カテゴリー  [ ・スウェーデン(SE) ]

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キス・ミー <2011/スウェーデン> ★★

kyss-mig-poster.jpg
Kyss Mig/ Kiss Me
2011/105min/スウェーデン
ロマンス、ドラマ
監督/脚本:Alexandra-Therese Keining
脚本:Josefine Tengblad (story)
出演:ルース・ベガ・フェルナンデス Ruth Vega Fernandez, リヴ・ミヨネスLiv Mjönes, Krister Henriksson
IMDb評価:6.8/10

社会度 ★★
哲学度 なし
宗教度 なし
官能度 ★★★
民族度 ★★
ゴア度 なし

脚本 ★ 
演出 ★★
演技 ★★★ 

「第21回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」にて上映。

Miaのお父さんの60歳の誕生日パーティが開かれた。7年付き合っている彼氏Timとは婚約が決まり、パーティーで発表することにした。父は再婚したばかりで、あまり実家に帰らないMiaはそのパーティーで新しい家族と初めて会った。母親の娘Fridaともそのとき初めて出会った・・・。

再婚した二人は新しく姉妹になる二人が仲良くなることを願っていた。会ったばかりの二人は始めはぎこちなかったが、徐々に距離を縮めていくが、姉妹としてではなく、互いが恋愛対象として意識し始めてしまっていた。
Miaには婚約者、Fridaには同性の恋人がおり、二人とも浮気になってしまう。燃え上がる恋と同時に壊れる2組の関係を同時に映し出しているが、どうも表面的で中途半端。義理の姉妹が恋に落ちてしまう家族たちの戸惑いを描いているようだが、葛藤やエピソードがどれも弱く、インパクトに欠ける。結末まで読めてしまう大衆映画だった。

Kyss_Mig_17_C_pia.jpg2014/6/21
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【ドラマ】The Bridge <2011/スウェーデン=デンマーク> ★★★★★

あの「THE KILLING/キリング」に続いて 大ヒット!デンマーク・スウェーデン合作の極上北欧ミステリー。
国境の上に残された死体、それは連続殺人の始まりだった。映画『セブン』を彷彿とさせる傑作サスペンス。

3/25(月)より、、スーパー!ドラマTV にて二カ国語版と字幕版で独占日本初放送スタート!
【二カ国語版】毎週月曜22:00~23:00、金曜23:00
【字幕版】毎週月曜24:00~25:00、土曜21:00

http://www.superdramatv.com/line/the_bridge/

bridge.jpgBron/Broen
2011/60in×10話/スウェーデン=デンマーク
犯罪、ミステリー、スリラー
監督:Henrik Georgsson、Charlotte Sieling、Lisa Siwe
出演:ソフィア・ヘリン、キム・ボドゥニア、Sarah Boberg、Henning Valin Jakobsen
IMDb評価:8.3/10

社会度 ★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 ★
民族度 ★★★
ゴア度 ★

脚本 ★★★★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★★★

スウェーデンとデンマークを結ぶ橋が48秒間停電し、その間ちょうど橋の国境に女性の遺体が放置されていた。遺体の身元は捜索願が出ておりすぐに判明したが、上半身がスウェーデン人、下半身がデンマーク人のものであり、スウェーデンとデンマークの合同で捜査が進められることとなった…。

出演は、「アーン 鋼の騎士団 (2007)」のソフィア・ヘリン、「プッシャー(1997)」「THE KILLING/キリング (2007)」のキム・ボドゥニア

bridge2.jpg主人公は、スウェーデンの女刑事Saga。金髪に皮パン、スポーツカーを颯爽と乗り回す彼女は、強い正義感と行動力、分析力は男顔負けの働きっぷり。だが、寝る間を惜しんで働く彼女の仕事への取り組む姿勢とは裏腹に、感情表現が苦手で、うまくコミュニィケーションを取ることができず、人々からは変わり者と言われている。男性が目の前にいても構わず着替えをしてしまうが、いつものことなので周囲は気にも留めていない。人からどう思われていようと気にもせず、常に我が道を行くタイプ。面倒くさい駆け引きもできない。ある日クラブへ行くと、男性が近づいてきてお酒をおごってくれるというが、断る。なのに去っていく男を追いかけ、「お酒はいらないけど、家でセックスはどう?」なんてさらりと言ってしまう。事が終われば、寝てしまう男性の横で殺害現場の写真を広げてしまう始末。警察官だと知った男はそそくさと帰るのであった。

