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西欧 (原題:Occident) <2002/ルーマニア> ★★★☆

occident.jpg
Occident
コメディ、ドラマ
2002/105min/ルーマニア
監督/脚本:クリスティアン・ムンジウ
出演:Alexandru Papadopol、Anca-Ioana Androne、Samuel Tastet、Gabriel Spahiu
IMDb評価:7.5/10


ブラック度 ★★
普遍度 ★★★
哲学度 ★
社会度 ★★




occident2.jpg4か月、3週間と2日」のクリスティアン・ムンジウ監督のデビュー作。
「4か月~」ような閉塞感はなく、同じ監督とは到底思えないほど拍子抜けコメディ。悲劇をユーモラスにテンポよく描いている。

3話構成だが、とてもユニークに入り組んだ混成。第1話はルチとソリナ、カップルの話で、第2話はルチの仕事仲間のミカエルと母親の話、第3話はミカエラの父親の話。完全に独立した話ではなく、登場人物もかぶり、同じ場面が違った視点が描かれ、3話で一つの大きなストーリーが完結する仕掛けになっている。1話で腑に落ちなかった点が2話や3話で違う視点で明かされるというスタイルである。

第1話「ルチとソリナ」
買い物からの帰り道、2人は滞納している家賃について話していた。仕事を変えようかと思っていたが、部屋の家財道具が全て外に出されていることに気付いた。強制退去である。ソリナは父のお墓参りに行けば何か助言をもらえるのではと考え、2人はお墓参りに行く。すると、ルチは指輪を見つけ良いことの前兆だと喜ぶが、その矢先、空から呼んできたワインボトルが当たり、病院送りになる…。(指輪とワインボトルについては第3話で詳しく描かれる)

第2話「ミカエラと母親」
ミカエラの結婚式の当日、父親はワインが3本なくなっていることに気付いた。そして、主役である新郎が消えてしまった。結婚式は中止し、結婚も破談になってしまう。ミカエラはウエディングドレスのまま逃げ出し、あるベンチに座っていると、気絶している男性が運ばれた。(第1話のルチである。)その後、偶然にルチと仕事を共にすることになる。宣伝用の携帯電話とビールの着ぐるみを来てチラシを配るという仕事である。一方、母親は結婚相談所に登録に行く…。

第3話「ジクフリドと大佐」
ミカエラの父(大佐)は、職場で娘の結婚を報告する。そして、結婚式当日、指輪を無くし嘆き悲しむ花婿を見つける。ヤケクソになった花婿はワインを飲み干し、ボトルを投げるのであった…。(第1話のルチに当たる)

occident1.jpgその他、ソリナの駆け落ち話、ミカエラの見合い話、ルチの従兄(ジクフリド)の亡命話、オランダに連れて行かれる養子縁組の話など、サブストーリも充実しており、全て3話で完結となっている。

画質の悪さのせいか、70年代の作品のように見えてしまうが、ひょっとしたらその時代を背景としており意図的なのかもしれない。ルーマニアというとあまり明るい話題が思い浮かばず、こういったコメディーに違和感を感じてしまうが、どんな時代でも明るく生きている人はいるということだろうか。普通の人々の日常を描くことで普遍性を持たせているが、背景にも混沌とした社会情勢が見え隠れし、ただのおバカ映画で終わっている訳ではない。

<鑑賞> 2011/11/1
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(未) Stuff and Dough <2001/ルーマニア> ★★

stuff.jpg
Marfa si banii/Stuff and Dough
2001/90min/ルーマニア
ドラマ
監督/脚本:クリスティ・プイウ(Cristi Puiu)(監督デビュー作)
脚本:ラズヴァン・ラドゥレスク(Razvan Radulescu)
出演:Alexandru Papadopol、ドラゴス・ブクル、Ioana Flora
IMDb評価:7.0/10









stuff1.jpgOvidiuの両親は田舎町で小さな食料品店を経営している。商品の調達はOvidiuがブダペストまで買いに行っている。ある日ある人から、調達のついでに運び屋の仕事をやらないかと持ちかけられ、引き受けることにした…。

監督は「ラザレスク氏の死」のクリスティ・プイウ監督。本作がデビュー作となる。
主演のAlexandru Papadopolにとってもデビュー作となる。日本での公開作はなく、海外進出もしておらず、世界的にもおそらく無名に近いと思うが、「4か月、3週間と2日」のクリスティアン・ムンジウ監督作の2作品に出演している。そして、特に注目しているわけではないのだが、最近観ているルーマニア映画のほとんどに出演しているドラゴス・ブクル。本作は3本目の出演で、まだ無名に近いようだが、今となってはルーマニア映画に限らず、「コッポラの胡蝶の夢(2007)」や先日アップしたアメリカ映画「The Way Back」にも出ている。2人とも、本作の演技が認められ、人気を獲得としたといっても過言ではないようだ。

