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(未) Hayat <2005/イラン>★★★☆

hayat1.jpgHayat
2005/75min/イラン
監督/脚本:ゴラム・レザ・ラメザニ(Gholam Reza Ramezani)(監督3作目)
脚本:Mojtaba Khoshkdaman
出演:Mohammad Sa'eed Babakhanlo、Mehrdad Hassani、Ghazaleh Parsafar
IMDb評価:7.0/10

社会度 ★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★
ゴア度 なし

脚本 ★★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★★


hayat3.jpg早朝、ハヤは母親にたたき起こされた。今日は大事な進級テストがあり、登校前に勉強するためである。同時に母は家事を始めようとしていた矢先、ハヤは父親の異変に気がついた。息をしていない。車を持っている近所の人にお願いして病院へ連れて行ってもらうことにした。母も病院へついて行き、ハヤは兄弟たちの面倒と留守番を任されることとなった。しかし、今日は大事なテストがあり、学校を休むわけにはいかない…。

監督は、「The Cart(ザクロ売りの息子)(1999)<未>」のゴラム・レザ・ラメザニ。たった一本シネフィルで放送されたのみ。

成績は良く、進級も確実だといわれているハヤであるが、家庭のことはあまり得意ではないのは日本の子供たちと同様である。普段見ている母の姿を見よう見真似でこなそうとするが、どれもこれもうまくいかない。牛の乳しぼりをしようとしたら牛に後ろ足で蹴られたり、鳥の餌作りの時だって袋をこぼしてしまい粉だらけ。それでも自分なりに一生懸命母の代理を努めようとしている姿は微笑ましい。

hayat2.jpg無事に家事が終わっても、赤ん坊を預かってくれる家を探さなければならない。ある家は出掛けていて留守だし、ある家は“学校は男が行くところ”と考えており、通学しているハヤに批判的なおばさんもいる。“女は挨拶だけできればいい”とさえ言うおばあちゃんもいるほどである。道端には煙草を吸ったり、お茶を飲んで暇潰しをしている中年男性が溢れているが、男が赤ん坊を見るなんて御法度なのだろう。男尊女卑が色濃く残る片田舎を舞台としている。

母親がやり残した家事を終わらせ、赤ん坊を誰かに預け、無事にテストを受けられるかどうか、といった至ってシンプルなストーリー。時間にしたら、たかだか2~3時間のことなのだが、てんやわんや奮闘する様はまるで長い一日を見ているかのよう。ハヤの健気さと心温まるラストにうるっときてしまった。

<観賞> 2013/1/31

[サイト内タグ検索] 日本未公開
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サイレンス <1998/イラン=仏=タジキスタン> ★★★☆

le silenceサイレンス/Sokout/Le Silence
1998/76min/イラン=フランス=タジキスタン
監督/脚本/編集:モフセン・マフマルバフ
助監督:マルズィエ・メシュキニ、サミラ・マフマルバフ
脚本監修:ハナ・マフマルバフ、スチール:メイサン・マフマルバフ
出演:タハミーネ・ノルマトワ、ナデレー・アブデラーイェワ
IMDb評価:6.9/10

社会度 ★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 ★★
民族度 ★★★
ゴア度 なし

脚本 ★★★ 
演出 ★★★★★
演技 ★★★


le silence1タジキスタンの田舎町。10歳の少年コルシッドは母親との二人暮し。彼は目が見えないが、楽器職人の親方の許で調律師として働いていた。楽器職人の家に住む少女ナデレーが、毎日彼を迎えに来る。彼は音の世界に生きていた。並外れてすぐれた聴覚をもつコルシッドは、町のざわめきや水の流れの音に美しさを感じることができた。だが家は貧しく、大家に5日以内に家賃を払わないと家から追い出すと言われてしまう……。@allcinema