一方、合同捜査をすることとなったデンマーク人刑事Martinは家族思いで長男の引きこもりを心配しつつも、浮気が原因で何度も離婚の危機を迎えている。今回の事件では毎日スウェーデン警察署へ出向くためなかなか家へも帰れない日が続く。よって、Sagaと接する時間が多く、Sagaの言動に戸惑いつつも、ちゃんと指摘してあげたり、正しい方向へ導いてあげる面倒みの良さ。何の共通点もないように見える2人だが、変わり者のSagaをうまくコントロールしつつ、信頼関係が築かれていく過程は自然で丁寧に描かれる。キャラクターの違う2人のセリフ回しも面白く、事件解決と同時に最終話に向けてSagaの人格まで良い方向へ向かっていく。初盤では皮肉っぽくてどこか苛立たしかったSagaのキャラクターだが、不思議と終盤に向けて愛おしくも感じようになっていた。

bridge1.jpg英国での北欧ブームに便乗し、欧州で大ヒットとなっているらしい作品。これは大いに納得。橋の事件の犯人探しを軸とし、一見するとどこの国にでもありそうなありふれた犯罪ドラマだが、とにかく展開運びと見せ方が上手い。一話完結ではなく、10時間の超大作映画を観ているかのようでもあり、橋の事件の犯人も終盤まで全く読めない。惑わす豊富なエピソードが積み重ねられていく複合構成、増えては何度も覆される容疑者候補たち、数々の伏線、それを処理する過程の丁寧さ、そして意表をつく終盤、SagaとMartinの知られざる過去…観れば観るほど引き込まれるというより、どっぷり引きずり込まれた。謎解きとしてのストーリーの面白さはさることながら、更に主要キャラクターの魅力が加わり、SagaとMartinのコンビネーションが良い化学反応をみせている。個々のヒューマンドラマに落とし込んでいく構成もかなりの見事。

2013年、本国でシーズン2が放送予定とのこと。引き続きキム・ボドゥニア演じるMartinの出番はあるのか、前向きになったSagaの恋愛観がどう変化をみせていくのか…。デンマークの政治ドラマ「The Fortress」同様、待ち遠しく待つことにする。

<観賞> 2012/7/20
初版:2012/7
最終版:2013/3

エージェント・ハミルトン~祖国を愛した男~ (英題:Hamilton: In the Interest of the Nation) <2012/スウェーデン> ★★

hamilton.jpgHamilton: In the Interest of the Nation
2012/109min/スウェーデン
アクション、ドラマ、スリラー
監督:キャスリン・ウィンドフェルト(Kathrine Windfeld)
原作:ヤン・ギィユー(Jan Gillou)
出演:ミカエル・パーシュブラントペルニラ・アウグストジェイソン・フレミングデイヴィッド・デンシック
IMDb評価:6.3/10

