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(未) Love In Another Language <2009/トルコ> ★★☆

love in another language3Baska dilde ask /Love In Another Language
2009/98min/トルコ
ドラマ
監督/脚本:Ilksen Basarir(監督デビュー作)
脚本/出演:Mert Firat
出演:サーデット・アクソイ、Emre Karayel
IMDb評価:7.3/10

社会度 ★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 なし
ゴア度 なし

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★★


love in another language1Onurは生まれつき耳が聞こえない。話すことはできるが、憐れんで見られることが嫌で話すことをやめていた。話す必要のない図書館で本の整理をして生計を立てている。一方、Zeynepは父親の小言に嫌嫌気がさしており、コールセンターという職業柄、人の話を聞くことにうんざりしていた。2人は友人の婚約パーティで出会い、意気投合。すぐに交際を始めることになった…。

監督は、本作が監督デビューとなるIlksen Basarir。
出演は、「ソフィアの夜明け(2009)」、セミフ・カプランオール監督作品「ミルク(2008)」「卵(2007)」のサーデット・アクソイ

love in another language2心やさしく、いつも受け身なOnurに対し、自分に正直で勝気なZeynep。正反対に思える2人であり、いつもZeynepのペース。タイトル“Love In Another Language”は“違う言葉での恋愛”という意味だが、出会った当初は筆談での会話だったが、Onurに内緒で徐々に手話も覚え、歩み寄る様子が自然に描かれる。一気に火がついた恋愛だが、徐々に障害が生じ、一緒に乗り越えていくといった王道のラブストーリー。

Onurの父は、幼い頃家族を残し出て行っていたという背景がある。その時のショックでしばらく話せなかったというが、ストーリーには絡んでこない。悲劇的な側面には目を向けず、あくまでも前向きな作品。
2人の障害となるエピソードも多く描かれているが、どれも中途半端で全体的なつながりが見えない。台詞量も膨大で、消化不良といったところ。結果的にあまり印象に残るシーンもなく、観たことすら忘れてしまいそうなほど薄っぺらい内容になっている。少々美化しすぎだとも感じられ、こういった映画に勇気づけられる人は少なくないのだろうとは思うが。

<観賞> 2013/1/23
[サイト内タグ検索] 日本未公開 サーデット・アクソイ
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(未)(備忘録) The Abortion <2006/トルコ> ★★★

araf.jpgAraf/ The Abortion
2006/95/トルコ
ホラー、スリラー
監督/脚本:Biray Dalkiran(監督デビュー作)
脚本:Hakan Bilir
出演:Akasya Asiltürkmen、Murat Yildirim、Kubilay Tunçer
IMDb評価:2.6/10

社会度 ★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★

araf1.jpgカメラマンが自分に好意を寄せていることを知りながら、エダは妻子ある男性と関係を持っていた。ダンスアカデミーに通うエダはダンスの公演を控え練習に励んでいたが、公演前日に妊娠発覚。すでに16週目に入っており、すぐに中絶手術を受ける。時は3年経ち、エダはカメラマンと結婚し、新しい子を宿していた…。

中絶に対する批判が根源となっているトルコ発ホラー。トルコでは日本や韓国ホラーは大人気のようで、日本のホラーのパクリだという記事をあちこちで読んだ。あいにく、私は日本映画をほとんど観ないので比較は難しいが、確かに、どっかで観たようなネタの寄せ集めではある。IMDb評価も2.6とかなり低い。映画館に足を運ぶほどの作品ではないが、そこまで悪い作品ではない。

araf2.jpgストーリーは平凡で新鮮さはなく、先が読めてしまうのが難点だが、監督の意図が明確で見やすい。フィルターのかかった色味はアート的で、デフォルメ効果(広角レンズによるのかな?)と独特なアングルの映像がものすごい薄気味悪さを演出している。出演者以外、町にも病院にも道路にも全く人がおらず、過疎化かと思えば、生活感が感じられる集合住宅が舞台だったり、不自然さはあるものの、その分気味悪さを煽っている。中絶手術のシーンも痛々しく、直視できなかった。しばらくトラウマになりそう。無駄なエピソードがないので、ストレートな展開もいい。