監督は、「パンと植木鉢」「ギャベ」「サイクリスト」のモフセン・マフマルバフ。

le silence2少年コルシッドは盲目であり、一方で音にはすごい敏感である。コルシッドの立場になって町を歩くと、音の豊かさに気付かされる。動物の鳴き声、車の音、雨音、川のせせらぎ、鍋を叩く音、歌声…少年にとって聞こえる音は全て音楽。通勤途中に気になる音を聞くと、導かれるように音のほうへ吸い寄せられてしまう。後を追い、その音が何なのか確かめずにはいられない。音についていってしまうため、しばし仕事に遅刻をしてしまっている。それゆえ、仕事をクビになり、家賃滞納のため家も追い出されようとしている。ところが、その悲劇を描くのではなく、障害者として同情の目で描くのでもなく、少年の表情は常に晴れやかである。なぜなら、心に響いた音が、ベートーベンの交響曲「運命」の出だしと重なり、その上、少年の自由な発想によって視覚化されていくのである。その映像の綺麗さといったら。パラジャーノフを彷彿とさせる映像感覚は詩的で暗喩的なのだが、ぼんやり見ているだけでも魅惑的。

各作品ごとに趣きを変えている監督だが、本作は独特で妖艶な世界観を創り出している。イランでは撮影許可が下りなかったためタジキスタンでの撮影となり、従来のイラン映画とは異なり、女性たちは色彩豊かな民族衣装に身を纏い、ストーリーに花を添えている。なお、少女のダンスが検閲に引っ掛かり、イランでの上映も認められていないという。

<観賞> 2013/1
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すずめの唄 <2008/イラン> ★★★★

the song of sparrowsすずめの唄/The Song Of Sparrows/Avaze Gonjeshak-ha
2008/96min/イラン
ドラマ
監督:マジッド・マジディ(長編監督11作目)
出演:モハマド・アミル・ナージ、Maryam Akbari, Kamran Dehghan
受賞:2008年アカデミー賞外国語映画部門イラン代表(「おくりびと」が受賞)
IMDb評価:7.7/10

社会度 ★★★
哲学度 ★★★★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★
ゴア度 なし

脚本 ★★★★★ 
演出 ★★★★★
演技 ★★★★★


the song of sparrows2イランの片田舎。ある父親は、ダチョウを飼育する農場で働いている。しかし、柵を開けていた隙に、飼育していたダチョウの1羽が逃走してしまった。同僚たちと追いかけるが、追いつかず、バイクで探しに行くがどこに行ってしまったのかもはや見当もつかない。ダチョウ1羽は200万トマン。次の日、仕事をクビになってしまった。
難聴の娘の壊れた補聴器を直しにバイクでテヘランへ向かった。ところが、バイクタクシーに間違わられ、客は次々とバイクにまたがってくる。失業中の父親はバイクタクシーで生計を立てることにした…。

監督は、「運動靴と赤い金魚 (1997)」「少女の髪どめ (2001)」のマジッド・マジディ。本作は、シネフィルイマジカのみでの放送。こんなにいい作品がなぜ、一般公開されないのか?

娘の補聴器が井戸に落ちてしまい、弟やその友達が必死で探しようやく見つけた。しかし、壊れており、買い替えが必要。保険に入っていないため、高額となる。来月のテストまでどうにかして新しい補聴器を買い与えたいと思う親心からストーリーは展開していく。父親の身に次々とふりかかる災難が軸に描かれるのだが、悲劇性はなくユーモラスで思わず引き込まれてしまう。

the song of sparrows1補聴器の修理に行ったテヘランは大都会。大量の車が行き交い、客は携帯電話でビジネスの話をしながらバイクにまたがる。高層ビルの建設ラッシュ。物が溢れ、人々は新製品を買い求め、まだ使えるものを捨てる。まさに資本主義。そこに足を踏み入れてしまった父親は、バイクタクシー運転手として働き、工事現場で拾ってきた廃材を転売するといった生活を始め、お金の味を知ってしまう。そして、自分自身を見失っていくのである。

補聴器を落とした井戸には長年のゴミが溜まり、使い物にならなかったが、そこで色とりどりの金魚を飼いたいと思い始めた息子。金魚を買うために花を売っていたとは知らずに、父親はすごい剣幕で息子を叱ってしまう。掃除をして綺麗になった井戸の屋根にはスズメが巣を作り始めていた。金に目がくらんでしまった父親とは正反対に、子供の純粋な思いに胸が温かくなる。
大切なものは何か?自分を見失なった父親がそれに気付く時はくるのだろうか。他作品と同様、人生の教訓が詰まった作品。人の優しさがすーっと心に響き、観る者を和ませてくれる。村と都会のコントラストも素晴らしかったが、子供たちが買ってきた金魚を床にぶちまけてしまったシーンの美しいこと。ポスターにもなっている。

