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魔女と呼ばれた少女 <2012/カナダ> ★★★★☆

2013年3月9日 シネマート新宿他にてロードショー

war witch3Rebelle/War Witch
2012/90min/カナダ
ドラマ、戦争
監督/脚本:キム・グエン(長編4作目)
出演:ラシェル・ムワンザ、アラン・バスティアン、セルジュ・カニアンダ
受賞:2012(第62回)ベルリン国際映画祭で銀熊賞(女優賞)
2013(第85回)米国アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート
IMDb評価:7.0/10
社会度 ★★★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★
ゴア度 ★★
邦題センス ★★★★
脚本 ★★★★ 
演出 ★★★★
演技 ★★★★

2013年(第85回)米アカデミー賞 外国語作品についてはこちら

***********2012年(第62回)ベルリン国際映画祭************
<金熊賞>: 「塀の中のジュリアス・シーザー」- パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ監督

<銀熊賞>
審査員グランプリ:「Just the Wind」 - ベンス・フリーガウフ監督
特別賞:「シスター」- ウルスラ・メイヤー監督
監督賞: クリスティアン・ペツォールト - 「東ベルリンから来た女
女優賞: ラシェル・ムワンザ - 「魔女と呼ばれた少女/War Witch
男優賞: ミッケル・フォルスガード - 「A Royal Affair」
芸術貢献賞: ルッツ・ライテマイヤー - 「White Deer Plain」
脚本賞: ニコライ・アーセル、ラスマス・ヘイスターバング - 「A Royal Affair」
アルフレード・バウアー賞:「Tabu」 - ミゲル・ゴメス監督

<国際批評家連盟賞>
コンペティション部門: 「Tabu」 - ミゲル・ゴメス監督
パノラマ部門: 「Atomic Age」 - Héléna Klotz監督
フォーラム部門: 「Hemel」 - Sacha Polak監督
**************************************


war witch1カナダの新鋭キム・グエン監督が、アフリカ諸国にいまだ存在する少年兵の問題を背景に、生と死、現実と幻想を交錯させて描くドラマ。紛争の絶えないコンゴ民主共和国。平和な村から拉致され、反政府軍の兵士として戦わされることになった少女コモナは、死んだはずの人たちに導かれるようにして、全滅必至のゲリラ戦を生き延びた。亡霊を見ることができる力が勝利を招くと、コモナは魔女として崇められるようになるが、いずれ殺されることを悟ったコモナは、最愛の少年と逃避行に出る…。

監督は、ベトナム系カナダ人のキム・グエン。撮影は、全てコンゴだという。

コモナ、少女12歳。その日の朝、うれしそうに母親に髪を結ってもらっていた。ところが幸せな生活は一転。海からやって来た反政府軍に村を襲撃された。「両親を打ち殺せ!さもないとお前を殺す!」と銃を突きつけられ、自分の手で愛する両親を射殺した。死を悲しむ余裕もなければ、埋葬することも許されない。他の子供たちと拉致され、少年兵としての過酷な訓練を受けさせられる。訓練の合間に樹液を飲まされると、幻想で死人が見えるようになっていた。そして、死人たちに情報を教えられ、幾度となくゲリラ戦を勝ち抜いてきたのであった。それが、コモナが“魔女”と呼ばれ、崇められるようになった背景である。

war witch2拉致され、兵士として生きる少年たちを描く作品は数多くあるが、本作の主人公は拉致された少女である。15歳になったコモナがお腹の中の赤ん坊に語りかけることでストーリーは進行し、拉致後の波乱な運命と恋の行方が語られていく。何といっても、本作の魅力は“魔女”と呼ばれたコモナを演じた少女の熱演にある。兵士として軍事訓練を受けた彼女は銃を持たせると一気に戦士の顔になるが、恋心に胸を弾ませる時の表情はまだあどけなさが残る少女であった。緊張感ある戦士の顔と心を許した乙女の顔の両方を見事に演じたラシェル・ムワンザがベルリン映画祭での女優賞受賞は納得。手持ちカメラによる撮影も臨場感があり、彼女の様々な表情を余すことなく映し出している。