<観賞> 2012/5/24


[サイト内タグ検索] 日本未公開

(未)(備忘録) Semum <2008/トルコ> ★★★

semum_20120506113213.jpg
Semum
2008/116min/トルコ
ホラー、ファンタジー、犯罪
監督/脚本:Hasan Karacadag
出演:Ayça Inci、Burak Hakki、Cem Kurtoglu
IMDb評価:5.8/10

社会度 ★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★★


夫婦は見に来た物件がすぐに気に入り、借りることにした。友人も羨むほどの豪邸に大満足の妻であったが、壁にかかった絵が直しても直しても傾いていたり、屋根裏部屋からは物音がし、猫の様子もおかしい。専業主婦の妻は常に人の気配を感じており、夜中も時折目が覚めてしまう。夫はストレスだと言い、気にも留めない。そして、妻はついにその正体を見てしまった。夫は妻を精神科へ連れていくが、妻の病状は悪化するばかり…。

借りる時の不動産屋や庭師、隣人の妻の失踪など、何かと薄気味悪さを漂わせている。エクソシスト系の話で、迫力もあり、なかなかの見応えだが、お決まりパターンにはまりきった展開なので、結末が読めてしまうのは残念。イスラムで資本主義的な倫理観が意外だったが、アジアホラーにも通ずる思想観なので、オチも多くの人は予想圏内かもしれない。
イスラムらしさはなく、どこの国にも通ずる&作れそうなホラーな仕上がりではある。

<観賞> 2012/5/3
[サイト内タグ検索] 日本未公開

(未) Autumn <2008/トルコ=独> ★★★★

sonbahar.jpg
Sonbahar
2008/106min/トルコ=ドイツ 
ドラマ
監督:オズジャン・アルペル(Ozcan Alper)
出演:Onur Saylak、Megi Kobaladze、Serkan Keskin
IMDb評価:7.4/10


哲学度 ★★
民族度 ★★★
宗教度 なし
社会度 ★★
自然美 ★★★★★



sonbahar1.jpg季節は秋。32歳になったユスフは政治犯としての10年の刑期を終え、冬の足音がすぐそこまで来ている山奥の故郷に戻る。姉は結婚してイスタンブールで暮らし、父親は服役中に亡くなり、家で彼を待っていてくれたのは老いた母だけであった。ユスフは服役中から肺に病を抱えており、咳き込む日々が続きなかなか寝付けない。老いた母は10年の月日を埋めるかのようにユスフの世話に精を出す。ある日幼馴染のミカイルと一緒にバーへ行き、ロシア出身の売春婦エカと出会う…。

私のにわかトルコブームの先駆けとなった作品。まださほど多くは観ていないが、本作は観た中でのトルコ映画ベスト。日本語での情報(監督、出演者も)は皆無に近く、知っている俳優は1人も出てこない。
作風としては同じくトルコ人のヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督に近いが、世界的知名度の大差は世界3大映画祭での受賞の有無だろうか。

sonbahar2.jpg10年ぶりのユスフの懐かしい顔を一瞬誰なのか思い出せない者もおり、必ずといっていいほど名を聞かれる。よそ者がいない片田舎にユスフが刑務所に入っていたという事実を知らない者はいない。表向きは歓迎していても、皆腫れ物にでも触るかのよう。10年の空白、刑務所帰りという事実は無意識にも人間関係の壁を作ってしまっている。そんな時出会った売春婦のエカ。故郷に幼い娘を残しており、やはり孤独を感じていた。しかし、孤独という共通点で一度は引き合わされた2人が一緒になることを運命は許してくれなかった。

社会の片隅でもがき苦しむ人間の孤独と絶望を描いた傑作。人と人との距離について考えさせられるあたりはヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の「冬の旅」を彷彿とさせる。感情は抑制され、はっきりいって何も起こらないに等しいが、ここで描かれる人生のすれ違いや運命のいたずらは誰にでも起こり得る話であり、現実味がある。人間ドラマとして心を打つまでには及ばなかったのは残念だが、生きることや幸福を得ることの難しさを教えられた気がする。

ユスフの家の窓を開けると目の前には雲が広がっている。ユスフの実家は山の中腹だが、なんと雲の上。トルコ映画の映像の綺麗さにはいつも驚かされるが、本作は別格。台詞は少なく、感情表現も乏しく、見所の一つでもある映像美にも酔いしれそうになる。