<観賞> 2013/2/2

[サイト内タグ検索] マジッド・マジディ監督

静かな生活 <1974/イラン> ★★★★

still life静かな生活
1974/93min/イラン
ドラマ
監督/脚本:ソフラブ・シャヒド=サレス(Sohrab Shahid Saless)(長編2作目)
出演:サーラ・ヤズダニ、ハビブ・サファリアン
受賞:1975年ベルリン映画祭 銀熊賞
IMDb評価:7.0/10

邦題のセンス ★★
哲学度 ★
宗教度 なし
民族度 ★★★

2001年東京フィルメックス映画祭にて特集上映


still life1手動で踏切の遮断機の上げ下げをし、列車の合間に仮眠。決まった時間に帰宅し、決まった椅子で同じ紅茶を飲み、食事を済ませたらすぐさま就寝。変わらぬ老人の毎日が映し出されるだけで、特筆すべきストーリーはない。家にはテレビもなければ、電話もない。かろうじて電気はきてはいるが、生活は極めて質素。唯一の楽しみは息子の帰郷だけだろう。そんな何も起こらない日々は、老人の日々の生活パターンをしってしまうと、展開は容易に読めてしまう。台詞もほとんどなく、色彩も乏しく、全てにおいて地味なのに、この映画のすごい所は、そんな変わり映えのしない毎日を違ったアングルで撮っているため、不思議と新鮮に映るのである。気付くと眠っており、結果3日間に分けて観る羽目になったが、決して退屈なわけではない。十分に堪能させてもらった。 

still life2監督はアッバス・キアロスタミが一番尊敬すると監督だと語る人物。恥ずかしながら、最近イラン映画を追っかけていて始めて知った名前である。
監督は本作がイランで公開される前にイランを去り、ドイツへ亡命し、その後祖国へ足を踏み入れることなくこの世を去ってしまったことを鑑賞後に知った。退職通知を受け、この地を離れざるを得なかった本作の夫婦も監督のようにこの地に戻れなかったのかと思うと感慨深い。

英題“Still life”…それでも人生は続く…。邦題にはそんな前向きな思いが伝わらないのが唯一のマイナスポイント。

<鑑賞> 英語字幕 2012/1/5
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別離 (英題:Separation) <2010/イラン> ★★★★★

separation.jpg別離/Jodaeiye Nader az Simin/ Nader and Simin, A Separation
2011/123min/イラン
ドラマ
監督/脚本:アスガー・ファルハディ(Asghar Farhadi)(監督5作目)
出演:レイラ・ハタミ、ペイマン・モアディ、シャハブ・ホセイニ、サレー・バヤト、サリナ・ファルハディ
受賞:第61回(2011)ベルリン映画祭金熊賞、銀熊賞の女優賞、男優賞
IMDb評価:8.6/10

哲学度 ★★★★
社会度 ★★★
宗教度 ★
民族度 ★★★
余韻度 ★★★★


separation1.jpgテヘランに住むナデルとシミン夫婦には11歳の娘テルメがいる。
シミンは夫と11歳の娘テルメと共にイランを出国したいと考えているが、ナデルは拒んだ。同居している父親がアルツハイマー病であり、置いては行けないからだ。仕方なくシミンは離婚を決意し、家庭裁判所で訴えたが、親権は父親に渡ってしまった。シミンは夫と娘を残し、実家へと帰るが、代わりに義父の面倒を見てくれる家政婦を雇った。ある日、少し早く夫が家へ帰ってきたら、家政婦の姿がない。アルツハイマー病の父親はベッドに足を縛られ、上半身はベッドから落ち意識を失っていた。更にお金まで消えていた。夫は家政婦が盗んだと思い込み、帰って来た家政婦をすぐさま追い出してしまう。突き飛ばしたら階段から転げ落ちてしまい、流産してしまった…。