白塗りの黒人たちが亡霊として度々登場する。緊迫感のあるゲリラ戦において不自然なファンタジーな展開かと思いきや、不思議と作品に溶け込んでいる。おそらく、亡霊たちは彼女の優しさといった内面を暗喩させているのだと思う。ゲリラ戦、恋愛、ファンタジーといった相反する要素が融合した見事な作品。殺さなければ、殺される…体を張ったコモナの生き方は想像を絶し、思わず目を覆ってしまうシーンも数多いが、決して諦めない精神には心打たれる。

<観賞> 2013/1/20
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(未) Heartbeats <2010/加> ★★★★

heart3.jpg
Les amours imaginaires/Heartbeats
2010/カナダ
ドラマ、ロマンス
製作/監督/脚本/出演/編集/衣装:グザヴィエ・ドラン
出演:モニア・ショクリ、ニール・シュナイダー
言語:フランス語
IMDb評価:6.9/10


普遍度 ★★★
哲学度 ★
官能度 ★★
映像美 ★★



heart1.jpgマリーとフランシスは大親友である。その2人の前に田舎から引っ越してきた青年ニコラが現れる。女性のマリーも男性のフランシスもニコラに心を奪われてしまう。そして、奇妙な三角関係が始まる…。

監督はカナダの新鋭、グザヴィエ・ドラン監督。カンヌ映画祭監督週間にて初長編「マイ・マザー/青春の傷口(原題:僕は母を殺した)(2009)」で鮮烈デビューを果たし、その1年後本作で再びカンヌに出品。デビュー作では同性愛者であることへの悩みや母との葛藤といった苦しい胸の内の告白に対し、本作ではそういった悩みを達観した落ち着きさえも見せ、普遍的な恋愛や友情を描いている。等身大の思いや悩みを投影しており、続編という位置づけではないが、順に見ると一歩大人になったと感じられ、監督自身の人間的成長が見られる。次回作はご本人の出演がないのが残念だが、どんな監督作品を見せてくれるのか楽しみ。
ニコラを演じるのは、前作で寮の友人を演じたニール・シュナイダー

heart2.jpg中心となる3人は等身大の若者。同じ男性ニコラを好きになってしまった親友マリーとフランシスの視点で描かれる。2人は内心ニコラに興味津々なのに悪口を言っては相手の腹を探ってみたり、ニコラの思わせぶりな仕草に期待を持ったり、ニコラ中心の生活が始まる。果たしてニコラの思いはどこにあるのか、ニコラの手の平でコロコロと転がされているようなストーリー展開をみせる。
うまくいかないもどかしさ、ほろ苦い思い、嫉妬、腹の探り合い、駆け引き、友情との天秤。
男性の同性愛的感情も含まれるが、至って純粋な恋心が描かれる。誰しもが経験する普遍的なストーリーだが、前作同様オリジナリティーに溢れ、この監督の手にかかると感性の豊かさが際立ち、見えるもの全てがオシャレになってしまう。

前作は詩の引用が印象的だったが、本作では映画界を代表するスターの名前が羅列される。ポップなカラーアート、ヴィンテージの服、クラシックな音楽、前作同様、独自のスタイルを貫徹している。次回作も同じ世界感を貫いてくれることを切望。

原題は“空想の恋”。また憎いタイトルをつけている。つまり、成就しない恋である。笑えるオチもこの方らしい憎い演出。この監督、タダ者ではない。

<鑑賞> 英語字幕 2011/10/15

マイ・マザー/青春の傷口 <2009/加> ★★★★★

キム・ギドク作品を一気に書き上げようと思っていたけど、精神的につらいので、ちょっと休憩。

killed.jpgJ'ai tué ma mère/I killed My Mother
2009/103min/カナダ
伝記、ドラマ
製作/監督/脚本/出演:グザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)
出演:アンヌ・ドルヴァル、フランソワ・アルノー、スザンヌ・クレマン、Manuel Tadros、ニール・シュナイダー
受賞:
2009カンヌ映画祭監督週間 SACD Prize、C.I.C.A.E. Award、Prix Regards Jeune
2010 アカデミー賞外国語映画賞カナダ代表
言語:フランス語
IMDb評価:7.3/10