<鑑賞> 英語字幕 2011/11/29
[サイト内タグ検索] 日本未公開

(未) Bliss <2007/トルコ=ギリシャ> ★★★★

bliss.jpg
Mutluluk
2007/105min/トルコ=ギリシャ
ドラマ
監督/脚本:Abdullah Oguz
原作: Zülfü Livaneli
出演:Özgü Namal、Talat Bulut、Murat Han
IMDb評価:7.7/10


民族度 ★★★★
宗教度 ★★
社会度 ★★
映像美 ★★★★★



羊飼いの男が川辺に横たわっている娘メリェムを発見した。着衣の乱れから何をされたのかは一目瞭然。すぐに村中に噂は広まってしまった。しかし、当の本人は誰に何をされたのか口を開こうとしない。この村には、先祖の名誉を汚す者は殺さなければならない風習が残っていた。母親は娘メリェムを納屋に軟禁し、ロープを渡し自殺を促すが、メリェムは実行に移せない。そんな時、知り合いの息子ジャマールが除隊し、実家に戻ってきていた。数日後にイスタンブールに向かうというその息子に娘も一緒に連れて行ってもらうよう頼み、銃を手渡した。それは名誉殺人の依頼でもあったが…。

bliss2.jpg監督はテレビを中心に活躍していた方で、国際的知名度は低い。出演者もチョイ役には知っている顔ぶれがちらほらいたが、メインとなる3人は始めて観る顔ぶれ。しかしながら、国内の賞を総なめにしただけあって、今まで観たトルコ映画の中でも上位に入る傑作だった。トルコ映画の映像の美しさには毎度驚かされるが、本作は群を抜いて息をのむ美しさ。ほとんどのシーンが海や湖、山をバックにしており、文明的なものも登場しない。美しすぎる自然美以上にストーリーもインパクト大。

イスタンブールへ向かうメリャムを見送る近所の人たちやイスタンブールに住む親せきの表情が印象的。何のためにイスタンブールに送られたのかは皆瞬時に悟り、これからメリャムの身に降りかかることを暗じ、一同顔が強張るのであった。憐みの視線を向けるが、題材となっている“レイプ”“名誉殺人”といった語彙は台詞の中で一度も登場せず、敢えて話題にしないで伏せている演出がなされている。核心に触れる台詞がなくとも、重い空気感からは複雑な心情が読み取れる。当の本人の恐怖心も計り知れない。ジャマールはいつ撃ち殺すのか、メリャムはいつ殺されるのか、先が読めない展開は いい緊張感を生み出している。さらに、口封じのためにレイプ加害者もメリャムの命を狙っており、ストーリーはどんどん複雑化し、かなりの見応えがある。

bliss1.jpg名誉殺人という固有の風習を背景に、不本意でありながら殺すタイミングを見計らうジャマールと、いつか殺される恐怖に怯えながら一緒に旅を続けるメリャムの2人の葛藤を描いた作品。“名誉殺人”を題材にしたトルコ映画(ドイツ映画)は少なくないが、実行した男性家族の葛藤を描きつつも結局は実行し、実行者を讃える内容のほうが圧倒的に多いように見受けられる。本作においては男性意識の変化というか世代の違いというか、時代の変革をも感じさせるような展開。名誉殺人を真っ向から批判した作品でもある。
一体、人間にとって重要なのは家族の名誉なのか、個人の尊厳なのか、被害者家族はどうすべきか。
たった1件のレイプ事件を通して、イスラム社会において見失いがちな人間の尊厳について考えさせる内容となっている。

<鑑賞> 英語字幕 2011/12/1

[サイト内タグ検索] 日本未公開

(未) A Man's Fear of God (原題:Takva) <2006/トルコ> ★★★★

takva.jpg
Takva/A Man's Fear of God
2006/96min/トルコ
製作:ファティ・アキン
監督:Özer Kiziltan(映画監督デビュー作)
脚本:Onder Cakar
出演:Erkan Can、Meray Ülgen、グヴェン・キラック、Öznur Kula、Erman Saban、Settar Tanriögen
IMDb評価:7.4/10