2009年ベルリン国際映画祭で監督賞に輝いた「彼女が消えた浜辺」のアスガー・ファルハディ監督の最新作。

separation2.jpg個人の立場では正しいと思ったことをしたがゆえに泥沼にはまっていく悲劇と人々の葛藤を描いた作品。
舞台はイランのテヘラン。物語は、比較的余裕のある中流家庭の夫婦を中心に進行していく。ごく一般的な家庭でありながら、いろいろな問題が交差しながら複雑に絡み合い、人間心理の深いところまで掘り下げられている。

家政婦は妊婦であり、病院に行っていたという。アルツハイマー病の父親が1人で外出してしまい大騒ぎしたこともあり、仕方なく足をベッドに縛っていったのだった。そんな言い分を聞くことなく、夫は家政婦をはじき出してしまった。しかし、玄関の先はすぐ階段になっており、転げ落ちてしまった。家政婦は雇われた時に妊婦だと伝えたというが、夫は聞いていないという。言った、聞いてないの水かけ論。母親が家を出たことを発端に、アルツハイマーの父親の介護を巡る諍いや家政婦と雇い主の信頼関係にまで発展し、事態は思わぬ方向へと向かっていく悲劇を繊細に描いている。

ほんの些細な個人レベルのことでここまで大きな問題にまで発展していくとは誰が予想していただろうか。個人の立場で考えれば決して過ちではないが、宗教や倫理上では責められ、刑事事件絡みのサスペンスを見ているかのような緊張感を生みだしている演出力は卓越している。

イスラム社会における男女や格差問題を背景としており、家政婦が男性のオムツを取り替えることが宗教的倫理に触れるのかどうか電話で確認するあたりには宗教的な制約の違いを感じるものの、普遍的な問題を投げかけており、国籍問わず考えさせられる問題である。家族のためにどうすべきか、倫理的にはどうすべきか、観終わった後もいろいろな思いが頭を巡るであろう。

<鑑賞> 英語字幕 2011/11/9
[サイト内タグ検索] 日本未公開

柳の木のように (英題:The Willow Tree) <2005/イラン> ★★★

willow.jpg
柳の木のように/The Willow Tree
2005/96min/イラン
ドラマ
監督/脚本:マジッド・マジディ
出演:パービズ・パラスツイ、ロア・ティムリアン、モハマド・アミル・ナージ
IMDb評価:7.0/10

哲学度 ★★★
映像美 ★★★
催涙度 ★★★

アジアフォーカス・福岡映画祭2005にて上映



willow3.jpg8歳の時の火災により失明したユセフ。今は大学でペルシャ詩を教え、妻と娘と幸せに暮らしているが、37年間、光のない世界で生きている。ある日、具合が悪くなったユセフは病院へ行くが、国内での治療はできないと言われ、叔父の紹介でパリで治療を受けることとなった。より精密な検査をした結果、身体に異常はなく、むしろ角膜移植が可能であることが判明した。無事に手術は成功し、光を取り戻したが、彼の生活は予想外の方向へ…。

「少女の髪どめ」以来4年ぶりとなるマジッド・マジディ監督作品は、映画祭のみの上映。「太陽は、ぼくの瞳(1999)」でも盲人を主人公としているが、本作は珍しく子どもではなく成人男性を主役に据えている。視力が回復したことで変貌する人間性と果てしない欲望を描いている。

willow2.jpg手術を終え、テヘランの空港に着くと、大勢の迎えが来ていた。その中から記憶を頼りに探す老いた母。ガラスに映る自身の顔との対面。初めて見る妻や娘の顔…目に見える物全てを噛み締めるかのようにじっくり見つめ、37年間の空白を必死で埋めようとする。

大学での教師を辞め、自身の経験を活かし盲人学校の教師になろうと学校を訪ねるが、盲人たちの姿を見て自分もこうだったのかと驚愕する。
雪、花、そして叔父の親戚であり若くてキレイな女性パリ。自然と美しいものに心が奪われてしまうユセフ。欲深くなり、盲目だった37年間は全て無意味だったさえ思い始めてしまう。大学教授という地位、長年連れ添った妻…築き上げてきたものを捨て去り、人生を新しくやり直したいと考えるようになる。ずっと献身的だった妻にも冷たくなり、「母親の真似ごとはやめろ」と言ってしまい、妻はユセフの元を去っていく。視力回復したことで開かれようとしていた人生だが、皮肉にも本当に大切なものが見えなくなってしまう。引き換えに失った代償は大きい。