哲学度 ★★★
社会度 ★★★
邦題のセンス なし
この邦題だと、ありがちな青春映画に思われがち。「母を殺した」のほうがインパクトがあっていい。

すっごい観たかった作品、シネフィルで放送してくれたことに感謝。永久保存版にします。

killed1.jpg16歳のユベールは母と二人暮らし。母のすることなすこと全てにイライラさせられている。彼女に対する愛情は人一倍あるものの、母親としては愛せず、悶々と過ごしていた。一方ユベールの母は、彼の同性の恋人の母から、息子たちが同性愛関係であることを聞き、衝撃を受ける…。@シネフィルイマジカ

17歳の時に書き上げた脚本を、弱冠21歳のドランが監督・製作・主演まで務めた半自伝的な作品。タイトルは「私は母親を殺した」という意で、ドキッとさせられるが、もちろん実際に殺したのではなく、「心の中で母の存在を消す」というニュアンスで使われている。母との関係に悩み苦しみ、衝突しながら成長する少年の姿を描いた愛憎劇。

母のことは愛してはいるが、憎い存在。食べ方も服のセンスも気に入らないし、いちいち口うるさい母に毎日イライラ。学校で両親の仕事のことを課題に出されるが、母と口も利きたくないユベールは“離婚した父とは会わないし、母は死にました”と嘘をついてしまう。母の存在を消すことで心の均衡を保とうとする。

素直になれず、自分の思い通りにならないもどかしさ。自分は大人だと思っていても、子ども扱いされる苛立ち。思春期特有の感情を繊細に描き込んでいる。両親の離婚が子どもにもたらす心理も鋭い。そして、息子との関係に悩む母親の葛藤もよく描かれている。親世代か子世代かによって観方も変わってきそうだが、私は母親になることを意識し始める世代でもあり、ちょうど双方の心理を興味深く観れた。

killed2.jpgルックスを見れば俳優を志すのは当然だと思うが、こんな完成度の高い映画を撮ってしまう才能には驚かされた。グザヴィエ・ドランは、同性愛者であることは以前から公表している。子どもの頃から、漠然と“変わった子ね”と片付けられるのを嫌っており、自分は人と何が“違う”のかをはっきりと自覚している。それは同性愛という観点だけではなく、自分の哲学としている。大人びた感性を持っていながら、自分の母親と恋人の母親を比較するあたりが子どもらしいとは思ったが、その“違い”を対比させるかのような描き方もうまい。母のことを“違いを理解する理性に欠けている。”と表現している台詞が印象的だったが、詩の引用・言葉の選び方・適格な表現力には知性が溢れている。いくつかのインタビューも観たが、かなり頭がよく、しっかりした考えや意見を持っている。卓越した自己分析力と観察力、そして表現力。完成度の高さは監督しての才能ではなく、1人の人間として完成しているから。痛みを経験したからこその成長が何よりもの強み。

芸術高校出身ということもあり、家のインテリアや数々の絵画のチョイスにも感性の豊かさがうかがえる。映像には直観の感性で撮ってしまったような思いっきりの良さがある。基本的な映画ロジックを無視したような自由な発想は若さだろうか。監督デビュー作品でいきなり長編を撮ってしまうのも若さがゆえだろう。これからが楽しみな方。
ちなみに、お父様はドラマを中心に活躍される俳優で、アパート管理人役として数分出演。