中盤の1時間はバンを運転しながらブダペストへ向かう道中で、うだつの上がらない日常の会話でもたつきを感じる。15分程度の短編で十分だったように思うが、最新作以外の3作品を全て観た感想としては、シニカルな台詞回しが特徴であり、見所となっているようだ。私の苦手な、しかしながら俳優たちがこぞってノーギャラでも出演したがる韓国のホン・サンス監督を彷彿とさせる。

貧困ゆえに知らぬ間に犯罪に加担してしまっている日常の恐ろしさを描きたかっただとは思うが、ちょっと肌に合わず、いまいちポイントが掴めない。見逃している恐れあり。

<鑑賞>英語字幕 2011/10/31

【短編】カタリン・ミツレスク(Catalin Mitulescu)監督作品 短編 3本 ★★★

ルーマニア人若手監督カタリン・ミツレスク(Catalin Mitulescu)は、「Trafic」で2004年に短編部門のパルムドールを受賞。脚本を担当した「If I want to whistle, I whistle」は第83回(2011)米国アカデミー賞外国語映画賞ルーマニア代表作品に選出され、長編2作目「Loverboy」は第64回(2011)カンヌ映画祭、ある視点部門に出品している。
日本では長編デビュー作「世界の終わりの過ごし方 (2006)」がNHKBS第2で放送されたのみ。

第83回(2011)米国アカデミー賞外国語映画賞各国代表作品についてはこちら
第64回(2011)カンヌ映画祭、ある視点部門についてはこちら

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Bucuresti-Wien, 8-15
2000/ルーマニア
監督/脚本:カタリン・ミツレスク
脚本:Keraj Sokol
出演:Andi Vasluianu、Cosmin Selesi、Maria Dinulescu
IMDb評価:7.0/10
ある仕事のために男2人は妻の元を離れた。1人はすぐ戻ると伝え、1人は2年経ったら戻ると伝えた。
パスポートを持っているので、海外に行くことが予測される。
しかし、仲間割れの後、1人は行かないと言い出した。もう1人は1人で行くことにしたが、パスポートが逆になっており、仕方なく家へ戻る。3本の中で唯一はっきりしたオチがあり、白黒で、荒い感じの映像がまたいい。
出演しているAndi Vasluianuは英テレビドラマ「セックス・トラフィック(2004)」で少女たちの監視やお金を搾取するアルバニア人を演じていた。「17minutes late」にも出演。

17minutes late
2002/10min/ルーマニア
短編
監督/脚本:カタリン・ミツレスク
脚本:Andreea Valean
出演:Andi Vasluianu、Maria Dinulescu、Dan Bordeianu
IMDb評価:7.5/10
全て順調に事を終え、車でどこかへ向かうが、急いでいるあまり何かを轢いてしまった。車を降りて確認すると、幸い馬だった。事故で携帯電話が壊れてしまい、電話を借りようとレストランを営む彼女の家へ向かうが、歓迎されていない。弟と結婚したことを知らせれ、一連の出来事の疲れが出たのか、しばしソファーで横になることにする。そして、客を装ってきた殺し屋に射殺されてしまう。それは出発してから17分後だった。

Trafic
2004/15min/ルーマニア
監督/脚本: カタリン・ミツレスク
脚本:Andreea Valean
出演:Bogdan Dumitrache、Maria Dinulescu、Ana Bart
受賞:2004カンヌ映画祭短編部門パルムドール
IMDb評価:7.0/10
運転中の携帯電話で誰かと話をしている男性。会話の節々から、家族構成、妻と娘との関係、職業が読み取れる。
淋しさを紛らわすかのように必死で仕事をこなしているが、やはり娘のことが気がかりである。運転中からも垣間見れる男性の淋しさが切ない。
主演のBogdan Dumitracheはラドゥー・ムンテアンの助監督もされ、「不倫期限」のキャスティング・ディレクターも務めている。

