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(未) For Those Who Can Tell No Tales <2013/ボスニア> ★★★★

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For Those Who Can Tell No Tales
2013/82min/ボスニア ヘルツェゴビナ
ドラマ
監督/ 脚本:ヤスミラ・ジュバニッチ(Jasmila Zbanic)
出演:Kym Vercoe,Simon McBurney
IMDb評価:6.4/10

社会度 ★★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★
ゴア度 なし

脚本 ★★★
演出 ★★★
演技 ★★★ 


ForThoseWhoCanTellNoTalesX960.jpgオーストラリア人のキムはガイドブックを片手にボスニアへ一人旅へ行くこととなった。サラエボから地方まで足を延ばし、ガイドブックで勧められているホテルに宿泊することにしたが、なぜかなかなか眠りにつけない。旅は終わり、シドニーに戻り、訪れた町や滞在したホテルについて調べてみたところ、宿泊したホテルはまさにボスニア紛争において、レイプキャンプとなっていたホテルだった・・・。

監督は、『サラエボ、希望の街角』『サラエボの花』のヤスミラ・ジュバニッチ。
主演のKym Vercoeはシドニーで活躍する舞台女優。映画出演は本作のみとなる。以前プライベートでボスニアへ旅行へ行った際に感じたことを映画として残したく、自ら監督に映画化を依頼したという。旅行記のような印象を受けるが、ドキュメンタリータッチで進行していく。舞台女優というだけあって、さすがの存在感。

冒頭、いきなり警察で取り調べを受けるキム。ここに着た目的などを尋問されているが、キムの態度は至って冷静で強気。取り上げられたパスポートを返してもらおうと警察を説得しているのである。
作品は初めてのボスニア旅行へ胸を弾ませていた数ヶ月前、帰国後旅行の感想を周囲に話すその数ヶ月後、2度目の訪問、警察での取り調べを交互に映し、2度の旅行において何を感じたのか、キムの心境が描かれている。

137950957282993091228.jpg主な舞台となるのは、世界遺産に指定されたヴィシェグラードという町。所々住宅の壁に銃弾の後が無様に残るが、長閑で牧歌的な田舎町であり、ゆったりとした時間が優雅に流れている。キムはガイドブックに紹介されている通りに観光し、宿を予約。ロマンチックな夜を過ごせると書いてあったが、実際はなかなか眠りにつけない。後味悪くボスニアを後にするのであった。

キムが頼りにしていたのは、ボスニア在住のアメリカ人が書いたガイドブック。ボスニア人の妻を持ち、こちらに暮らしているという実在の人物である。彼自らが案内してくれるツアーに参加し、レイプキャンプだったホテルをなぜガイドブックに、しかもロマンチックだと推奨しているのかというキムの問いかけに対する、“みんな前に進もうとしているんだ”という返答が印象的。原題は“真実を話せない人々のために”。本作で、レイプ事件を含め、紛争当時のことを自ら語ろうとする人物はいない。決して隠しているわけではなく、前を進もうとしている人たち。本作は、戦争の是非と問うものでもなければ、歴史的事実を周知させるために描かれたのでもない。現地で暮らす人々がきちんと前に進んでいることを感じさせる作品だった。

ちなみにヴィシェグラードのことは、私が本屋で立ち読みした日本のガイドブック数冊にはおまけ程度に紹介されているが、レイプキャンプの記載は一切ない。そして、世界遺産でありながら、この地を訪れる日本のツアー(大手数社)は私が探した限りない。

2015/2/22、3/23

今月、ボスニア旅行へ行った際の写真。一応、別に旅行記書く予定です。
(上)郊外の民家。窓は割れたままで、住んでる人はいない。
(下)サラエボ市内。あいにくの雪だったが、とても綺麗な町だった。
IMG_5644.jpg
IMG_5707.jpg
[サイト内タグ検索] 日本未公開
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(未) As If I am Not There <アイルランド=マケドニア=スウェーデン> ★★★★☆

2015/2/25 再鑑賞による追記、星評価★★★☆→★★★★☆に変更

as if
As If I Am Not There
2010/109min/アイルランド=マケドニア=スウェーデン
ドラマ
監督:ファニタ・ウィルソン(Juanita Wilson)(長編監督デビュー作)
原作:Slavenka Drakulić
出演: Natasa Petrovic、Fedja Stukan、ステラン・スカルスガルド
受賞:第8回(2011)アイルランド・アカデミー賞 作品賞、監督賞、脚本
IMDb評価:7.3/10