社会度 ★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★
ゴア度 ★★

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★★

スウェーデンの工作員ハミルトンは同棲している彼女にはすぐ戻ると伝え、ロシア人としてカザフスタンへ向かった。無事に任務を終え帰国するが、時はすでに4ヶ月も経っていた。身分を明かし、これからは普通の生活へ戻ることを約束し、彼女にようやく許してもらう。ところが、ハミルトンは部屋の外には見張りがいることに気がついてしまった。医師の彼女は緊急オペで呼び出され病院へ向かうと、見張りもいなくなった。
ハミルトンは彼女の帰宅を待つ間、リンゴを剥いて食べようとしていたが、ついついナイフを握りしまったまま寝てしまう。帰宅した彼女が起こそうとすると、とっさのあまり果物ナイフで彼女の喉を切り、殺してしまった。長年身に付けた自己防衛が仇となってしまった…。

hamilton1.jpg監督は、「The Escape(2009)」のKathrine Windfeld。
出演は、「未来を生きる君たちへ(2010)」のミカエル・パーシュブラント、「愛の風景(1992)」でカンヌ女優賞を受賞したペルニラ・アウグスト、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (2008)」「タイタンの戦い (2010)」のジェイソン・フレミング

任務で何人も殺していても彼女の死には動揺を隠せないハミルトン。ところが、物取りの犯行に見せ掛け、証拠を消す様はやはり工作員。感情を押し殺して淡々と作業をこなすが、ヒューマンドラマでもいつも良い演技をみせてくれるミカエル・パーシュブラントなだけに、悲しみや後悔が見え隠れする演技は卓越。彼のアクション作品は初めて観るような気がするが、身のこなしもなかなかのものだった。

スウェーデン人ジャーナリストが原作を書き、過去にも映画化されている作品。舞台は、カザフスタン、ロシア、アンマン、スウェーデン等といった大掛かりなものだが、残念ながら工作員が身分を偽り潜入するといったどこの国でも語りつくされているマンネリ化した題材にハリウッドナイズされたストーリー展開で、流れも結末も最初から読めてしまっている。見せ場は彼女を殺してしまうまでの序盤のみ。彼女への見張りがついていた理由などは最後までの伏線となってはいるが、何のサプライズも用意されていなければ、仕掛けも演出もさほど派手ではない。キャスティングは豪華だが、大作というには程遠い。彼女の死で絶望の淵を彷徨うハミルトンのほうが興味深いが、アクション映画に期待するほうが間違っているか…。

2012年9月、本国では続編が公開。どうやら人気はあるようだ。

<観賞> 2012/7/18

(未) Avalon <2011/スウェーデン> ★★☆

avalon.jpg
Avalon
2011/79min/スウェーデン
ドラマ、スリラー
監督/脚本:Axel Petersén(長編監督デビュー作)
出演:Johannes Brost、ペーテル・カールベリ、Léonore Ekstrand
IMDb評価:5.4/10

社会度 ★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 なし
ゴア度 なし

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★


avalon1.jpg60歳のジェーンは姉と一緒に海辺近くの小さな町で“Avalon”というナイトクラブを経営しようとしていた。ようやくいい物件も見つけ、工事を開始したが、車をバックした際木材が倒れ、日雇いの屋根係の青年が下敷きとなってしまった。順風満帆だった生活が一変してしまう…。

監督は、本作がデビューとなるAxel Petersén。
出演は、「ぼくのエリ 200歳の少女」のペーテル・カールベリ。

知り合いの伝手を頼り、遺体を山奥へ埋めた。代わりの屋根係を雇い、何事もなかったかのように工事は進められたが、青年の恋人が連絡が取れないことを不審に思い訪ねてきていた。あれこれ聞かれ、ジェーンは気が気ではなくなる。

Avalon2.jpgストーリーに警察は絡んでこない。大きな事件が起こりそうにもない片田舎で、まさか遺体が遺棄されたとは誰も思っていないのだろう。捜索願も出されていないのだろう。事件を追うサスペンスというよりは、遺体を処理した人たちからの脅迫や、彼女の登場に良心の呵責に駆られ、真実が闇に葬られてしまうことへの罪悪感など、加害者側の心境を掘り下げた作品。地味で空気感から読み取らなくてはならないため、かなり睡魔と戦う羽目になった。もう少し見せ場があってもよかったように思う。