<鑑賞> 英語字幕 2011/10/23

【短編】 Cigarettes and Coffee <2004/ルーマニア> ★★

Un cartus de kent si un pachet de cafea/Cigarettes and Coffee
2004/10min/ルーマニア
短編
監督/脚本:クリスティ・プイウ
出演:ミミ・ブラネスク、Mihai Bratila、Victor Rebengiuc
受賞:2004ベルリン国際映画祭短編部門 金熊賞
IMDb評価:7.8/10

監督は「ラザレスク氏の死」のクリスティ・プイウ。出演は「不倫期限」で不倫をしていたミミ・ブラネスク

父と息子の喫茶店での会話。
煙草とコーヒーを楽しむ息子に対し、その良さがわからない父親。
要件だけで済ませたい息子に対し、世間話をしたい父親。
メニューをろくに見ずに注文する息子に対し、なかなか決められない父親。
正反対の2人の会話は少々くどいと感じるが、やはり台詞回しが特徴である。

<鑑賞> 英語字幕 2011/10/23

ラザレスク氏の死 <2005/ルーマニア> ★★★★

death.jpgMoartea domnului Lazarescu/The Death of Mr. Lazarescu
2005/153min/ルーマニア
ドラマ、コメディー
監督/脚本:クリスティ・プイウ(Cristi Puiu)(長編監督2作目)
脚本:ラズヴァン・ラドゥレスク(Razvan Radulescu)
出演:イオアン・フィスクテーヌ、ルミニタ・ギョルジュー、ドルー・アナ、ダナ・ドガル、ドラゴス・ブクルミミ・ブラネスク、Bogdan Dumitrache、Gabriel Spahiu
IMDb評価:7.8/10
2005年 カンヌ国際映画祭 ある視点出品
2005年 アカデミー賞外国語映画賞 ルーマニア代表作品

社会度 ★★★★
ブラック度 ★★
余韻度 ★★★

日本ではシネフィルで放送されたのみ。

1980年代、チャウシェスク独裁政権下のルーマニアの首都、ブカレスト。62歳のラザレスク氏は集合住宅で3匹の猫と一人暮らしをしている。ある土曜の朝頭痛で目が覚めた。鎮痛剤を服用したが、効き目がない。さらに吐き気までもよおすようになってしまった。救急車を呼んだが、なかなか来ない。もう一度電話してみるが、来る気配がない。隣人に助けを求め、部屋に来てもらうと、血液混じりの嘔吐をしてしまう。酒の飲み過ぎだと思っていた隣人もようやく事態の深刻さに気付き、救急車を手配してくれた。頭痛と嘔吐が原因で救急車を呼んだが、救急隊員はお腹にしこりを見つけ、大腸がんの疑いをかけ、最初の病院へ搬送する…。

death1.jpg監督はルーマニアで今もっとも期待されている若手監督の1人。デビュー作「Stuff and Dough (Marfa si banii)」、本作、次作「Aurora(2010)」の長編3本全てがカンヌ映画祭に出品され、短編「Cigarettes and Coffee (Un cartus de kent si un pachet de cafea)」はベルリン国際映画祭短編部門で金熊賞を受賞している。
「Six Stories from the Bucharest Suburbs(ブカレスト郊外での6つの物語)」を構想中とのことで、本作はその1作目になる。2作目「Aurora」では自身が主演を務めている。監督と共に脚本を書き上げたのはラズヴァン・ラドゥレスク。国際的に評価の高い近年のルーマニア映画にはこの方が携わっていることが多く、個人的に注目したい方。先日アップした「不倫期限」にも名を連ねている。

タイトルに“死”が使われており、重くなりがちなテーマだが、不思議と悲壮感はない。深刻というよりどこか温かみを感じる。実際にラザレスク氏が死ぬわけではなく、明らかに弱り果て、この状態が続けばいずれ死を迎えてしまうという警告である。コメディーといっても笑い転げるというより、特に医師同士の台詞回しが面白く、シニカルなブラックに仕上げている。医師が練り上げたのかと思うほど医療専門用語が巧みに使われているが、病名や症状がストーリを理解する上でさほど重要なわけではない。

death2.jpg2時間半という長さ、弱っていくラザレスク氏、疲労困憊の医師たちの姿を延々と見せられることになる。病院を何軒もたらい回しにされ、医療現場の現状と問題点が浮き上がってくる。常に患者と医師の板挟みになっている救急隊員の目線で、患者側と医師側を客観的に描いているのが興味深い。