宗教度 ★★★★★
哲学度 ★★
民族度 ★★★
普遍度 なし


内向的な独身中年男性ハレムはアパートで独り暮らしをしている。いとこの誘いである集会に参加したところ、信仰心のあつさや世俗的なことへの無関心さが認められ、教団の長シャイフの元で働くことになり、家賃集金の仕事を任されることとなった。ところがハレムは、いつしか見知らぬ若い女性との性行為を夢に見るようになる。なぜこんな夢を見るのか、女性は誰なのか自分でもわからない。お祈りが足りないのではないかと考え、より一層お祈りに精を出すが報われない。そして、ハレムのお金に対する姿勢が変化し始め、夢の内容もエスカレートしていく…。

takva2.jpg監督はテレビで活躍されている方で、映画監督は本作がデビュー作となる。「愛より強く」のファティ・アキンが製作に携わっている。出演者は、トルコ映画を多く観ている人には豪華と思える顔ぶればかりだったが、自身出演作が日本で公開しているのはグヴェン・キラックの「愛より強く」のみという有り様。いかにトルコ映画がマイナーかが窺い知れる。

朝起きたらまず神に祈りを捧げ、質素で規則正しい生活をする日常生活が映し出される。主人公ハレムは世俗的なことには全く関心を持たず、みなのお手本となるような敬虔な生活を送っている。しかし、そんなハレムも欲に目が眩み、ジレンマに悩み苦しみとことん追い込まれていく様を描いた作品である。いくら信仰心が強くても生きている限り人間なら欲はあるだろうに、イスラムの人たちは欲をどう制御しているのかというのが、私の長年の疑問だったが、本作はまさに私が知りたかった疑問そのものだった。

タイトル“Takva”とはアラーの神への畏れや、畏れによって罪から逃れることなどを意味するという。
宗教を題材にした作品でも主人公が家でお祈りするシーンはあっても、礼拝でのお祈りシーンをまず見ることはあまりない。礼拝でのお祈りのシーンは本作の見所の一つでもある。何をしているのか全くわからなくても延々と流れる集団での礼拝のシーンは圧巻。咳一つせず真剣に見入ってしまった。

takva1.jpg以前、他の記事で夢占いのことを書いたことがあるが、夢は自身が気付かない“願望”を反映していることがあるという。ダイエットをしている人は日ごろ我慢しているケーキが夢に出てきたり。ハレムが見る夢は初めは若い女性とのセックスだけだったが、いつしかドル札が登場し、ドル札のシャワーを浴びながらセックスをするという自身の日頃の敬虔な生活からは想像もつかない内容。生涯独身であるハレムはおそらく今まで女性経験はない。生活も質素。ごく普通の生活ができれば満足といった風貌を見せつつ、心では密かに“願望”を抱えていたということだろうか。

たとえ夢だとしても、ドル札のシャワーを浴びながら若い女性とのセックスはあまりにも衝撃。一体夢は何なのか。自分はどうなってしまったか。この先どうすればいいのか。罪から逃れることはできるのか。本人にも真相はよくわかっていない。敬虔だったからこそ悩まされ、自身では解決できない問題に直面することになる。教団からの信頼も厚く、事業も任されるようになるが、その後、金に目が眩み売上の一部を着服までしてしまうのである。その一度の着服(2万ドル)を隠すため、更に罪を重ねるか…それとも計算ミスをしていたと謝ってしまうか…

本国では性的な夢が波紋を呼んだそうだが、問題なく国内でも上映され、大ヒットしたというから驚き。よく検閲に通ったものだと関心したのだが、宗教に悩んでも解決してくれるのも宗教というメッセージが込められているのが起因しているのだろう。
欲望の波に飲み込まれても決して流されることなく岸に戻ってこようとする姿は人間が試練を乗り越える姿でもある。欲を満たすことばかりが幸せだとは限らない。信仰問わず、資本主義者たちにもどこか通じる問題定義が感じられる。

<鑑賞> 英語字幕 2011/12/7


(未) Innocence <1997/トルコ> ★★★

masumi.jpg
Masumiyet
1997/110min/トルコ
ドラマ
監督:ゼキ・デミルクブズ(Zeki Demirkubuz)(長編監督2作目)
出演:グヴェン・キラック(Güven Kiraç)、Haluk Bilginer、Derya Alabora
IMDb評価:8.3/10