<観賞> 2012/7/19

[サイト内タグ検索] 日本未公開

シンプル・シモン <2011/スウェーデン> ★★★★

2011年米国アカデミー賞外国語映画賞、最終選考9作品中の1本。リストはこちら。
日本ではいくつかの映画祭で上映されたきり、配給はついていない模様。

simple simonI rymden finns inga känslor/Simple Simon
2011/83min/スウェーデン
コメディ、ドラマ、ロマンス
監督/脚本:アンドレアス・エーマン(Andreas Öhman)(長編デビュー作)
脚本:ヨナタン・ショーベリ
出演:ビル・スカルスガルド、マッティン・ヴァルストレム、セシリア・フォシュ、ソフィ・ハミルトン
IMDb評価:6.8/10

社会度 ★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 ★
民族度 ★★★

脚本 ★★ 
演出 ★★★
演技 ★★


simple simon2アスペンガー症候群のシモンは兄のサムと兄の彼女フリーダと3人で暮らしていたが、ある日突然フリーダが家を出て行ってしまった。シモンは大好きなサムが肩を落としている姿は見たくない。サムの元気を取り戻すために、シモンはサムの新しい彼女を探すことにした…。

監督は、長編デビューとなるアンドレアス・エーマン。
出演は、ビル・スカルスガルド。スウェーデンを代表する俳優ステラン・スカルスガルドを父に、アレクサンダー(「メランコリア」)とグスタフ(「Happy End」)を兄に持つ。

シモンは決められた時間に決められたことをしないと落ち着かない。サムの彼女フリーダがシャワーを浴びていても時間になれば入ってしまうし、セックス中でも構わずドアを開けてしまう。そんなシモンに嫌気がさし、フリーダは家を出て行ってしまった。しかし、シモンには理由がわからない。人間の感情を読み取ることができないため、喜怒哀楽を図式化し壁に貼り、見比べながら人の気持ちを理解しようとしているが、そううまくいくわけではない。仕事場に行く時は“アスペルガー症候群です。僕に触らないで”と書かれたバッチを胸につけている。人に触られることも極端に嫌う。自分のルールが崩された時、シモンはドラム缶の中に“閉じこもって”しまい、何時間もでてこないことがざらである。

simple simon1タイトル“I rymden finns inga känslor”は“宇宙には感情がない”という意味だという。感情表現ができず、いつも無表情なシモンは宇宙をこよなく愛している。ドラム缶は彼にとっての人工衛星なのだろう。唯一落ち着くお気に入りの場所であった。

ところが、彼女に出ていかれ、サムは元気がない。部屋に“閉じこもり”、シモンが慰めようとすると、“俺に触るな”とシモンの手を振り払う。サムは健常者であるが、ひと時バランスを失うとアスペンガー症候群のシモンと何の違いもないのではないかということに気づかされる。

ポップな色調でおとぎ話のような展開。ストーリーはシモン視点で、どこかメルヘンチック。健常者シモンとアスペンガー症候群サムを対照的に描いているが、所詮表裏一体。シモンの純粋な心が障害者と健常者の垣根をそっと跳ねのけてくれる。

どう接していいかわからない人も実は相手も同じ気持ちで、ほんの少しのきっかけで分かり合えるのかもしれない。でも現実はプライドとか意地とかが邪魔してそうはうまくいかないが…。

<観賞> 2012/6/24

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(未) Between two fires <2010/スウェーデン=ポーランド> ★★★

between two fires
Between two fires
2010/スウェーデン=ポーランド
ドラマ、ロマンス、スリラー
監督/脚本:Agnieszka Lukasiak(長編監督3作目)
出演:Magdalena Poplawska、Simon Kassianides、Kamila Nowysz
IMb評価:6.5/10


社会度 ★★★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 ★★★
民族度 ★

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★


between two fires3ベラルーシの小さな村に住むマルタはシングルマザーとして必死で娘アニカを育てていた。ところが交際中の彼氏がアニカを人身売買しようと企てていることを知り、逃れてスウェーデン北の難民キャンプへやって来た。そこで、移民として受け入れられるのを待つが…。