ラザレスク氏にとってはタイミング悪く交通事故が重なり、医師は緊急性を要する患者たちを優先したが、それは単なる言い訳に過ぎない。ラザレスク氏は低所得者の老人であり、病院はできれば処置したくない状況が覗える。共産政権下という時代背景だが、今の日本の医療現場も同じ状況である。老人の孤独な1人暮らしという点も日本と共通している。
一方、救急隊員と医師との身分格差も垣間見れる。ろくに患者の身体に触れないため、シコリに気がつく医師はいない。救急隊員が口を出せば、「救急隊員ごときが口挟むな」とお叱りを受けることとなる。しかしながら、救急隊員のほうがよっぽど人間的な対応であり、救急隊員なしでは見過ごされ、まともな治療も受けられなかったかもしれないという恐ろしい現状も見え隠れする。しかしながら医師も人間であり、24時間体制で働き詰めというわけにはいかない。医師不足も日本と同じ状況であり、浮かび上がってくる医療現場での多くの問題点は日本も対岸の火事ではない。

なお、ラザレスク氏を演じたイオアン・フィスクテーヌ氏は本作が遺作となり、2007年に他界されました。
ご冥福をお祈りいたします。

<鑑賞> 英語字幕 2011/10/23

不倫期限 (原題:Tuesday, After Christmas) <2009/ルーマニア> ★★★★

Tuesday.jpg 不倫期限/Marti, Dupa Craciun/Tuesday, After Christmas
2010/99min/ルーマニア
ドラマ、ロマンス
監督/脚本:ラドゥー・ムンテアン(Radu Muntean) (監督4作目)
脚本:ラズヴァン・ラドゥレスク(Razvan Radulescu)
キャスティング・ディレクター:Bogdan Dumitrache
出演:ミミ・ブラネスクマリア・ポピスタス、ミレーラ・オプリショル、ドラゴス・ブクル、ヴィクトル・レベンギュウク
IMDb評価:7.2/10

第62回(2009)カンヌ映画祭 ある視点部門出品

哲学度 ★★★
社会度 ★★★
普遍度 ★
官能度 なし
邦題のセンス 



Tuesday1.jpg妻と結婚して10年を迎えるパウルには1人娘がおり、歯の矯正に通わせているが、なんと、パウルは娘の歯科医師と不倫関係にあった。クリスマスを目前に、不倫関係は5か月が過ぎようとしていた。まだ妻にはバレテはいないが、やはりこのままではいけないと思っているパウルは、妻に全てを告白をした。そして、どちらかと別れる決断を下す…。

「不倫期限」という作品がレンタルされているのは知っていたが、まさかこれだったとは…。この邦題、あまりにもショックが大きい。
本作の監督はルーマニア新鋭といわれる作家監督であり、国際的な評価も低くない。本作はカンヌ映画祭のある視点部門に出品されている。ヨーロッパ映画を意識して観ている人ならば、ポスター写真がたとえヌードであろうと、ある視点部門に出品されたと知ればそれなりに作風や傾向は推測できるはずである。しかしながら、この邦題とポスター写真に惑わされ、ポルノのような作品を期待しレンタルし、騙されたと後悔した人も少なくないはず。逆に、邦題のせいで見逃してしまう人もいるかと思うと悲しくなってしまう。
こんなターゲットを間違えている宣伝の仕方でいいのか?カンヌに出品されたことは宣伝に利用されているのだろうか?
どういった人たちが好み、求める映画なのか見極め、ターゲット層を絞った上で、邦題や宣伝方法を決定して欲しい。
対象はヨーロッパ映画好きの男女アラサー世代以上といったところだろうか。

Tuesday2.jpg時はクリスマス間近。パウル一家もクリスマスパーティーやらプレゼント、ツリーの準備に忙しい時期である。そんな忙しい日常を一歩下がった視点から淡々と描く中で、妻と愛人の板挟みで悶々と悩むパウルの心情を浮かび上がらせ、不倫が及ぼす社会的状況まで迫っていく。
原題も英題も“火曜日、クリスマスの後”。クリスマス後の火曜日に起ころうとする出来事に向けてパウルが静かに動き出すのだが、はっきり言って、劇的な出来事はなく、一般的な不倫映画とも趣旨が異なる。私が観たのはアメリカ版で無修正のヌードシーンがあるが扇情的なシーンもなければベッドシーンもはない。レンタルで観られた方のブログを覗くと、ボカシが入っているようです。おそらく多くの人が不倫映画に期待するであろうベッドシーンや泥沼化、修羅場といった要素を一切排除しており、こういう描き方もあるのかと関心させられた。