やはり、マジディ作品のラストにはどんでん返しがある。
結末に触れています。
盲目時代の書物や思い出の品、使用していたカバンなどを全て燃やし、人生の再出発を決意したが、回復したはずの視力がまた失れてしまう。泣き崩れるユセフは何を思って泣いているのか。再び失った視力なのか、それとも妻や娘なのか…
手探りで家へ戻り、焼け残った物を今更ながら必死で集める。カバンは焼けずに中庭の池に沈んでいた。ユセフが拾い上げてくれるのを待っていたかのように。

<鑑賞> 英語字幕 2011/6/20
[サイト内タグ検索] マジッド・マジディ監督

りんご (原題:Sib) <1998/イラン> ★★★

apple.jpgSib/The Apple
1998/86min/ イラン=仏=オランダ
ドラマ
監督/脚本:サミラ・マフマルバフ
脚本:モフセン・マフマルバフ
出演:マスメ・ナデリー、ザーラ・ナデリー、ゴルバナリ・ナデリー
言語:ペルシャ語
IMDb評価:7.2/10

イランの名匠モフセン・マフマルバフの娘、サミラ・マフマルバフ初監督のメルヘン・ドラマ。
父親に監禁され、生来一度も家の外に出してもらえない双子の少女。隣人達が署名運動を起こし、社会福祉事務所が2人を救出したという実話を撮影。現実と夢とがとけあう、みずみずしい映像を紡ぎ出す。97年夏のテヘラン。ナデリー家の父母は、2度と家に鍵を掛けて娘達を閉じこめないと約束して、12歳の双子の娘マスメとザーラを返して貰う。だが父親は目の不自由な妻のため、鍵を掛けて外出するのをやめない。見かねたソーシャルワーカーは、父親を家に閉じこめ、娘たちを外の世界へ出してやるが…。@allcinema

1997年の夏、テヘラン市南部であった実話だそうだ。監督は、イランの名匠モフセン・マフマルバフ監督の娘さんとはいえ、当時まだ18歳の女子高校生だという。実際の人物に即興で演じさせ、ドキュメンタリーのような臨場感とリアルさがある。父親であるモフセン・マフマルバフ監督は撮影には携わらず、編集程度の手伝いしかしていないというから更に驚き。

apple1.jpg
隣人たちの署名運動により明らかになった出来事一つを通して、イランの社会問題まで見えてくる。
65歳の父親は仕事をせず、物乞いをし生計を立てている。母は盲目であり、まともな教育も受けていない。顔まですっぽりチャドルを被っているので顔は見えず、年齢の推測もできないが、おそらく若くして50代の男性と結婚させられているのだろう。幸い子どもたちの目に異常はないように見えるが、貧困のため栄養不足による脳障害、外部との接触がなかったため言語障害、そして身体障害が診断された。実は母親には視力以外にも障害があり、遺伝も懸念されている。


障害のある母親と姉妹を閉じ込めてしまうという父親の行動は、“女の子は花。太陽にあたると枯れてしまう”という昔の教えを頑なに信じているからであった。老人の古い考え、村の慣習、貧困の悪循環の犠牲になるのは多くは女性たちであり、女性に不利な社会構造や男性の意識を変えることの大切さは近年イラン映画でも多く描かれるようになってきた。署名活動までして監禁少女たちを救おうと立ち上がった地域住人がいたということは意外だったが、素晴らしいこと。

apple2.jpg
福祉社会のお陰で無事に外へ出られた姉妹だが、“お金”という存在すらも知らなかった。外の世界の出来事全てが彼女たちには驚きで初めてのこと。外出もしないから、おそらく靴も持っていないのだろう。父親のと思われるぶかぶかのサンダルを履き、ぎこちない歩き方。鍵で門を開けること。福祉の人からもらった鏡で自分の顔を見ること。そして、買い物、友達作りといった初めての「社会行動」をほのぼのと描いている。タイトルにもなっている“りんご”を使ったシーンは印象深いシーンにできあがっている。

少女たちから見える新しい世界の発見は、封建的なイスラム社会における女性たちが自由になる瞬間を持ち望んでいる女性監督の強い思いでもあるのではないか。2人の適応能力の高さは、女性たちの可能性を示唆しているようにも感じる。ラストの母親の描き方も、滑稽にも見えるが、やはり自由を望んでいる。