第24回(2011)ヨーロッパ映画賞 作品賞候補 全45作品についてはこちら
第84回(2012)アカデミー賞 外国語映画賞アイルランド代表作品 全作品についてはこちら

衝撃度 ★★★★★
哲学度 ★★★★
社会度 ★★★


サミラはサラエボで学校教師として働いていたが、地方への赴任が決まった。引っ越しも済み、授業も始まった矢先、銃を持った男が部屋に突然乱入し、すぐ荷物をまとめろと言われる。村の住民たちは一斉にある場所へ集められ、男女別に分けられた。男性たちがその場を後にすると、すぐに銃声が響き渡り、女性たちは何が起こったのかを察する。そして、バスで別の場所へと連れて行かれた。老女たちは労働を虐げられ、若い女性たちは…。

監督はアイルランド人女性。監督デビュー作「The Door」は、アカデミー賞短編賞にノミネートされ、本作が2作目。長編ではデビュー作となる。
ストックホルム在住のクロアチア人作家 Slavenka Drakulićの体験記を原作としている。政治的な理由で、スウェーデンに亡命し、現在は数カ国に渡って新聞や雑誌にコラムを掲載している。
ステラン・スカルスガルド以外は国際的には無名な俳優ばかり。IMDbによると、大半が旧ユーゴスラビア出身のようである。戦争経験者であるかと思うと、感慨深いものがある。

as if2ユーゴスラビアから独立したボスニア・ヘルツェゴビナで1992年から1995年まで続いた内戦、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を背景とし、犠牲になった1人の女性の運命を体験記に基づいて描く。

冒頭、シャワーを浴びているサミラは出血している。そして、横たわるサミラに水のようなものを掛けられるシーン、そして、赤ん坊が映し出される。補足説明はなく、サラエボを去るサミラの姿に切り替わるが、それが何を意味するのか徐々に明かされていく。

サエラを含めた数人の若い女性たちは兵士たちの性の奴隷となった。身も心もボロボロになり、もはや身だしなみに気遣う女性は1人もいない。しかし、みすぼらしい姿を鏡で見て愕然としたサエラは急に化粧をし始める。安い女になりたくなかったのである。そして、キャプテン専属の愛人となるのであった。手荒な部下たちに弄ばれるよりずっとマシであった。時折、笑顔を見せるようになる。

ところが、キャプテンが老人を銃撃しているのを目撃してしまい、サミラは動揺を隠せない。銃で人を殺すのは自分の意思ではなく、上からの指示でやむを得ないというキャプテン。自分も男に服従しているサミラと同じ立場であると主張する。その日を境に、キャプテンはサミラを呼ばなくなった。心境の変化があったことは推測できるが、描かれてはいない。倫理的な観点から心理を深堀りして欲しかったと思う。

as if1女性なら誰しも怒りが込み上げてくる話である。女性監督でありながら、主観的になっておらず、淡々と進んでいく。一体何事が起こっているのか戸惑うシーンも多く、敢えて伏せた描き方をしているようでもあるが、全く飽きさせない作り。ショックのほうが大きいが、100分がもの凄く短く感じるほどハマってしまった。
終盤になると、おそらく意図的だとは思うが台詞の全くないシーンが続く。ドラマチックな描き方をしているが、映像から読み取るには説明不足であり、観る者に解釈を委ねるにしても曖昧すぎる点がいくつもある。
ご本人が今スウェーデンで幸せに生きてらっしゃることが結論と考えることもできるが、どうも釈然としない…


追記2015/2/25(核心に触れています。)
アラブ国へ旅行へ行く前にと再鑑賞。以前観た時は、勉強不足であったことを痛感した。
本作で描かれているのはボスニア紛争の、まさに民族浄化といられている出来事で、セルビア人によるムスリム人女性のレイプ事件を軸としている。冒頭でサミラは産まれたばかりの赤ん坊を見つめているが、その表情は複雑。なぜならサミラは複数男性にレイプされており、望まれた子供ではないからである。本などによると、こうして産まれた子供たちは捨てられ、やむなく施設で育てられるケースが多かったという。
作品の配分としては、ボスニア紛争での出来事に重きを置いているが、どんな状況下でも一人の人間として懸命に生き、諦めない姿には心打たれる。中絶が間に合わず、やむを得ず出産するが、捨てるか育てるかどうか女性としての葛藤も繊細に描かれている。自分がサミラの立場だったらどのような決断を下すだろうか。本作の決断は観客自身に委ねられている。