主要人物となる3人(パウル、妻、愛人)は常に冷静な態度で、極力感情を抑えているが、いつ爆発するかわからない危うい感情のバランスを見せている。微妙な感情の揺れ動きのみが表現され、音楽もない。固定カメラによるワンシーンワンカットの撮影スタイルは客観性があり、いい緊張感を生んでいる。内に秘めている罪悪感や嫉妬、怒りといった感情が見て取れ、涙が吹き出してしまった。

共に歩んできた10年の月日を感じさせる夫婦の距離感が絶妙。仕草や会話からはごく自然な家族の幸せが漂い、夫の不倫など想像もつかない。ありきたりな家族の形が普遍度を高めている。“自分も被害者だ”というパウルの発言は許せることではないが、結果はどうであれ“けじめ”をつけようとする姿勢は、自分の都合を優先して曖昧な関係をダラダラ続ける男よりはよっぽどマシである。

<鑑賞> 英語字幕 2011/10/19

(未) Bless You, Prison <2002/ルーマニア> ★★

bless.jpg
Binecuvantata fii, Inchisoare/Bless You, Prison!
2002/90min/ルーマニア
ドラマ、戦争
原作/脚本:Nicole Valery-Grossu
監督/脚本:Nicolae Margineanu
出演:Maria Ploae、Dorina Lazar、Ecaterina Nazare
IMDb評価:7.3/10

社会度 ★★
ゴア度 ★
緊迫度 ★

簡単に。


bless1.jpgNicole Valery-Grossuの自伝小説の映画化。スターリン政権下のルーマニアが舞台、Nicoleは政治犯として逮捕されてしまう。尋問が続き、自白すれば解放してやるという言葉に嘘の自白をしてしまう者もいる中、Nicoleは強く耐え抜く。彼女を支えたのは部屋の壁に掘られた聖書の手解きであった。神の言葉に幾度となく励まされ、同じく苦しむ人々を勇気づけようと、Nicoleもまた壁に彫り始める…。

宗教に頼るという点は異なるが、この手のストーリーはポーランドのアンジェイ・ワイダ作品でとっくの昔に描かれており、新鮮味がない。完成度もアンジェイ・ワイダの足元にも及ばない。

Nicoleの背景や家族構成などプライベートな部分がほとんど語られず、全く感情移入できない。投獄前の幸せだった頃の様子も、どんな政治的活動をしていたのかも見えてこない。拷問や劣悪な環境も日本人が想像できる範囲内の出来事しか描かれず、たかが90分という長さですら長く感じてしまう。リアルさに欠け、テレビドラマのような質。獄中の心理を掘り下げるわけでもなく、事実報告のようで説得力に欠ける。

<鑑賞> 英語吹き替え 2011/10/21
[サイト内タグ検索] 日本未公開

俺の笛を聞け (英題:If I Want To Whistle, I Whistle) <2010/ルーマニア> ★★★★

If I Want To Whistle I WhistleEu Cand Vreau Sa Fluier, Fluier/If I Want To Whistle, I Whistle
ドラマ
2010/94min/ルーマニア
監督/脚本:フローリン・サーバン(Florin Serban) (長編デビュー作)
脚本:カタリン・ミツレスク(Catalin Mitulescu)
出演:George Pistereanu、Ada Condeescu、Mihai Constantin
受賞:ベルリン国際映画祭2010 銀熊賞(審査員グランプリ)、アルフレッド・バウアー賞 
   米国アカデミー賞2011 外国語映画賞 ルーマニア代表作品
IMDb評価:7.4/10

緊迫度 ★★★
リアル度 ★★★★
 ゴア度 なし
2011年アカデミー賞外国語映画賞エントリー65作品についてはこちら
************第60回 ベルリン国際映画祭受賞作************ 
金熊賞: 「蜂蜜」 - セミフ・カプランオール監督
銀熊賞:
審査員グランプリ: 「Eu când vreau să fluier, fluier(本作)」 - フローリン・サーバン監督
監督賞: ロマン・ポランスキー - 「ゴースト・ライター」
女優賞: 寺島しのぶ - 「キャタピラー」
男優賞: グリゴリ・ドブルイギン、セルゲイ・プスケパリス - 「Как я провёл этим летом
脚本賞: ワン・チュアンアン、ナ・ジン - 「再会の食卓」
芸術貢献賞: パベル・コストマロフ - 「Как я провёл этим летом
アルフレード・バウアー賞: 「Eu când vreau să fluier, fluier(本作)」 - フローリン・サーバン監督
生涯貢献賞:ヴォルフガング・コールハーゼ、ハンナ・シグラ
*********************** *****************

