jpg
2010/108min/アメリカ
ドラマ、スリラー、サイコ、セクシュアル
監督:ダレン・アロノフスキー
出演:ナタリー・ポートマン、ミラ・クニス、ヴァンサン・カッセル、ウィノナ・ライダー
IMDb評価:8.7/10(Top48)

恐怖度 ★★★★
芸術度 ★★★★
衝撃度 ★★★
官能度 ★★★

***第67回ヴェネツィア国際映画祭***
金獅子賞: 「SOMEWHERE」- ソフィア・コッポラ
銀獅子賞(監督賞): アレックス・デ・ラ・イグレシア - 「Balada triste de trompeta」
ヴォルピ杯(男優賞): ヴィンセント・ギャロ - 「エッセンシャル・キリング
ヴォルピ杯(女優賞): アリアン・ラベド - 「Attenberg
審査員特別賞: 「エッセンシャル・キリング」 - イエジー・スコリモフスキ
マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞): ミラ・クニス - 「ブラック・スワン
金オゼッラ賞(脚本賞): アレックス・デ・ラ・イグレシア - 「Balada triste de trompeta」
金オゼッラ賞(撮影賞): ミハイル・クリチマン - 「Овсянки」
*********************


<あらすじ>
ニューヨークのバレエ団に所属するニナ(ポートマン)は、元バレリーナの母とともに、その人生のすべてをダンスに注ぎ込むように生きていた。そんなニナに「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが巡ってくるが、新人ダンサーのリリー(クニス)が現れ、ニナのライバルとなる。役を争いながらも友情を育む2人だったが、やがてニナは自らの心の闇にのみ込まれていく。(by 映画.com)

<レビュー>2011年春公開予定なので、ネタバレなしです。
とんでもないもの観ちゃった。かなり面白いけど、怖い。覚悟はしてたつもりだったけど鑑賞後は、飛行機が乱気流に入りこんじゃって落ちちゃうかと思ったけど無事に着陸できた時のような疲労困憊と安堵感。ジェットコースターを連続3周したようなスリル感はすっごい面白かったけど、強いて言えばエンディングがありきたりでイマイチ。韓国映画だったら絶対にもうひとヒネリあったはず。とはいっても、トリアー監督「アンチクライスト」も本作も心にかなり余裕がある時しか観れない。

Swanとは白鳥のことであり、もし万が一黒い白鳥がいたらそれは驚くべきこと。よって、英語圏でBlack Swanとは、主に悪い意味で誰も予測していなかったものやこと、あり得ないことなどを指している。
バレエの白鳥の湖の中の黒鳥の踊りをうまく題材に用い、予測不可能な現象、そしてそれが与える影響力を見事に描いている。ナタリー・ポートマンの殻何枚も破ってしまったような迫真の演技がすばらしく、デビル的なブラックスワンとニナの心理描写との調和がお見事。断食をして9kgもダイエットし、1日最大8時間のレッスンをしたとか。13歳までバレエを習っていたとはいえ、ここまでして臨んだ女優魂もすごい。

普段見れない舞台のバックステージが主な設定となっていますが、舞台だけではなく、人間の裏側も見え隠れする。嫉妬、執着、抑圧、背信といったどろ~っとした嫌~な側面が渦巻き、サスペンス的な緊迫した怖さがある。頂点へ登りつめたことによって伴う精神的、肉体的苦痛は想像を絶する。ストイックな練習で自分を見失い、幻想を見るようになり、身に覚えのない傷も絶えない。現実とも幻想とも言い難い曖昧な光景はどれも悪夢的で恐ろしい。コーチからのセクシャルな直接演技指導も、妄想なのか幻想なのか現実なのか、、、
swan2.jpg
バレエを題材にしているだけあって、鏡がよく登場する。願望や不安要素、葛藤など内に秘めた思いなんかを映し出するのに鏡はよく用いられるけど、本作もしかり。鏡が最重要アイテムになっている。
初盤から家の鏡に黒い影が映り込み、何か不吉な予感がするものの黒い服を着た母親の登場に、不安はしばし払拭される。練習場に向かう地下鉄の窓に映る自分そっくりな女性の後ろ姿。行動もシンクロしており、一瞬あれ?っと思うけど、彼女は途中下車し、気のせいだと錯覚してしまう。
彼女自身が気づいていない心の闇と舞台でのブラックスワンとが調和した瞬間は見逃せない。
swan1.jpg
バレリーナである監督のお姉さまも認めた本作。バレエも本格的。バレエに興味がなくても引き込まれるストーリーは10年も費やしているとか。
偶然にも私が鑑賞した1月9日は、ナタリー・ポートマンの誕生日でした。もう30歳なのね。
厳しいお父様にはいつもの如く反対されたらしいですが、30歳ならもう羽ばたかせてあげてもいいのにねぇ。

<鑑賞> 2011/1/9
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