哲学度 ★★★
社会度 ★
民族度 ★★★
余韻度 ★★
     
 

ユスフは姉の不倫相手を殺した罪で10年を刑務所で過ごし、刑期を終えようとしていたが、服役中、巨大地震に見舞われ、家族も家も失ってしまっていた。刑期を終えても行き場のないユスフは、刑期を伸ばしてくれと頼むが却下されてしまう。仕方なく、姉の住む町へと向かう。しかし、ユスフのことを許していない姉は顔すら合わせようとしない。いたたまれなくなったユスフは安い宿を住処とすることにした…。

masumi1.jpg監督は、「群れ」等で知られるゼキ・オクテン監督の助監督を経て、本作が長編2作目となる。。4作目「Fate」と5作目「The Confession」の2作品が2002年のカンヌ国際映画祭ある視点部門に同時出品されたこともあり、カンヌでも異例の扱いを受けている。ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督と共に、現代のイランを代表する映画監督であるが、日本では映画祭のみの上映に留まっているようだ。日本での劇場公開作品はなく、ソフト化されている作品も、CS等で放送されたこともない模様。

人間の絶望と孤独を描いた傑作。噂通りの作品だった。主人公は殺人罪を犯してはいるが、姉思いが強いゆえの出来事であった。心優しく内向的なキャラクターであり、困っている人には手を差し伸べずにはいられない。宿で一人淋しくテレビを見ていた少女にも優しく接する。その少女が風邪を引き看病をしたことで仲良くなった父親は、妻が娼婦ということで嫉妬心を燃やしており、ユセフは良き話し相手になってあげる。更に少女は聾唖障害を持ち、喉を切り声を失った姉と重ね合わせ、やはり放ってはおけない。

ユセフの周りは社会のどん底を這いずり回るように生きる人たちばかりで、警察沙汰になる者、希望を失い自殺する者、夜逃げする者といった人たちばかり。純粋なゆえに貧乏くじをを引いてしまうユセフは、いつも誰かの尻拭いをさせられる運命にある。常に絶望の淵に立たされているユセフだが、それでも前へ進もうとするユセフに感銘を受ける。

<鑑賞> 英語字幕 2011/10/19
[サイト内タグ検索] 日本未公開 グヴェン・キラック

冬の旅 (原題:Uzak) <2002/トルコ> ★★★★

uzak.jpg
Distance
2002/110min/トルコ
ドラマ
監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン(Nuri Bilge Ceylan)
出演:ムザフェア・オズデミル、モハメット・エミン・トプラク
受賞:2002年 カンヌ映画祭 審査員賞、最優秀男優賞
IMDb評価:7.5/10

映像美 ★
余韻度 ★★★★
邦題のセンス なし

最新作「Once Upon a Time in Anatolia」はカンヌで見事グランプリ受賞。本作でもカンヌで審査員賞と最優秀主演男優賞を受賞している。
自伝的3部作の「カサバ~町」「五月の雲」に続く最終章となる。未だ日本での劇場公開作はない。本作はシネフィル・イマジカで放送されている。

uzak2.jpg中年男性のマフムトは広告写真家としてイスタンブールのアパートで1人暮らしをしている。そこへ、親戚のユスフが地方からやって来る。働いていた工場が閉鎖し、失業してしまったユセフは、マフムトの所に居候しながら職を探すという。そして、男2人の共同生活がスタートした…。

裸一巻でイスタンブールに住みつき生活を始めたマフムトはかつてカメラマンを志していた。厳しい現実を前に夢を諦め、広告用の写真を撮って生計を立てているが、やりたい仕事ではなく情熱を失ってしまっている。一方まだ20代のユセフは未だ依存心が抜けず、現実の厳しさもまだ知らず、浮ついた理想の中で生きている。全く生き方の異なる2人を対照的に見せながら、孤独という共通点が浮き彫りになっていく。ムフムトは強がって生きているように見えるが、離婚歴があり、元妻は新しい亭主と共にカナダへ移住すると聞き、絶望は頂点に達するであった。

uzak1.jpg生き方の違うユセフは次第にムフムトの苛立ちの対象となり、緊張感が増していく。ついに怒りを爆発させるが、その原因となるのはトイレの流し忘れだったり、部屋で煙草を吸ったことだったり、ほんの些細なこと。男2人の生活は地味で、人間関係も希薄。はっきり言って、何も起こらないに等しい。台詞も極端に少なく、表情や空気感から読み取る必要がある。抑制された演出や色使いにも男の孤独がよく表れている。