監督はポーランド出身のAgnieszka Lukasiak。前2作はドキュメンタリー映画であり、初のフィクション映画となる。

信頼していた彼氏の裏切りからストーリーは始まり、誰を頼ったらいいのかわからないマルタ。難民キャンプにいる人たちは多国籍で、様々な事情を抱え、なかなか心を開こうとしない人が多い。裏で何かを企てているような様子を見せたり、警戒心を掻き立てる演出がなされ、彼らの素性はどうなのか、マルタはこの先どうなるのかといったミステリータッチで描かれる。

between two fires1ヨーロッパの貧困層の内情を描いた作品。人身売買、偽装結婚など社会派なテーマを盛り込んでいるが、どうもステレオタイプすぎて、実情を知らない監督が見聞きしたニュースだけで作り上げてしまった感は否めない。ドラマチックな出来事は数多くあり、飽きさせない流れだが、結局は事がうまく運びすぎていたり、先が読めてしまったり、演出も過剰。どれもリアリティーが感じられず、説得力にも欠ける。福祉の人の下手すぎる演技も評価を下げてしまう要因の一つ。マルタと新しい彼氏との毎回体位の違うセックス行為はポルノのようでもあり、台無し。

<観賞> 2012/5/22

[サイト内タグ検索] 日本未公開

(未) Beyond <2010/スウェーデン=デンマーク=フィンランド=ノルウェー> ★★★

beyond.jpgSvinalängorna/Beyond
2010/99min/スウェーデン=デンマーク=フィンランド=ノルウェー
ドラマ
監督/脚本:ペルニラ・アウグスト(Pernilla August)
原作:Susanna Alakoski
出演:ノオミ・ラパス、オーラ・ラパス、オウティ・マエンパー、Ville Virtanen
IMDb評価:6.9/10

社会度 ★★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★

脚本 ★★★★ 
演出 ★★★★
演技 ★★★★

2012年(第84回)米国アカデミー賞 外国語映画賞スウェーデン代表作品

beyond1.jpg夫と2人の子どもと幸せに暮らすリーナの元に1本の電話がかかってきた。もう何年も会っていない母からであった。会話することなく電話を切ったが、今度は病院からかかって来た。余命いくばくもない母が面会を希望しているという内容だった。リーナの脳裏には母との思い出が蘇る…。

監督は、「愛の風景(1992)」でカンヌ女優賞を受賞したペルニラ・アウグストの長編監督デビュー作。
「ペレ(1987)」「愛の風景(1992)」でパルムドールを受賞したビレ・アウグスト監督の元妻である。 
出演は、「ミレニアム」シリーズのノオミ・ラパス、夫役は当時実生活でも夫だったオーラ・ラパス、「ハンネス、列車の旅(1998)」のオウティ・マエンパー。

beyond2.jpg母との再会は過去との対峙であった。面会に行くかどうか悩むリーナの脳裏に浮かぶのは幼少時代の出来事。リーナの両親はフィンランド移民で、1970年代、家族4人でスウェーデン南部に引っ越してきたところから回想されていく。父親の虐待、母親のアルコール中毒、育児放棄といった家庭環境で弟をかばいながら姉としての役目を果たすリーナの苦悩が描かれ、なぜ母と疎遠になり、再会を拒むのか、弟と父親はどうなったのかが徐々に明かされていく。

現在幸せに暮らすリーナに暗い過去があったことは、子どもはおろか、夫ですらほとんどを知らず、リーナの心の奥底に封印されてきたこと。封印してきた出来事を思い起こすことでリーナの感情が爆発する。一人で悩み苦しむ姿を見て、夫婦関係にもヒビが入り始める。実生活での夫婦が本作でも夫婦役を演じているが、本作の撮影後にラパス夫妻は離婚している。ストーリーと事実が重なり、複雑な気持ちになってしまった。