<鑑賞> シネフィルイマジカにて 久々の日本語の字幕に感動 2011/8/31

(未) Polytechnique <2009/加> ★★★★★

poly.jpgPolytechnique
2009/77min/カナダ
犯罪、ドラマ、歴史
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ(Denis Villeneuve)「灼熱の魂(原題:Incendies)
脚本:Jacques Davidts
出演:カリーヌ・ヴァナッス(Karine Vanasse)、マキシム・ゴーデット(Maxim Gaudette)
言語:フランス語
受賞:
ジニー賞(カナダ・アカデミー賞)作品賞、監督賞、編集賞、撮影賞、主演女優賞、助演男優賞など過去最多受賞
カンヌ国際映画祭2009 監督週間で上映
IMDb評価:7.3/10

衝撃度 ★★★★
ゴア度 ★★

2011年第83回米国アカデミー賞 外国語映画賞にノミネートされた「灼熱の魂(原題:Incendies)」と同監督の前作。
カナダ・アカデミー賞といわれるジニー賞では、本作と「灼熱の魂(原題:Incendies)」において2年連続で作品賞、監督賞などを受賞。

poly1.jpg事実を元にしており、事件そのものの結末に触れています。事件内容を知りたくない方、鑑賞予定の方はご自身の判断で読み進めてください。
自宅で手紙を書く若い男性。フェミニズムへの敵意、政治的な理由による自殺をほのめかす内容であり、遺書とも取れる。その後、男性はライフルを持ってある大学へ向かう。講義中の教室へ乱入し、男性は外へ出し、女子学生だけ残し、銃を乱射。その後、カフェテリア、廊下などでも犯行を続けていく…。

1989年12月、大学内で起きた銃乱射事件(モントリオール理工科大学虐殺事件)を映画化したものである。ターゲットは女子学生、死亡者は14人、負傷者14人。犯人は犯行後自殺というのが事件の結末である。
詳しくはWikipedia
poly2.jpgWikipediaには、犯人は“フランス系カナダ人の母親とアルジェリア人の父親の間に生まれ、子供の頃から父親に肉体的な虐待を受けるとともに、徹底した女性蔑視の思想を植え付けられた。”と書かれている。劇中、犯罪心理に大きく影響していると思われている犯人の生い立ちには一切触れず、監督の主観も含まれない。事件後、警察の対応を非難する声も上がっていたが、やはり劇中では触れていない。エンジニアを目指す女子学生Valérieと、その友人の男子学生Jean-François の被害者視点から事件を追っていく。事件そのものを忠実に描くだけではなく、被害者の後遺症にも重点をおいており、監督の真意はここにあると思われる。
男子学生Jean-Françoisは無傷だったが、良心の呵責のせいか事件後自殺を図り、数年後もなお心的外傷に悩まされるValérieの姿も描かれている。事件の真相を知っていても、強烈な後味の悪い印象を残すエンディングとなっている。私自身、工学系大学に進みエンジニアを志し、女性のいない職種で男性たちと肩を並べようと奮闘した者として、女性軽視思想に恐怖も感じるし、同じ志を持つValérieには同情心でいっぱいになった。

しかしながら、次作「灼熱の魂(原題:Incendies)
を観た時も感じたが、理路整然とした展開運びには、数学の(証明)問題を解き終えたような爽快感や気持ちよさすら覚えた。モノクロで色彩が抑えられているからか感傷的になっていないところもいい。私にとって2作目にして好きな監督上位に食い込んでくるほど。作家性の強い監督さんより、こういう計算理論的な監督さんのほうが性に合っていると再認識。

<鑑賞> 英語字幕 2011/6/30

灼熱の魂 (原題:Incendies) <2010/加=仏> ★★★★★

incendies.jpgIncendies
2010/131min/フランス=カナダ
ドラマ、ミステリー、戦争
監督/脚本:ドゥニ・ヴィルヌーヴ(Denis Villeneuve) 「Polytechnique
原作戯曲:ワジ・ムアワッド(Wajdi Mouawad)
出演:ルブナ・アザバル(Lubna Azabal)、メリッサ・デゾルモー=プーラン(Mélissa Désormeaux-Poulin)、マキシム・ゴーデット(Maxim Gaudette)、 ムハンメド・マジュド
言語:フランス語、アラビア語、英語
舞台:カナダ、レバノン
IMDb評価:8.2/10