ムフムト役のムザフェル・オズデミルは建築家、ユスフ役のエミン・トプラクはセラミック工場の労働者であり、役者を本業ではないが、ヌリ監督作品には必ず出演していた2人。寡黙ながらも良い演技を見せてくれている。残念なことにユスフ役のモハメット・エミン・トプラクはトルコでの授賞式出席後に交通事故で亡くなっている(享年28歳)。カンヌでの受賞は死後であった。本作が遺作になってしまったことを残念に思う。

結末に触れています。
黙って去っていったユサフが置いて行った煙草を海岸で吸うマフムト。その表情は、追い出してしまったことを後悔し孤独を噛み締めているのか、1人の生活に戻れることを喜んでいるのか、元妻を思っているのかはわからない。
原題の意は「距離」。人間の距離感の難しさがじわりじわりと心に沁みるラストに自然と涙した。

<鑑賞> 英語字幕 2011/7/30
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マイ・オンリー・サンシャイン <2008/トルコ=ギリシャ=ブルガリア> ★★★★

sunshine.jpg
Hayat Var/My Only Sunsine
2008/121min/トルコ=ギリシャ=ブルガリア
ドラマ
監督/脚本:レハ・エルデム「コスモス
出演:エリット・イシジャン、エルダル・ベシッキチオウル
IMDb評価:7.2/10


映像美 ★★★☆
怪奇度 ★
社会度 ★
個性度 ★★★
邦題センス ★★★





危険でうす暗いが息を呑むほど美しいボスポラス海峡近くの川沿いに、14歳のハヤットの父と祖父は、掘っ立て小屋を建てて暮らしている。父は小さな船を持っており、雑多な、そして非合法でもある仕事をして、家族の生命を支えている。優雅な水の流れとは隔絶したハヤットの生活は、つらく厳しいものだ。しかし、彼女には生きようとする本能がある。世界の様々な不公正にもかかわらず、勇気と忍耐そして希望を持った彼女の気質が、生きていけることを指し示す。@24th 東京国際映画祭

sunshine4.jpg舞台はイスタンブール、巨大な貨物船が行き交うボスフォラス海峡。観光地として垣間見れるボスフォラス海峡とは全く異なる側面を映し出している。霧、壁に映る揺れる水面、船。水に纏わる映像や揺れる水面使いがたまらなくいい。台詞は少なく、状況も明確に提示されるわけではないのでかなり抽象的だが、その分映像に釘付けになる。

ハヤットの父親は小さなボートで大型船に近づき売春婦を送り込むような仕事をしている。海峡の近くの掘立小屋に暮らしており、ハヤットは父親の商売道具の小さなボートで学校へ通う。大型船はそんな小舟に気付くことなく往来を続け、ハヤットのちっぽけな存在や孤独を象徴するかのよう。

sunshine3.jpg父親は客と売春婦にまで自宅を提供し、その時ハヤットは離婚した母親の家へ連れて行かれる。しかし、母は既に新しい家庭を築いており、あまり歓迎されていない。家では肺の病気を抱えている寝たきり祖父の看病、学校でのイジメ。ハヤットには心の安らぐ所がない。大海原に浮かぶ大型船の往来による大波で時には転覆しそうになるボードも居場所のないハヤットそのもの。そんな不安定なハヤットの心を反映しているかのように映し出す揺れる水面がたまらなくいい。

押すと音楽の流れるぬいぐるみ。流れる音楽は「マイ・オンリー・サンシャイン」。英題、邦題にもなっている。♪ユアー・マイ・サンシャイン、マイ・オンリー・サンシャイン、ユー・メイク・ミー・ハッピー…♪という歌詞とは正反対の日々を送りながら、繰り返し聞き続けているのがあまりにも切ない。
ぬいぐるみの音楽を遮るかのように聞こえる子供たちのザワメキ、生き物の鳴き声、飛行機、銃声とパトカーの音。本来なら、もし幸せならこれほどまで気になることないであろう騒音が際立ち、思春期の情緒不安定さをうまく表現している。