<鑑賞> 英語字幕 2011/10/28、2015/2/24
初版2011/11/4
追記2015/2/25

(未) The Abandoned <2010/ボス=クロ=仏> ★★☆

Ostavljeni.jpg
Ostavljeni/ The Abandoned
2010/85min/ボスニア・ヘルツェゴビナ=クロアチア=仏
ドラマ
監督:Adis Bakrac
脚本:Zlatko Topcic
出演:Tony Grga, Mirsad Tuka, Mira Furlan
IMDb評価:6.6/10


社会度 ★★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★
ゴア度 なし

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★★


ostavljeni1Alenは孤児院で育てられている。両親はジャーナリストであり、父親はイギリス、母親はパリ在住。仕事で世界を飛び回っており、子育てができないからだと聞かされている。いつか母に会いにパリへ行くことを夢見、母に何度も手紙を書いているが、一度も返事がないことに疑問を抱くようになる。所長に尋ねても、出生のことは教えてくれない。孤児たちに盗みをさせ、荒金を稼いでいる近所の店主に書類を入手してもらうと、産みの母は国内に暮らしているという・・・。

孤児院でAlenはみんなからハーフだとからかわれていた。ムスリム人とセルビア人のハーフだからだ。しかしながら、本人はおろか、子供たちにはハーフの意味はわかっていない。

ostavljeni2.jpgボスニア戦争において、セルビア人男性はムスリム人女性をレイプの上、強制出産させ、セルビア人の子供を産ませる“民族浄化”を行っていた。
本作のテーマは孤児の母親探しだが、“民族浄化”がもたらした悲劇が背景として浮かび上がる。本作ではその結果産まれてきた子供の悲劇が描かれている。
レイプの犠牲も悲劇だが、暴行によって望まぬ子供を産まざるを得なかったことや産まれてきた子供には更なる悲劇である。この孤児院でもその犠牲者はAlenだけではないだろう。

孤児の視点で描かれており、説得力に欠ける展開だった。なぜ孤児院に預けたのか・・・歴史的背景も交えた状況説明がないと、外国人には理解しがたい。

2015/2/12
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エネミー・マイン <2011/ セル=ボス=クロ=ハン> ★★★

来月セルビアやボスニアに旅行へ行くため、再鑑賞。
いつの間にか、日本でもレンタルされていたようです。

enemy.jpgNeprijatelj/ The Enemy
2011/108min/セルビア=ボスニア・ヘルツェゴビナ=クロアチア=ハンガリー
ドラマ、ミステリー、スリラー
監督/脚本:デヤン・ゼチェヴィッチ
出演:アレクサンダル・ストイコヴィッチ、ヴク・コスィッチ、 ティホミル・スタニッチ、リュボミル・バンドヴィッチ、 スラヴコ・スティマチ
IMDb評価:7.3/10

社会度 ★★★
哲学度 ★★
宗教度 ★☆
官能度 なし
民族度 ★★★
ゴア度 ★
脚本 ★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★

enemy1.jpg1995年、ボスニア紛争終結直後。小隊たちはボスニア国境付近で地雷撤去作業を進める。この地域一帯の住人たちは戦争の犠牲者になってしまったか、避難したかのどちらかであったが、近くの廃工場地下から老人が発見された。老人は敵が地雷を埋めた場所を知っていたため、口封じに監禁されたという。その男は周囲から“サタン”と呼ばれていた・・・。

enemy2.jpgストーリーは終戦5日後からスタートする。舞台となるのは、つい先日まで戦争があったことなど感じさせない長閑な田園地帯だが、あちこちに地雷が埋まっているという。敵国が埋めた地雷は手探りで探り当て、撤去するという地道な作業の繰り返し。死と隣り合わせの作業のため、地雷の犠牲者となる隊員も出てくる。そんな時、“サタン”と呼ばれる老人が発見された。彼が来てからというもの、本隊との通信が途絶えてしまったり、仲間割れが始まったり、不幸の始まりだった。メンバー全員の精神が徐々に崩壊していく。

本作はセルビアから見たボスニア戦争を背景としている。セルビア人・クロアチア人・ムスリム人の民族・宗教浄化の縮図を見ているかのようだった。“サタン”とよばれる老人は制圧されたイスラム教のメタファーなのではないだろうか。戦争映画でありながら、どこかファンタジーを感じる展開に仕上がっているが、絶望感に溢れた悲しくもあり力強い作品。