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子供の情景 <2007/イラン> ★★★

kodomo6.jpg
Buda as sharm foru rikht/ Buddha Collapsed Out of Shame
2007/81min/イラン=フランス
監督: ハナ・マフマルバフ
製作: メイサム・マフマルバフ
IMDb評価:6.9/10

<あらすじ>
破壊された仏像が瓦礫となって残るアフガニスタンのバーミヤン。そこで暮らす6歳の少女バクタイは学校に通うことを夢見ていたが、実際は鉛筆とノートを買うお金も持っていなかった。バクタイは文房具を買うお金を稼ごうと待ちに卵を売りに出かけるのだが……。

<レビュー>
「子供の情景」って有名な曲がありますよね。今調べたら、ロベルト・シューマンの作曲したピアノ曲の代表作のひとつだとか。イラン映画は宗教的背景から子供出演が多い。そして、素朴で純粋なものばかり。本作もそんなのを想像しながら観始めたが、とんでもない衝撃作だった。

初盤はただただ学校に行って勉強したいと願う少女バクタイと隣に住む少年アッバスのやり取りが微笑ましい。学校に行くならノートと鉛筆が必要だと教えてくれたアッバス。お母さんが外出でお金が手元にないバクタイだが、家にあるものを何か売ってお金つくれば?とアッバスの助言に、家にあった卵を売りに町へ出かける。寓話風に描かれ、微笑ましい。イスラム社会の日常、過酷な環境が垣間見れるのも魅力だが、中盤から場面は一変する。
kodomo2.jpgkodomo3.jpgkodomo4.jpg
学校へ向かう途中、バクタイは出くわした子供たちの戦争ごっこに巻き込まれてしまう。石打ちの刑など実際にある刑罰まで真似し、何人もの少女を人質にとっていた。子供たちの遊びから背後にある「戦争」、いかに子供たちが戦争と隣り合わせで生きているかが浮かび上がってくる。純粋で、是非がわからない子供たちの鋭い観察力にも驚かされる。実際の戦闘風景はないし、血も流れないが、ニュースなんかよりよっぽど暴力的だ。
kodomo5.jpg
「自由になりたければ、死ね!」
アッバスの言葉に凍りついてしまった。大人たちが身勝手に作り出した世界で生きなければならない子供たち。バクタイのキラキラした瞳に映る情景。大人が子供に与えてしまった現実に胸が痛む。

<鑑賞> CSにて 2010/10/5
[タグ未指定]

Crimson Gold <2003/イラン> ★★★☆

Talaye-sorkh.jpg
Talaye sorkh
2003/95min/ イラン
監督:ジャファール・パナヒ
脚本:アッバス・キアロスタミ
受賞:
2003年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞
2003年シカゴ国際映画祭 ゴールド・ヒューゴ賞 他2賞受賞
IMDb評価:7.5/10

<あらすじ>
フセインは、ピザ屋の配達で生計を立てる、どこにでもいるような平凡な男だった。いつも配達に行く高級住宅街の富裕層と、外見だけで見下されてしまう自分との落差を日々実感させられている。ある晩、豪華マンションに招き入れられたフセインは、ひと時の贅沢を味わう。そして彼の中で、何かが崩れていった…。

<レビュー>
宝石店に入った強盗が銃で頭をぶち抜くシーンからスタートする。
オープニングとエンディングのシークエンスがお見事。
最後になって自殺の意味がわかる。
テヘランで実際に起きた話をモチーフにしているとのこと。
風化させないためなのか、イラン国内での上映を禁止された作品。

ピザの配達人フセインの目から見えるイランの格差社会がどんどん浮き彫りにしていく。
婚約者へのプレゼントを買い宝石店へ行くが、身なりを見るなりドアは閉められてしまった。
今度はスーツで向かう。入店はできたが、後に換金しやすい物は市場で売っていると言われる。
予算内で十分買える宝石もあったのに、外見だけで客を選んでいるようだ。
なんて失礼な。

ピザの配達で訪れた富豪宅。
息子の計らいで中に招かれる。
フセインは特別貧乏なわけではないが、決して裕福とは言えない。
あまりの貧富の差を目の当たりにし、フセインの中で何かが弾けてしまったようだ。