ルーマニアの少年院にいる18歳のシルヴィウは、あと2週間で4年の刑期を終えようとしていた。そこへまだ幼い弟がたった1人で面会に来た。母親と一緒にイタリアへ移住するというのだ。もうすでに母の仕事も決まっており、しかも出所前日に出発するという話だった。弟を置いていくよう説得したいが、そんな母は面会にも来ない。母親が自分を避けていることはシルヴィウにもわかっている。どうにか1日早く出所させてくれるよう所長に頼んでみたが却下されてしまう。
少年院とはいえ、携帯電話を持っている親分の存在のような者がいる。煙草と引き換えに借りることができ、母親に面会に来るように伝えることができた。
シルヴィウは、母の彼氏が変わる度に振り回され、捨てられたという事実も面会で明らかになっていく。自分の二の舞にはさせまいと弟は自分が育ててきたのである。18歳の母親には見えない若々しい風貌であり、母親としての自覚もない。面会でも結局喧嘩になり、弟を置いていくよう説得できないまま母は帰ってしまう。そして、弟を残していくという約束を得るためにシルヴィウは驚くべき行動に出る・・・。

ヨーロッパの映画祭でやたら耳にし、とっても気になっていた作品。「笛を吹きたいなら吹く」という意味の英題からはどんな話なのかまったく検討がつかないのもいい。ドキュメンタリタッチで、息づかいが聞こえ、その場にいるかのような臨場感がある。かなり低予算だと思うが、相当練り込まれたであろう脚本のおかげか全く飽きることがない。主人公シルヴィウを演じるGeorge Pistereanuからは演技とは思えないリアリティーを感じる。ちょっと調べてみたら演技経験はないようで本作がデビューとなっている。実際に受刑囚を起用しているらしいが、彼のことなのだろうか?
出所を目前に邪魔しようとちょっかいを出してくる者がいても、無事に出所できるよう耐えてきた前半と、弟のために必死で戦う後半は全く異なる姿ではあるけれど、根っからの悪人ではなく、純粋さが滲み出ている。終盤でシルヴィウのとった行動は不器用であり、間違った方法ではあるけれど、憎めない。それは育児放棄の犠牲となっている子どもの悲痛の叫びであった。

<鑑賞> 英語字幕 2011/2/17

(未) Children Underground (原題) <2001/米> ★★★★

Children.jpg
Underground Children
2001/104min/アメリカ
監督:Edet Belzberg
言語:ルーマニア語
IMDb評価:8.2/10

初代ルーマニアの大統領ニコラエ・チャウシェスク。金日成に影響を受け、金日成政権を模範した人物でもある。
チャウシェスク政権下の1966年、ルーマニア政府は国家政策として避妊と中絶を国民に禁じた。この時代の違法中絶については「4か月、3週間と2日」で描かれている。それに加え、5人の出産を法律で命じた。チャウシェスクの妻は3人しか産んでもいないに関わらず。経済危機にもみまわれ、親たちは職を失い、子供だけ増えていく。親は子育てを放棄し、孤児院は定員オーバーになり、子供たち自らホームレスとなって都心のストリートに住み着くようになった。本作は地下鉄で暮らすストリートチルドレンの生活に密着したドキュメンタリーである。サンダンス受賞、オスカーノミネート作。

ルーマニアの堕胎と離婚の禁止についてWikepediaから抜粋する。
1966年、チャウシェスク政権は国の人口を引き上げようと試み、妊娠中絶を法律で禁止し、非常に低い出生率を反転させるため、別の政策を導入した。問題の妊娠中絶は、42歳以上の女性、もしくはすでに4人(のちに5人に)の子持ちの母親であった場合のみで、許された。ルーマニア社会主義共和国内では、少なくとも5人の子持ちの女性は重要な利益を得る権利を与えられ、10人の子持ちの女性は「英雄の母」と宣された。しかしながら、ほとんどの女性はこの地位を求めようとはせず、むしろ2~3人の子供がいるのが、ルーマニアの平均的な家庭であった。そのうえ、女性の多くは、死んだか、秘密裏に妊娠中絶をさせられた挙句、不具となった。チャウシェスク政権は上昇する離婚率にも目を付け、離婚を困難にした。婚約が解消されるのは例外的な事例のみ、と法令が定められた。1960年代後期までに、ルーマニアの人口は増加し始めたが、今度は幼児放棄によって児童養護施設の人口が増えるという新たな問題が生じた。ヨーロッパの人口のおよそ3%を占めるにもかかわらず、世紀の変わり目であったヨーロッパの小児科のAIDS患者の多くは、血の輸血が未実験であったルーマニアで占められた。