2013, 2015/2/10
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(未) A Trip <2011/スロベニア> ★★★

izlet.jpg
Izlet/A Trip
2011/80min/スロベニア
ドラマ
監督/脚本:Nejc Gazvoda(長編監督デビュー作)
出演:Luka Cimpric、Jure Henigman、Nina Rakovec
IMDb評価:7.1/10

社会度 ★★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★
ゴア度 なし

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★★ 


2013年(第85回)アカデミー賞スロベニア代表作品

izlet1.jpg高校の親友3人が久しぶりに集まり、車で旅にでる。一人は軍人で、旅を終えたらすぐまたアフガニスタンの戦地へ行かなければならない。紅一点のニーナは留学に行く予定で、ゲイのアンドレイは町に留まるとう。次いつ会えるかわからない3人は今しかできないことを楽しむ。ところが、3人の関係がギクシャクし始める。3人の友情はどうなるのか…。

監督は、本作が長編監督デビューとなるNejc Gazvoda。

車でビーチへ向かう3人。途中森で一服したり、橋の上で遊んだり、気ままに旅路を進めている。次にいつ会えるかわからない3人は別れを惜しむわけでもなく、今しかできないこと(イタズラも)を楽しんでいる。ところが、青春を謳歌するというより、どこか人生への諦めを感じる。ニーナは決して海へ入らず、留学も嘘であり、3人の関係はギクシャクし始める。表面的には楽しそうに振舞っているが、3人ともどこか陰があり、互いに顔色を疑うかのような様子も見せている。何か切り出すタイミングを見計らっているようでもある。最後の思い出作りのようでもあり、終始不吉な何かを匂わせている。

出演者はほぼ3人のみ。気心の知れた3人の悪ふざけ、他愛もない話を垂れ流すだけのロードムービー。中盤までは三角関係のこじれによる友情の分裂だとばかり思っていたが、信頼で結ばれた3人にとって嘘は裏切りでもある。しかし、もし自分がニーナの立場だったらと考えさせられ、終盤20分でグッときた。国籍や性別を問わず置き換えられるところに普遍性を持たせているが、アカデミー賞スロベニア代表に選ばれた本作、もしかしたらもっと深い意図があったのかもしれないが、感じ取れなかった。

<観賞> 2012/8/11
[サイト内タグ検索] 日本未公開

(未) Circus Colombia <2010/ボスニア ヘルツェゴビナ=仏=英=スロヴェニア=独=ベルギー=セルビア> ★★★☆

Cirkus ColumbiaCirkus Columbia/Circus Colombia
2010/113min/ボスニア ヘルツェゴビナ=仏=英=スロヴェニア=独=ベルギー=セルビア
ドラマ
監督/脚本:ダニス・タノヴィッチ
原作:Ivica Djikic
出演:ミキ・マノイロヴィッチ、ミラ・ファーラン、Boris Ler、Jelena Stupljanin
IMDb評価:7.1/10

社会度 ★★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★
ゴア度 ★

脚本 ★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★  

2011年 第83回米国アカデミー賞 外国語映画賞ボスニア ヘルツェゴビナ代表作品
他作品についてはこちら

Cirkus Columbia2妻子を置いて一人でドイツへ亡命していたDivkoが20年ぶりに帰ってきた。若い女性を連れており、離婚するためだった。幼馴染の市長と手を組み、自分名義の家に住む妻子を追い出し、新しい彼女と住み始める。すぐさま離婚の手続きを済ませると言っていたDivkoだが、連れてきた大切な黒猫がいなくなってしまい、新しい彼女との関係にも暗雲が立ち込める…。

監督は、「ノー・マンズ・ランド (2001)」「美しき運命の傷痕 (2005)」のダニス・タノヴィッチ。
出演は、「パパは、出張中!(1985)」「アンダーグラウンド(1995)」「ベオグラードの罠(2007)」「愛人のいる生活(2010)」のミキ・マイノロヴィッチ。 「LOST(テレビドラマ)」のミラ・ファーラン。

Cirkus Columbia1時代は1991年。最もユーゴスラビアに影響を与えた政治家であり、大統領、ユーゴスラビア共産主義者同盟の指導者ヨシップ・ブロズ・チトーのカリスマと宥和政策によって、国内の民族主義者の活動が抑えられ、ユーゴスラビアを一つの統一国家に収斂されていたが、1980年チトーの死後、カリスマがいないこの体制は徐々に崩壊していった。カリスマ亡き後の「自由」は、即ち多民族それぞれの民族主義、分裂主義、偏狭な他民族排除主義の勃興を許すことになる。冷戦崩壊後の1990年代には民族間の対立や紛争が激化し、一連のユーゴスラビア紛争が勃発。各共和国は独立を勝ち取るための紛争に突入したといった時代背景がある。(Wikipediaより一部抜粋、編集)