物質的な豊かさだけが幸せとは限らないし、上をみたらキリがない。
富裕層を見て、憧れや目標になるのか、虚しくなるだけなのか、自分とは別世界だと諦めるのか、
人それぞれだろう。
落差を実感していた日々の積りが、ある一夜の出来事で爆発してしまうほど彼を苦しめていたとは。
女の私にはわからない男のプライドがそうさせたのかも。

ヨーロッパの田舎に住んでいた時のことをふと思い出した。
現地の物価は日本の2倍~3倍で、スーパでも買うのを躊躇してしまうことがよくあった。
町で唯一夜間営業しているのはイラン人経営のピザ屋のみ。
良心的な価格でかなりお世話になった。
今思えば、お客はアジアや中東、アフリカ系の出稼ぎ労働者ばかりだった。
私も知らぬ間に格差社会の中にいたようだ。

<鑑賞> 英語字幕

駆ける少年/The Runner <1985/イラン> ★★★★

runner.jpg
駆ける少年/ Devandeh/ The Runner
1985/94分/ドラマ
監督:アミール・ナディリ
助監督:ゴラムレザ・ラメザニ
IMDb評価:7.5/10

<内容>
ペルシャ湾岸の村で、打ち捨てられた船で一人暮らしの少年アミロは、ごみためを漁り、靴磨きや水売りなどをして何とか生きていた。彼の仲間たちもみな同じ境遇だ。しかし彼らは、エネルギーを持て余すかのように、列車を追いかけたり、砂漠を駆け抜けたり、毎日をたくましく生きているのだった。ペルシャ湾沿岸の美しい風景をバックに、身寄りのない少年が厳しい社会のなかで生き抜いていく姿を描く。

<レビュー>
駆ける少年は一体どこへ走るのか?

主人公の少年はストリートチルドレン。仲間もみな同じような境遇で暮らしている。
少年たちは一斉に海に入る。しかし、海水浴ではない。海に浮いている瓶を集めるためだ。
「海外から人が来るからゴミが増えていっぱい集まるんだ。」と健気に少年は言う。
先進国に住む一人として、少年の無垢な心に心が痛い。
親らしい人物は登場しない。
自分で生計をたてながらたくましく生きる姿に心が痛い。

港には客船が停泊し、白人の観光客が集まる。
少年は船や飛行機を見て、未知の世界への憧れを抱き、専門誌を買い写真を楽しむ。
それと同時に、字が読めないことを知ってしまう。
そして、学校を訪ね入学させて欲しいと懇願する。
生きるために何をすべきか、好奇心を満たすために何をすべきか少年は知っているのだ。

日本の子供たちには当たり前のように与えられている物。家族、家、物資的豊かさ、教育。
その全てが少年にはない。しかし、少年に悲壮感は全くない。
好奇心旺盛な少年には夢、希望がある。そこへ向かって走っていたのだ。
正直、うらやましい。日本人が失った物を彼は持っているのだ。

線路の上を駆ける少年。行き止まりのない線路のように、走る先には明るい未来がきっとあるよ。


[サイト内タグ検索] アミール・ナディリ監督

Ten <2002/イラン> ★★★

ten.jpg
2002/91分
監督/脚本:アッバス・キアロスタミ
IMDb:7.2/10

女性運転手(職業なのかは不明)と乗客10名との会話にフォーカスした作品です。
ダッシュボード上の置いたカメラからの撮影で、映像は運転手と乗客のみ。
乗客とは、息子・娼婦・捨てられた花嫁・お祈りに行く途中の老女などで
イスラム圏における女性の立場の低さなどを語っています。

イランとは、厳格なイスラム社会の中では割と女性の権利が認められている国です。
映像は車窓から見えるごくわずかな風景だけですが、女性が自由に歩くことや車を運転する権利のないサウジに比べると驚くほど自由なのがわかります。
劇中において、「女性には離婚の権利はない」と言っていますが、これは2002年作品。
今は条件つきで女性からの離婚の申し出は可能になっています。
少しずつでも女性の立場は改善されているようですね。