社会度 ★★
衝撃度 ★★★★

2011年第83回米国アカデミー賞 外国語映画賞エントリー65作品は こちら
2012年正月公開予定


*****2011年第83回米国アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート作品*****
未来を生きる君たちへ(デンマーク) - スサンネ・ビア
BIUTIFUL ビューティフル(メキシコ)- アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
Dogtooth (ギリシャ) - ヨルゴス・ランティモス
灼熱の魂 (原題:Incendies) (カナダ) - ドゥニ・ヴィルヌーヴ
Outside the Law (アルジェリア) - ラシッド・ブシャール
*************************************

incendies2.jpg母ナワルの死後、上司であり弁護士から遺書を渡される双子の姉弟ジャンヌとシモン。そこには、死んだと聞かされていた父親が中東に生きていること、秘密にしていた兄がいることが記されていた。そして、父親と兄を探しだし、手紙を渡して欲しいという遺言であった。姉ジャンヌは母の遺志に従い中東に赴き、母の祖国で母の人生を遡り始める…。

母ナワルは田舎の小さな村で、許されぬ恋愛の末に未婚のまま妊娠、出産。一家の恥だと“名誉殺人”の犠牲になるところ危うく免れ産み落とされた兄。育てることは許されなかったため、祖母は足に目印としてタトゥーを残し、孤児院へ預けられていた。その後、生き別れた子を探しに行くが、その先どんどん危険な運命を辿ることになってしまった。70年代、レバノンでは宗教上の内戦が激化しており、ナワルの壮絶な人生を通して、いかに戦争が卑劣か、逃げまどう難民の悲劇も浮かび上がってくる。

そんな母親の過去と対峙することとなった娘の複雑な表情が全てを物語っている。母が封印した過去は想像を絶する衝撃で、言葉を失ってしまった。
世の中には知らない方がいいこともある。しかし、母一人で抱えるには重すぎる運命。墓場まで持って行くには辛すぎる。もし自分が…と置き換えて考えてみると…消化しきれない。

incendies1.jpgフランス語のカナダ映画はほとんど観たことがなく、英語のカナダ映画は割と軽いという印象のが多いので、本作もそんな感じかと気軽に構えていたら、とんでもない衝撃にガツンとやられた。
レバノン出身のカナダ国籍の演劇人ワジディ・ムアワッドの戯曲を映画化したもので、そのオリジナルの舞台は「焼け焦げる魂」というタイトルで日本でも上演されている。演劇では3時間の作品を130分への短縮に成功している。映画としては少々長いが、短く感じるほどどっぷり浸からせてもらった。冷静に考えてみると人物関係が結構ややこしく、時間軸が過去と現在を行き来するが、混乱はほとんどない。いくつかの章に分かれていて、状況がキレイに整理されている見事な編集、構成。ミステリアスな展開にぐいぐい引き込み、一気に明らかにせず、じわりじわりとした描き方がもどかしいが、今年観た新作の中では上位に食い込んできそうな力作。アカデミー賞ノミニー作は「Outside the Law」以外の4作品観たが、本作が一番賞に値する作品に思う。

ムアワッドは1968年、レバノン生まれ。8歳の時に内戦の為、家族とフランスに亡命したが受け入れられず、カナダのケベックへ辿り着く。本作の舞台はレバノンとカナダだが、彼自身の経験ではないそうだ。

残念な点が、Radioheadの曲がオープニングと挿入歌に使われていたこと。Radioheadがどうこうではなく、作品の雰囲気と合っていない。

<鑑賞> 英語字幕 2011/5/25
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