一人で亡命し、20年間一度も連絡をしてこなかった夫がやっと戻って来たかと思ったら、それは離婚するためであり、妻子を家から追い出すとはあまりにも身勝手で手荒。とはいえ、時代背景を考えると、Divko一人を責めるわけにもいかない。

紛争に翻弄される一市民の視点で描かれ、戦闘シーンなどはない。同国でありながら多民族が暮らす少数民族間の対立が絶えず、突然不当に逮捕されたり、何が起こるのか予測もつかない。しかしながら、町は長閑で人々も平和に暮らしており、紛争とは無縁にも思えるほど緊張感がない。リアルさもなく、ファンタジーのような空想的エンディングも綺麗すぎる。

<観賞> 2012/7/25


[サイト内タグ検索] 日本未公開 ミキ・マノイロヴィッチ

愛人のいる生活 (英題:Just Between Us) <2010/クロアチア=セルビア=スロベニア > ★★★☆

レンタルしてます。

just between usJust Between Us
2010/87min/クロアチア=セルビア=スロベニア
監督/脚本:ライコ・グゥルリッチ(Rajko Grlic)
脚本: アンテ・トミッチ
出演:ミキ・マノイロヴィッチ、ボヤン・ナヴォイッチ、デリア・ロレンチ、クセニヤ・マリンコヴィッチ、ナターシャ・ドルチッチ、ニーナ・イヴァニシ、イヴァナ・ロスチ
IMDb評価:6.4/10
社会度 ★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 ★★★
民族度 なし
邦題のセンス なし(愛人ストーリーが主題ではない!)

脚本 ★★★★★ 
演出 ★★★★
演技 ★★★


just between us1ニコラとブラツォの父親が死んだ。葬儀の夜、酔いつぶれた2人はニコラの家で飲み直そうとするが、ニコラはそのままソファーで寝てしまった。その間、弟ブラツォがトイレに入ると、体外受精用の容器が置いてあり、ブラツォは自分の精子を仕込んでしまった。ニコラ夫妻は子宝に恵まれず、妻は体外受精を望んでおり、翌日、病院に持って行ってしまった。そして、妻は妊娠した…。

監督は、東京国際映画祭でグランプリを受賞したことのあるライコ・グゥルリッチ。
出演は、「パパは、出張中!(1985)」「アンダーグラウンド(1995)」「ベオグラードの罠(2007)」ミキ・マイノロヴィッチ

just between us2妻との間に子供はおらず体外受精を試みている一方で、実はニコラには愛人がおり、4歳の息子までいる。妻には出張だと嘘をついては愛人宅へ通う生活を5年も続けている。そして、さらに弟の妻は元恋人という人間関係。 ニコラ、ニコラの妻、ニコラの愛人、ニコラの弟ブラツォ、ブラツォの妻5人が繰り広げる愛憎劇。

最大の特徴は、不倫、癌の再発、インポテンス、不妊治療、自殺といったシリアスな題材を扱っていながら、決して重くなく、バカバカしいと思えてしまうほどの楽観的な作風。はっきり言ってかなりくだらない、かなり面白い。オオカミのような鋭い目つきで女性を品定めしたかと思えば、濡れた子犬のように愛くるしく女性に迫るニコラは最低だが、どこか憎めない。

英題“Just Between Us”は“ここだけの話”という意味。ニコラとブラツォの“ここだけの話”的な女性関係がリズミカルにボロボロ明らかになり、豊富なエピソードと5人の葛藤を織り込ませた複合的な構成だが、高質でスピーディ。全てが壊れてしまうのではないかと思わせながら、うまく収束していく展開も巧み。幸せな家庭を気付くためには多少の嘘が必要な時もある…ってことなのかな。

<観賞>2012/6/2

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(未) The Great Water <2004/マケドニア=チェコ=米=独> ★★

golemata-voda.jpg
Golemata Voda
2004/93min/マケドニア=チェコ=アメリカ=ドイツ
ドラマ、戦争
監督/脚本:Ivo Trajkov
原作:Zhivko Chingo
出演:Saso Kekenovski、Maja Stankovska、Mitko Apostolovski、Meto Jovanovski
IMDb評価:6.6/10