ちょっとイラン事情・・・
イランでは大学受験資格は1回のみだそうです。兵役制度もあります。
受験に失敗したら社会に出る前に兵役に行かなくてはなりません。
除隊後は受験資格が新たに与えられるそうですが、今さら受験って難しいですよね。
受験を諦め、そのまま社会に出てしまう人が多いそうです。
そのため、女性のほうが高学歴高収入の場合が多いそうです。

結婚の際には、万が一の離婚時の財産分与の話しまでしておくするそうです。
処女性を重んじる国だから、結婚歴がある時点で失った処女性をお金で解決してもらうようです。
離婚しても社会に戻ることができるようです。

なんだかそんなに女性に不利な国とは思えないなぁ~

[サイト内タグ検索] アッバス・キアロスタミ監督

少女の髪どめ/Baran <2001/イラン> ★★★★★

baran.jpg

制 作 国:イラン
製 作 年:2001 
原 題:Baran  
英 語 題:Baran 
邦題:少女の髪とめ
ジャンル:ドラマ、ロマンス 
監 督:Majid Majidi 
出 演:Hossein Abedini,Zahra Bahrami
受 賞:2001 モントリオール映画祭グランプリ他12受賞、3ノミネート 
時 間:94分 
言 語:ダリ、ペルシャ語音声/英語字幕
一般公開:
IMDb評価:7.7/10

<あらすじ>
冬のテヘラン。17歳の若者ラティフの仕事は、建設現場でのお茶くみや買い出しなどの下働き。ある日、工事現場で転落事故があり、アフガン人労働者のナジャフが骨折する。働けなくなったナジャフの代わりに、その息子であるという少年ラーマトがやってくる。しかしラーマトは力仕事ができず、お茶くみの仕事をラティフと交替することに。楽な仕事を奪われたラティフは面白くない。しかし偶然、ラティフはラーマトが実は女の子であることを知る。そして彼の心の中に、淡い恋ごころが芽生え始めた。

<レビュー>
若者の恋心を描いている作品。
相手の幸せを願い、遠くからただ見守る恋。
自己犠牲による愛情表現は、イラン人ならではの流儀なのでしょうか。
純粋さに心打たれます。

実はイラン情勢をよく描いている作品でもあります。
人種や言葉の違いがわからないのですが、主人公の少年はトルコ系。少女はアフガニスタン難民。
この作品でも現実でも工事現場はさまざまな民族の労働者階級の集まりらしいです。
この作品では難民キャンプや不法労働なども描かれています。

主人公と親方以外は素人。
少女は以前は本当にマシュハド難民キャンプに住んでいたそうです。
この映画の出演をきっかけに今は都市部に住んでいるそうですが、 これがアフガニスタン難民の現状を映し出しているかとかと思うと言葉を失います。
 
Baranは少女の名前で、ペルシャ語で「雨」という意味だそうです。
乾燥地イランにおける雨とは天からの恵み。
ラストの雨のシーンは無償の愛の切なさを感じました。


<イランの背景>
・ペルシャ人51%、アゼリー人25%、クルド人7%、その他17%
・パキスタンに次ぐ世界で2番目に大きな難民人口を抱えている。
・難民の殆んどがキャンプに居住しているパキスタンと異なり、イランのアフガニスタン難民の大多数は都市部に集中し、キャンプに残っているのは、ほんの5%ほどに過ぎない。彼らには住む場所と収入の機会とがある。そして子供達はイランの学校に通い、医療サービスも受けられる。

・イラン国内に住むアフガニスタン人のほぼ半数はハザラ人であり、その次に多いのはタジク人で約30%を占めている。
・この両者とも、アフガニスタン国内で使われているペルシャ語の方言であるダリ語を使い、そしてハザラ人は圧倒的にシーア派なのでシーア派国家であるイランでの生活がより容易。
・テヘラン州には、イラン国内に住むアフガニスタン人が最も多い約30%が住んでいる。

・当時、アフガンはタリバンの支配下にあった。
・イランにおけるアフガニスタン難民を描いた映画には、『少年と砂漠のカフェ』('01)(アボルファズル・ジャリリ監督)、『サイクリスト』('89)、『カンダハール』('01)、『アフガン・アルファベット』('02)(ともにモフセン・マフバルバフ監督)などがある。


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