世の中の全てが気に入らないかのようにく不貞腐れた態度で、七面鳥へ八つ当たりしたかと思えば、香水や口紅に関心を示す年頃の女の子ハヤット。少女を主人公にしてるだけあって、色彩が豊かで温かみが感じられる。服装が可愛らしく変化していくのも見逃せない。新作「コスモス」ほどの怪奇現象は見られなかったが、ブラックユーモアがあり、オリジナリティーに溢れている。孤独を表現していたボスフォラス海峡だが、希望を見出す場所として提示しているラストも好印象。
広告ポスターに良さが引き出されていないのが残念で仕方ない。

<鑑賞> 英語字幕 2011/4/25

[サイト内タグ検索] レハ・エルデム監督

蜂蜜 (原題:Bal) <2010/トルコ=ドイツ> ★★★★

bal.jpg
蜂蜜/Bal
2010/103min/トルコ=ドイツ
ドラマ
監督:セミ・カプランオール(Semih Kaplanoğlu)
出演:ボラ・アルタシュ、エルダル・ベシクチオール、トゥリン・オゼン
受賞:第60回ベルリン国際映画祭金熊賞  エキュメニカル審査委員賞
   2011年アカデミー賞外国語映画賞トルコ代表
   第29回イスタンブール国際映画祭 最優秀撮影監督賞・審査員特別賞・観客賞
IMDb評価:7.4/10

社会度 ★★★
映像美 ★★★
催涙度 ★★
感動度 ★★

2011年6月、銀座テアトルシネマ他全国順次公開
2011年アカデミー賞外国語映画賞エントリー65作品についてはこちら

***第60回 ベルリン国際映画祭受賞作*** 
金熊賞: 「蜂蜜(本作)」 - セミフ・カプランオール監督
銀熊賞:
審査員グランプリ: 「Eu când vreau să fluier, fluier」 - フローリン・サーバン監督
監督賞: ロマン・ポランスキー - 「ゴースト・ライター」
女優賞: 寺島しのぶ - 「キャタピラー」
男優賞: グリゴリ・ドブルイギン、セルゲイ・プスケパリス - 「Как я провёл этим летом
脚本賞: ワン・チュアンアン、ナ・ジン - 「再会の食卓」
芸術貢献賞: パベル・コストマロフ - 「Как я провёл этим летом
アルフレード・バウアー賞: 「Eu când vreau să fluier, fluier」 - フローリン・サーバン監督
生涯貢献賞:ヴォルフガング・コールハーゼ、ハンナ・シグラ
***********************

6歳のユスフは、手つかずの森林に囲まれた山岳で両親と共に暮らしている。
幼いユスフにとって、森は神秘に満ちたおとぎの国で、養蜂家の父と森で過ごす時間が大好きだった。
ある朝、ユスフは夢をみる。
大好きな父にだけこっそりと夢をささやき、夢を分かち合う。
ある日、森の蜂たちが忽然と姿を消し、父は蜂を探しに森深くに入っていく。
その日を境ににユスフの口から言葉が失われてしまう―
数日経っても父は帰ってこない。
日を追うごとに哀しみを深めていく母を大嫌いなミルクを飲んで励まそうとするユスフ。
そしてユスフは、1人幻想的な森の奥へ入っていく―@アルシネテラン

bal2.jpgトルコ作品がベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したのは1964年以来46年ぶりの快挙。アカデミー賞外国語映画賞トルコ代表にも選ばれている。