社会度 ★★★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★

脚本 ★★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★


great water初老のレムが救急車で病院へ担ぎ込まれた。生死を彷徨うレムの脳裏に浮かぶのは幼少時代のある出来事であった…。

監督は、「Wingless(2009)」のIvo Trajkov。日本での発表作はない。出演は、「ハッピー’49(1986)」のMeto Jovanovski。

背景は、スターリン時代のユーゴスラビア。戦争孤児たちが収容されている孤児院を舞台としている。そこで幼少時代を過ごしたレムの視線から孤児たちがどんな生活を送って来たのかが丁寧に描かれている。浮き彫りになるのは、監獄のような地獄の生活。孤児院の非情な扱いの実態。初老のレム自身のナレーションで物語は進行していく。

大人たちの身勝手で引き裂かれる友情。悪意のない背信行為。子供のころは理解できなかったいろんなことが思い起こされ大人になってわかるようになり、レムの心を痛めつけていた。死を間近にしたレムの心のわだかまりとなっている出来事が回想される。テーマは、背信と懺悔。

マケドニアの映画は私にとっておそらく初となる。ロシアというよりポーランドに近い作風。悪い映画ではないが、オリジナリティーに欠け、少々退屈。

<観賞> 2012/5/16

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ベオグラードの罠 (英題:The Trap) <2007/セルビア> ★★★★

2月26日(日)よる11時15分 より シネフィルにて放送予定。
これはオススメ。
記事はネタバレなしです。

trap.jpg
Klopka
2007/106min/セルビア=ドイツ=ハンガリー
監督:スルダン・ゴルボヴィッチ
原作:Nenad Teofilovic 「Klopka」
出演:ネボジャ・グロゴバッチ、ナタサ・ニンコヴィッチ、ミキ・マノイロヴィッチ、アニカ・ドブラ、Dejan Cukic
IMDb評価:7.6/10


社会度 ★★★★
哲学度 ★★★
スリル度 ★★★
民族度 ★★
催涙度 ★


trap2.jpg父親は普通のサラリーマン。母親は学校教師。ベオグラードに住む一家は質素ながらも幸せに暮らしていた。しかし、会社が外資に買い取られることになり、自分の将来への不安を感じる父親であった。そんな矢先、学校から息子が心臓発作で倒れたと連絡を受ける。難病を抱えており、一刻も早く手術を受けないと命が危ないと宣告を受けるが、セルビアでは手術できる病院がなくドイツでの手術をすすめられる。ところが、26000EURという金額は彼らには大金で途方に暮れてしまう。仕方なく新聞に広告を出し、募金を募ることにした。しかし、その広告を見た友達から息子は学校でいじめに合う。そんな時の一本の電話。広告のことについて会って話したいという男からだった。ところが、その男が持ちかけた話は、30000EURをあげる代わりにある男を殺して欲しいという条件付きだった。妻には内緒で、その危険な任務を引き受けてしまう…。

監督は「はずれた標的<未>(2001)」(シネフィル放送)のスルダン・ゴルボヴィッチ監督。広告を見て電話をかけてきた男役は「アンダーグランド」のミキ・マイノロヴィチ。デンマーク映画ではお馴染みのDejan Cukicも出演。

trap1.jpg2度目の息子の発作。再度の入院に心を痛め、夫婦から笑顔は消える。茫然とし考え込む夫婦のしばしの沈黙から事の重大さがひしひしと伝わる。募るのは焦燥感ばかり。結局、子供への無償の愛が殺人を決意させてしまう。そんな事情も知らない妻は、見舞いにも来ない旦那を責め続け、夫婦仲は冷めていくばかり。男からの電話は八方塞の状況から見出した一粒の希望に見えたが、世の中、そんなおいしい話が転がっているわけではない。

“罠”に落ちた男の悲劇と人間のモラルの欠如を描いた本作、思わぬところに転がっていた“罠”に見事にハマってしまった。脚本はさることながら心境や葛藤の掘り下げ方が見事で、サスペンスとしてもかなり面白くかなり見応えがあるが、モラルについても問う作品となっている。我が子のために犠牲になる罪のない命。利己的な欲望がモラルを破壊してしまった時、人間はその罰に耐えられるのだろうか。ドストエフスキーの「罪と罰」を彷彿させる内容でもある。

時代背景は社会主義国が資本主義に変わっていく混乱期。一方で、30000EURもの絵の額縁を平気で買ってしまうような上流階級もいる。子どもの命を救う手術費よりも額縁が高いとはなんと理不尽な世界。