物乞いをし、お金が手に入るとシンナーを買う。食べ物よりも飢えを凌げるからだという。ろくに食べもせず、シンナーを吸い街をうろつき、夜は段ボールの上で寝るだけの生活を垂れ流すだけのようなドキュメンタリーであるが、ありのままに映したその映像はものすごい説得力と臨場感がある。挿入される彼らのインタビューからわかる彼らの本心にも心が痛む。

福祉団体が家に帰るよう子どもたちを説得するシーンがある。驚いたことに、多くの子どもたちには家族も住む家もあるのである。家にいても食べるものがないから、都心へ行ったほうが食にありつけるというわけである。親たちもそんな子どもたちを探すわけではない。福祉団体の人が家に連れて帰っても、親たちは嬉しそうな顔をするわけでもなく、むしろ困惑しているのである。ここで暮らすよりも地下鉄に戻った方がいいとさえ言う義父もいる。
親の責任もなければ、愛情も情けもない現実。罪のない子どもたちへのシワ寄せ。「チャウシェスクの落とし子」なんて形容されているストリート・チルドレン。チャウシェスク政権が残した負の遺産である。

<鑑賞> 英語字幕 2011/1/13
[サイト内タグ検索] 日本未公開

(未) Katalin Varga <2009/ルーマニア=UK> ★★★★★

Katalin.jpgKatalin Varga
2009/82min/ルーマニア=UK
監督:Peter Strickland
出演:Hilda Péter、Norbert Tankó
受賞:2009ベルリン映画祭 銀熊賞他3受賞
言語:ルーマニア語、ハンガリー語
IMDb評価:7.1/10

ミステリー度 ★★★
衝撃度 ★★★★
宗教度 ★★★


***第59回 ベルリン国際映画祭受賞作***  
金熊賞: 「悲しみのミルク」 - クラウディア・ローサ監督
銀熊賞:
審査員グランプリ:「Gigante」 - アドリアン・ビニエツ監督、「Alle Anderen」 - マレン・エイド監督
監督賞: アスガー・ファルハディ - 「彼女が消えた浜辺」
女優賞: ビルギット・ミニヒマイアー - 「Alle Anderen
男優賞: ソティギ・クヤテ - 「London River」
脚本賞: アレサンドロ・キャモン、オーレン・ムーヴァーマン - 「The Messenger」
芸術貢献賞: 「Katalin Varga(本作)」
アルフレード・バウアー賞:「菖蒲」 - アンジェイ・ワイダ監督、「Gigante」 - アドリアン・ビニエツ監督
***********************

英題も原題と同じ「Katalin Varga」だった。タイトルだけでは一体どんな映画なのかさっぱりわからない。中国語タイトル「カタリンの秘密」をみて、初めて名前だっと気付く。じゃあ一体カタリンの秘密とは?そんな思いで観始めた。

冒頭から説明不足のままストーリーはどんどん進んでしまう。無駄な描写を排除し、あまり観客にやさしい作品ではないが、終始カタリンの表情に何かが起こりそうな雰囲気を漂わせており、逆に好奇心を掻き立てられる。
Katalin1.jpgKatalin2.jpgKatalin3.jpg
ハンガリー語を話すルーマニア・トランシルバニア地方が舞台。緑あふれ、見渡す限りとてもきれいな田園風景が広がる。そこで夫と息子オルバンと3人暮らしをしている。しかし、オルバンの父親は夫ではないのだ。そのことは1人の友人にしか話していない事実だったが、いつの間にか小さな村中に噂は広まっていた。事実を知ってしまった夫は、息子とともに追い出してしまう。途方に暮れたカタリンにはもはや復讐心しかなかった。レイプをし、妊娠までさせた男たちへの復讐だ。
レイプの復讐を題材とした作品はいくらでもあるが、本作は少し違う。レイプという悲劇が引き起こす更なる悲劇の中で一体何が罪なのか自問自答させられる。レイプを赦せなかったカタリンも罪なのか?赦せず追いだした夫もまた罪なのか?どこかで赦しを得ていたらここまでの悲劇は起こらなかったはず。結局、復讐から復讐しか生まれてこないのだ。しかし、これが人生だ。

テーマは贖罪。たとえレイプ犯であっても、今は人道的に生きていたら、あなたならどうしますか?