本作が主人子Yusufの成長期を描いた3部作「YUMURTA(卵)」「SUT(ミルク)」「BAL」の最終作であることを観た後に知った。遡って描いているそうで、1作目は35歳から38歳を、2作目は高校卒業後を、最終作である本作が幼少時代の話となっている。1部と2部を観ていなくても単独でも十分楽しめる。

bal3.jpg新緑あふれるアナトリア地方の風景に溶け込むゆったり過ぎる時の流れが叙情的な作品。ストーリーは至って単純で字幕なしでも十分理解できてしまいそうなほどシンプル。音楽もなく、終盤まで劇的な展開もなく、人によっては睡魔と闘うことになりそうだが、極端に少ない台詞でも主人公の少年ユスフの表情や行動から人間的成長が心にじんわりと沁み渡ってくる。
bal1.jpg
養蜂家の父の仕事を手伝う姿。父の失踪に心を痛めている母を励ますために嫌いな牛乳を頑張って飲む姿。学校で教科書がスラスラ読める子に嫉妬心を抱く姿。先生に怒られないように宿題をやってきた子とノートを交換する姿。
ユスフの行動が子供らしくて微笑ましい。

数か月前にテレビで、ミツバチ不足による果物の収穫減少を取り上げていたことを思い出した。森林伐採や地球温暖化によるミツバチ不足は世界でも問題になっている。養蜂家のみならず、農家も打撃を受け、食卓にまで被害は及ぶ。ゆくゆくは人類滅亡となってしまう。これは人間が自然を破壊し続けている結果でもある。本作での父親は消えたミツバチを探しに山奥へ入ったのであった。甘くておいしい蜂蜜はユスフにとっては苦い味へとなってしまっただろう。

なぜミツバチは忽然と姿を消したのか?「国際生物多様性年COP10」と定められた2010年公開だった本作。人類危機への警鐘をも鳴らしている。

<鑑賞> 英語字幕 2011/3/24
[タグ未指定]

コスモス <2010/トルコ=ブルガリア> ★★★★

kosmos.jpg
コスモス/Kosmos
2010/122min/トルコ=ブルガリア
ドラマ、ファンタジー
監督/脚本/音響/編集:レハ・エルデム(Reha Erdem)
出演:セルメット・イェシル、テュルキュ・トゥラン、ハーカン・アルトゥンタシュ
映画祭:ベルリン国際映画祭2010 パノラマ部門
     東京国際映画祭2010
IMDb評価:7.4/10

怪奇度 ★★★
映像美 ★★★
残忍度 なし
宗教度 高いと思われる


コスモスは奇跡を起こす泥棒だ。彼はじめじめしたと荒野から、時間を超越してこの町にやってきた。彼はそこで溺れている幼い少年を助け、奇跡を起こす男として知られるようになる。彼はどうやら、食べたり眠ったりしないようだ。彼の際立つ技術のひとつは、非常に高い木々によじ登る能力だ。コスモスがやってきてから、町の店は泥棒が増え始め、窃盗と奇跡が立て続けに起こる。しまいに彼は、時間を超越したこの町から逃亡せざるを得なくなる。@東京国際映画祭

kosmos1.jpg

冬の冷たい川に入ることも躊躇わず溺れている少年を助けたり、老人の喘息を治したり、自身の火傷の傷も一瞬にして治り、周囲の人々を驚かせるコスモス。人々は彼を神と讃え、喫茶店ではお茶が提供されるだけで特別な報酬はもらっていない。噂が噂を呼び、病をかかえる者が彼の元へ押し寄せてくるようになる。見返りを求めない無償の愛は人間の理想ではあるが、そう簡単に真似できることではない。



kosmos2.jpg銃声、窓を割る音、人々の叫び声といった政情不安な雑音が響き渡っているかと思うと、全く正反対のオオカミの遠吠え、川のせせらぎ、吹きつける北風、など自然の音も際立っている。ここまで聴覚で刺激を受ける作品はエルデム監督作品以外にお目にかかったことがない。物悲しくピンと張り詰めた空気を強調させるかのような音楽も絶妙。
町が荒れているのか長閑なのかの判断もつかず、しかしながらゆったりと流れる時間の中で時折コスモスの行動にぎょっとさせられる。非現実的な雰囲気の中の怪奇現象は時にはブラックユーモアがある。

エッセンシャル・キリング」のように自然と調和し、「グリーンマイル」のような超能力で人々を助け、タル・ベーラやタルコフスキーに通ずる魅力的な映像になっている。
人々から神と讃えれていることから、宗教的(イスラム教やキリスト教)な解釈ができると理解度も深まると思われる。

<鑑賞> 英語字幕 2011/3/18


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