<鑑賞> 英語字幕 2010/10/8
初版:2010/10/10
最終版:2012/2/1

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(未) A Call Girl <2009/スロベニア=独=セルビア=クロアチア=ボスニア=ヘルチェゴビナ> ★★★★

slovenka.jpg
Slovenka
2009/90min/スロベニア=独=セルビア=クロアチア=ボスニア=ヘルチェゴビナ
ドラマ
監督/脚本:Damjan Kozole
脚本:Ognjen Svilicic
出演: ニーナ・イヴァニシ(Nina Ivanisin)、Peter Musevski、Primoz Pirnat
IMDb評価:6.4/10


社会度 ★★★
哲学度 ★★
官能度 なし
暴力度 ★





slovenka1.jpgサーシャは呼ばれたホテルの部屋を訪ねると、外国人男性は薬を飲んでおり、心臓発作で倒れてしまった。すぐさま救急車を呼び、サーシャは部屋を後にする。その後ニュースで、男性は亡くなり自分が疑われている事を知るが、コールガールの仕事を辞めるわけにはいかない。警察の目を気にしながら仕事を続けるが、自体は思わぬ方向へ…。

ドキュメンタリー出身の監督さんのようであり、背景がほとんど説明されぬままサーシャの日常が淡々と進む。どこか冷やかで感情移入させない距離感のある撮り方をしている。一つ一つの出来事が表面だけであまり深堀りしない描き方をしており、各々のエピソードの結末は観客に投げっぱなし。冒頭で描かれる死亡事故も収束していない。しかしながら、意外な展開を見せ、妙に好奇心が掻き立てられる。

父親に育てられている大学生のサーシャは大学進学後、大学の近くで1人暮らしをしている。新聞に広告を出し、営業用と個人携帯を持ち歩き、依頼の電話があると待ち合わせ場所に出向く。費用は200ユーロ、場所はホテルの1室や顧客の自宅。見知らぬ男性と密室で2人きりになるため、危険な目に逢うこともある。学生にしては高級なマンションを借り、返済するためにコールガールのアルバイトにより一層精を出す。
何学部なのかはわからないが、文法ではなく会話を重視した授業はもちろん、スロベニア人には発音し難い発音に関する授業もあり、日本とは違って活きた英語を教えている。そのため、外国人相手でも英語力が活かされているのがわかる。

slovenka2.jpg普通の女子大生がコールガールの仕事をする理由は主に二つあると思っている。家族の家計を支えるためか、自身の見栄や物欲を満たすためである。貧困国では圧倒的に前者が多く、そういった状況下で働かざるを得ない女の子を同情的に描く作品が多い中、本作は後者であった。
私の中で、セルビア・クロアチア・ルーマニアら辺と同じ状況で、スロベニアも貧困国だと勘違いしていた。スロベニアはユーゴスラビア連邦時代は連邦の中で最も経済的に豊かな先進地域であったことを始めて知った。通りでコールガール・サーシャの生活から社会的経済的側面が見えてこないわけだ。

スティーヴン・ソーダバーグ監督「ザ・ガールフレンド・エクスペリエンス」では高級コールガールを通して社会的地位の高い職業を持つ人間の孤独に焦点を当てているが、本作ではコールガール・サーシャの孤独に着目している。別れた母親との問題や不倫関係もサブストーリーとして描かれているが、淋しさを埋めるために体を売っていたのだろう。

コールガールを主役に据えるストーリーには珍しく、家族関係が丁寧に描かれているのは好感が持てる。サーシャの父親を見ていて、サーシャのことを愛しているのは十分伝わってくる。でも、口数が少なく、愛情表現も乏しいが、陰で見守ってくれている感じが日本のお父さんのような感じがした。文化的にはドイツ語圏の影響を強く受けているスロベニア人の気質もドイツ語圏に近く、日本にも近いのかもしれない。ほとんど笑わないサーシャだが、父親や幼馴染の前ではいい笑顔を見せるのであった。自立しているようでも、やはり誰かに依存せざるを得ない人間の弱さや父親の存在の大きさに気付けただけでもサーシャにとっては危ない橋も悪い経験ではなかったのかもしれない。