イギリス映画っぽいと思ったら、監督はハンガリー在住のイギリス人であった。本作が長編デビューというから驚き。2万5千ポンドという超破格な低予算に更に驚いた。無駄を排除した作りは低予算がゆえのことだったようだが、うまい具合に好奇心を掻き立てていたようだ。復讐方法にもアイデアが詰まっており、そうきたか!と関心させられる。予算切れのために制作中断を余儀なくされたそうだが、こうやって無事に完成し、世界各国の映画祭で上映されたことをうれしく思う反面、アジアでは全く上映されていないことを残念に思う。
最近観た中で一番感慨深い作品であった。

<鑑賞> 英語字幕 2010/10/23

[サイト内タグ検索] 日本未公開

4か月、3週間と2日 <2007/ルーマニア> ★★★★★

4months.jpg
4 luni, 3 saptamâni si 2 zile/4 Months, 3 Weeks & 2 Day
2007/113min/ルーマニア
監督/脚本:クリスティアン・ムンジウ
脚本:ラズヴァン・ラドゥレスク
出演:アナマリア・マリンカ、ローラ・ヴァシリウ
受賞:2007年カンヌ国際映画祭パルムドール 他23受賞、19ノミネート
IMDb評価:7.9/10

<あらすじ>
1987年の冬のある日、チャウシェスク政権下のルーマニアで、大学生のオティリアは寮のルームメイトのガビツァとせわしくなく動き回っていた。寮を出たオティリアはホテルへ行くが、予約が入っていない事を知り、仕方なく別のホテルを取る。またガビツァの代わりにある男に会う事に。実はガビツァは妊娠しており、オティリアはその違法中絶の手助けをしていたのだ。しかし思うように事は進まず、オティリアの苛立ちはつのっていく。

<レビュー>
女の子が何をせわしく駆けずりまわっているのか教えてもらえないままストーリーは進む。
予めあらすじは知っていたが、それでも状況がわからなかったし、主人公が誰なのかもわからなかった。
重苦しい寮に冴えない顔付き、チャウシェスク政権下、真冬、、、音楽を一切排し、とにかく暗い。

時代は、チャウシェスク政権下。
常にID提示を求められ、女性たちの避妊、中絶は禁じられていた。
抑圧された社会が見事に浮き彫りになっている。
望まない妊娠に対しての中絶は秘密裏に行うしかなかった。
万が一、違法な中絶が見つかったら罪に問われる時代だが、闇医者は存在する。
手術をする側も施す側も命がけ。
設備が整った病院で手術できるわけがないのは当たり前だが、ホテルの1室で麻酔なしに数分で行われる。
殺伐としていてやり場のない気持ちになった。
命を軽んじる少女が悪いのか、中絶を禁じる国が悪いのか、、、

この国での闇医者は、望まない妊娠をしてしまった女性にとっては救世主。
私はそんな思いで闇医者を見ていた。しかし、弱みにつけ込む許し難い行為は最低だった。
この国で暮らす女性たちに希望はあったのだろうか?

一番の被害者は妊娠した少女ガビツァではない。ルームメートのオティリァである。
中絶場所として指定されたホテルの予約が失敗したのは当事者の責任だが、医者の機嫌をとったのはオティリァだった。
命がけの中絶。
万が一見つかった際、手助けをしたオティリァも罪を問われてしまうのに、なぜこんなに協力的だったのか。
彼女自身も明日は我が身だったのです。もしかしたら同じ境遇なのではないかと思わせるシーンすらある。
「自分が妊娠した時はガビツァが助けてくれるかもしれない」
こんな思いをせざるを得ないことがあまりにも哀れだ。

中絶を禁じる社会状況、闇医者、それ以上に私をイライラさせたのは当事者のガビツァ。
ルームメートのオティリァの助けなしでは中絶はないえなかったであろうに、あまりにも子供で身勝手だ。
手術後の食事のメニューは彼女の無神経な性格を象徴しているかのよう。

すごくヘビーで、胸がえぐられるほどショッキングな作品だった。
でも、興味を引き付けるリアルさがあり釘付けになってしまった。
緊迫感、絶望感、閉塞感がこれでもかと言わんばかりに襲ってきた。
しかし、社会状況や中絶是非を批判するものではない。
絶望の淵の中でたくましく生き抜くオティリァはこの作品の中で唯一の希望に見えた。


参考までに、
1989年、ルーマニア革命で中絶は合法化
1920年、旧ソ連中絶を合法化(1936年非合法化のちに1955年再度合法化)
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