現在の悩む姿と過去の出来事が入り混じった構成となっているが、ストーリーがうまくリンクしており混乱することはない。嫌な思い出はいつしか心の闇となり、つきまとう存在となる。過去は過去として受け止めることができなければ前に進むことはできない。過去と対峙することでのリーナの心境の変化がよく表現されており、初監督作とは思えない力量を感じる。ノオミ・ラパスの演技が素晴らしい。毎回違った役柄で完璧な役作りには関心させられる。

<観賞> 2012/4/18

(未) Happy End <2011/スウェーデン> ★★★★

happyend1_20120404153123.jpgHappy End
2011/スウェーデン
ドラマ、犯罪
監督:Björn Runge(長編監督5作目)
脚本:キム・フォップス オーカソン
出演:アン・ペトレン、Malin Buska、ユーハン・ヴィーデルベリ、グスタフ・スカルスガルド、ペーター・アンデション、デイヴィッド・デンシック
IMDb評価:6.1/10

社会度 ★★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 ★
民族度 ★★
脚本 ★★★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★

happyend_20120404153123.jpg自動車教習の教官をしているジョアンナの息子ピーターは彼女と暮らしていたが、自殺未遂を図り彼女にも見捨てられてしまう。無事に退院し、母親と暮らすことにした。画家のピーターは家政婦のカトリーヌをモデルにし、絵を書き始めた。次第に行為を持つようになるが、カトリーヌには同棲している彼氏がいた…。

監督は、シリアスドラマを得意とするスウェーデン出身のBjörn Runge。日本での発表作はない模様。出演は、「ペーテルとペトラ(1989)」のアン・ペトレン、本作が長編デビューとなるMalin Buska、 「あこがれ美しく燃え (1995)」のボー・ウィデルベルイ監督の息子ユーハン・ヴィーデルベリ、スウェーデンを代表する俳優ステラン・スカルスガルドの次男であり、アレクサンダーを兄に持つグスタフ・スカルスガルド、「プッシャー(1996)」「ミレニアム(2009)」のペーター・アンデション。

脚本は、ステラン・スカルスガルド主演「A Somewhat Gentle Man (2010/ノルウェー)」、マッツ・ミケルセン主演「Prag(2006)/デンマーク」、トリーネ・ディアホルム主演「Soap(2006)/デンマーク」「Little Soldier(2008)/デンマーク」、パプリカ・スティーン主演「Okey(200)/デンマーク」などを手掛けたイラストレーター出身のキム・フォップス オーカソン。

happyend2_20120404153122.jpg息子ピーターのことが気がかりでならない母ジョアンナ。
何度も自殺未遂を図る精神不安定なピーター。
ジョアンナの家政婦で彼氏のDVに悩まされるカトリーヌ。
借金取りに追われ、彼女カトリーヌに手を挙げてしまう彼氏アスガ-。
妻に先立たれアル中、飲酒運転で免停になり、ジョアンヌの教習を受けるマーチン。

ささやかな幸せを願っているだけなのに、ほんの些細なことで人生の歯車が狂い、今の生活から抜け出す術が分からない不器用な5人を主人公としている。ハッピーなことは何も起こらず、スローな展開でもどかしくもあり、シリアスな作品を得意としている監督なだけに、終始メランコリックな描き方。淡々としていながらも、一歩ずつ前に進もうとする5人の背中を見つめるカメラは決して彼らを見放してはいない。

ハリウッド映画のような派手でストレートな作品を考えると“Happy End”というタイトルは皮肉的だが、人間の幸せとは一体何なのかを問う作品。彼らが願うのはごく当たり前の日常の幸せ。ほんの少し勇気を出して見るときっと幸せなことが待ち受けていることを教えてくれた。