スロベニアについてWikipediaより一部抜粋…
スロベニア人の気質は勤勉で秩序的と言われており、文化的にはドイツ語圏の影響を強く受けている。こうした条件のために、ユーゴスラビア連邦時代は連邦の中で最も経済的に豊かな先進地域となっていた。ユーゴスラビア連邦から独立した後、初期の経済的混乱からすぐに立ち直り、国民1人当たりのGDPは欧州連合(EU)内でもギリシャ、ポルトガルに匹敵する水準となった。これは、2004年にEUに加盟した旧社会主義諸国の中では最も高い水準であり、2008年には旧社会主義諸国で初めて欧州連合の議長国となった。政治的な面でも、スロベニアは民主的な政体を安定して維持しており、その地理的・経済的特徴が良い影響を与えているとみられる。


<鑑賞> 英語字幕 2011/9/24
[サイト内タグ検索] 日本未公開 ニーナ・イヴァニシ

(未) A Serbian Film <2010/セルビア> ★★

serbian.jpg
A Serbian Film/Srpski film
2010/104min/セルビア
アダルト、ドラマ、ホラー
監督/脚本/出演:Srdjan Spasojevic
出演:Sergej Trifunovic、Jelena Gavrilovic
IMDb評価:5.9/10

ゴア度 ★★★★★
倫理に反する度 ★★★★★





かつて有名なポルノ男優だったミロスは、今は足を洗い、妻と息子と平和に暮らしてる。しかし、芸術的な作品を撮りたいという監督から新たなポルノ映画出演の依頼を受ける。来年から小学校に通う息子が恥ずかしくないような父親でいたいとは思うが、生活費に余裕がない。海外輸出向けで国内では販売されないということで仕事を引き受けてしまった。契約書には映画の詳細は書いておらず、不安なまま現場に行くが…。

serbian2.jpgポルノ映画の監督を演じたSergej Trifunovicは旧ユーゴスラビアを代表する俳優の1人である。監督/脚本/主演を務めたSrdjan Spasojevicもかなりの認知度の俳優である。妻役のJelena Gavrilovic も無名女優ではない。旧ユーゴスラビア映画に詳しいわけでもない私が3人も知っているのだから、そんなに評判ほど酷くないだろうというのが観る前の意見であった。
ポルノ業界であれ、れっきとした職業。真面目な顔してセックスやテクニックの会話をしているのが可笑しい。
ポルノ業界を題材にしているのでそれなりにそういうシーンはあるが、中盤までは至って普通の内容であった。
一体どんなポルノ映画を撮らされるのか…というミステリー風に物語は進む。

学校のような撮影現場に着くや否やカメラがまわされおり、本人も状況をつかめぬまま行為が始まってしまう。流れに任せればいいという監督の助言通り仕事をこなそうとするが、まだあどけない少女が目の前で行為を見ているという設定に、さすがのミロスも行為を中断してしまった。しかし、契約書にサインをしてしまった以上、辞めることはできない。

ゴア描写がすごく、私も吐きそうになった作品でした。
今思い出しただけでも気分が悪い。この先不謹慎な表現が含まれます。ご自身の判断で読み進めてください。


目が覚めると、血だらけのまま自宅のベッドで寝ていた。曖昧な記憶を思い起こしてみるとおり、撮影日から3日経ていたことに気付く。不審に思い撮影現場に戻るとテープが散乱しており、人気のない森でこっそり観ることにする。すると、とんでもない映像が撮影されていた。ベッドに縛り付けた女性を犯す延長で、女性の首を切り落とす、自分も男性に犯されるといった尋常ではないハードプレーの連続であった。どうやら薬を飲まされ、プレーを強要されていたことが判明する。

serbian1.jpg中盤まではストーリーもしっかりしており“観れる”範囲であったが、後半は一気に加速し、かなり強烈。問題とされる部分がカットされているといわれているUK版の鑑賞だが、それでもかなりの問題作。何度も目を覆いながらも最後まで観れたのは神経が麻痺してしまったのかもしれない。恐ろしい映画だ。


冒頭、息子が何もわからずパパ出演のポルノ映画を見て、「パパは女の人と何してるの?」なんて聞くぐらいはたいしたことない。年齢制限があるし、性器の露出の高さも特に問題ではないが、使い方に問題がある。どう表現したらいいかわからないので、ここでは触れないことにする。

人間の倫理としてやっていいことと悪いことがある。映画にしていいことと悪いことがある。そんなのお構いなしで本作はやりたい放題。
生まれたばかりの赤ちゃんを犯し、出産を終えたばかりの母親は横で笑っている。
息子と奥さんまでポルノに出演させ、父親に息子を犯させるという設定も最低。

<鑑賞> UK版英語字幕 2011/4/5
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