<鑑賞> 2012/4/4

プレイ <2011/スウェーデン=デンマーク=仏> ★★★★

play.jpgPlay
2011/118min/スウェーデン=デンマーク=フランス
ドラマ、犯罪
監督/脚本:リューベン・オストルンド(Ruben Östlund)(長編監督3作目)
出演:Kevin Vaz、Yannick Diakité、Abdiaziz Hilowle
受賞:第24回(2011)東京国際映画祭最優秀監督賞
IMDb評価:7.2/10

社会度 ★★★★
哲学度 なし
宗教度 なし
民族度 ★

脚本 ★★★ 
演出 ★★
演技 ★★★★


play1.jpgショッピングモールでたむろしている黒人少年グループが見つめる先にいるのは白人の少年。使っている最新のi-phoneの傷が自分の兄のものと同じだと難癖をつけてきた。お父さんに買ってもらったもので盗んだものだはないと主張する白人の少年だが、黒人グループは後をつけ回し始める…。

監督は、本作が長編3作目となるスカンジナビア人のリューベン・オストルンド監督。本作が日本初上映となる。

2006年から2008年、スウェーデン第2の都市のヨ―テボリ周辺での少年グループによる40件にも及ぶカツアゲ事件を背景としている。正直、かなりステレオタイプな作品であり、黒人少年グループの描き方には偏見がある。とはいえ、私がスウェーデンによく行っていた時期とも重なり、町での黒人の多さや旅行客の隙を狙っているような立ち振る舞い方が気になったこともあり、興味深く拝見。

play2.jpgたちの悪い黒人少年5人による悪ふざけ(Play)の末の“カツアゲ”を延々と垂れ流すだけの作品だが、恐怖が襲いかかる強烈な問題作。ターゲットの多くは白人(スカンジナビア人)の同世代の少年たち。黒人少年グループ内での役割分担はしっかりしており、巧みなロールプレーによってじわりじわりと心理戦に突入していく。精神的に追い詰められていく白人に対し、黒人グループの行動ははヒートアップしていく。暴行を加えることはなく、周囲の大人たちが気に留めることもない。固定カメラによる長回し撮影は、少年たちを見つめるだけの傍観している大人たちと同じである。

ハイエナのように一度狙った獲物を逃がさない執念深さと、綿密に計画したかのような巧みなロールプレーによって気付いたら裸一巻になっているという驚くべき手腕を見せている。背後に見えるのは移民問題や格差社会、大人たちの無関心さ。子どもたちの気迫な演技があまりにもリアルで、子どもが主演でありながら、大人が考えさせられる問題提議となっている。演じた少年8人が素人だということには驚き。女性の社会進出が進んでいるスウェーデンで出産後の共働きは当然。日中ママに電話が繋がらないのはごく当たり前のこと。子どもが助けを求め、留守電にメッセージを残しても、気付いた頃に事は最悪の状況になっていたら、悪いのはママ?それとも黒人少年たち?

<鑑賞> 2011/3/23
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(未) The Ox (原題:Oxen) <1991/スウェーデン=ノルウェー=デンマーク> ★★★

oxen.jpg
Oxen/The Ox
1991/92min/スウェーデン=ノルウェー=デンマーク
ドラマ
監督/脚本/撮影:スヴェン・ニクヴィスト(Sven Nykvist)(映画監督5作目)
出演:ステラン・スカルスガルド、Ewa Fröling、Lennart Hjulström
IMDb評価:7.1/10



哲学度 ★★★★
社会度 ★★
宗教度 ★
衝撃度 なし



*****第64回(1991)アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品 *****
エーゲ海の天使 - ガブリエレ・サルヴァトレス(イタリア)
紅夢 - チャン・イーモウ(香港)
春にして君を想う - フリドリック・トール・フリドリクソン(アイスランド)
Obecná skola (The Elemenchool) - ヤン・スヴェラーク(チェコスロヴァキア)
Oxen - スヴェン・ニクヴィスト(スウェーデン)
**********************************

ルース一家は愛に溢れる幸せな家庭を築いていたが、食料は底をついてしまい、買うお金もない。このままでは寒い冬を越せず一家3人は飢え死にしてしまう。ついに夫のヘルジは地主が育てている牛に手をつけてしまった。すぐさま肉を調理し、残りは貯蔵庫に隠し証拠隠滅した。
常に対でいる牛が1頭しかいないことに気付いた地主は村中、牛を探し回るが見つからない。ヘルジの家へ訪ねると、貧しいのに肉を煮込んだ匂いがし、すべてを察し、嫌がらせを始める。罪の意識に苦しむヘルジは全てを自供し、赦しを請うが、刑務所送られてしまう…。

oxen1.jpg監督は映画撮影を専門とする方で、特にイングマール・ベルイマン監督作品で有名。1972年の「叫びとささやき」と1982年の「ファニーとアレクサンデル」でアカデミー賞最優秀撮影賞を受賞している。その他にはロマン・ポランスキー監督「テナントー恐怖を借りた男(1976)」、アンドレイ・タルコフスキー監督「サクリファイス(1986)」、ウディ・アレン「私の中のもうひとりの私(1989)」、ラッセ・ハルストレム監督「ギルバート・グレイプ(1993)」、リチャード・アッテンボロー監督「チャーリー(1992)」など、半世紀以上の間に124本の作品を手掛けている。本作は監督5作目となる監督作品であり、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。主演は、アメリカでも活躍し、スウェーデンを代表するステラン・スカルスガルド

テーマは“赦し”である。1頭の牛事件を通し、いろんな立場の人たちの心情が描かれ、犯した罪をどう償うかではなく、犯された罪をどう赦すかに焦点を当てている。
人は試練をどう生き抜くべきなのか。もし罪を犯してしまった時、どうすべきなのか。そして、犯された罪をどう償わせるのか。どう赦すべきなのか。様々な問いが提示される。
罰を与えることばかりが正しいわけではない。赦すことで得られる幸福もある。赦されたことで人は優しくなれる。2度の罪、2度の赦しを見せることで、心の温まる結末を迎えている。
ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」に似た話でもあり、新鮮味はないが、人生の教訓的作品。

<鑑賞> 英語字幕 2011/5/27

(未) Sunstorm <2007/スウェーデン> ★★★

storm.jpgSunstorm/Solstorm
2007/103min/スウェーデン
ミステリー、スリラー
監督:Leif Lindblom
原作:オーサ・ラーソン「オーロラの向こう側」ハヤカワ・ミステリ文庫、松下祥子訳、2008年
脚本:Klas Abrahamsson、Jimmy Lagnefors
出演:Izabella Scorupco、ミカエル・パーシュブラント、Jakob Eklund
IMDb評価:5.0/10

宗教度 ★★★
ゴア度 ★
緊迫度 ★★
哲学度 ★★★
嫌悪感 ★★★


storm1.jpgある事件が原因でレベッカは故郷キールナを飛び出し、ストックホルムで弁護士として働いていた。ある日、かつての親友から電話が入る。彼女の弟であり教会のカリスマ宗教師ヴィクトールが教会内で惨殺され、自分が目撃者だという。レベッカ自身も教会とは深い因縁があり、多忙な弁護士業務を投げ捨て、北の故郷へと向かうが、凶器の包丁が自宅から見つかり容疑者として逮捕されてしまう。友人の無実を信じ、真犯人を探そうとするが、否応なく過去と対峙させられることとなる…。

原作のオーサ・ラーソンはキールナで生まれ育ち、弁護士として働いた後、本作の原作本「オーロラの向こう側」で作家デビュー。スウェーデン推理作家アカデミーの最優秀新人賞を獲得した。同書と同一人物を主人公とした第二作「赤い夏の日」では、最優秀長篇賞を獲得している。監督はテレビで活躍されている方で本作が唯一の映画作品。

storm2.jpg友人の無実を信じるレベッカが真犯人を探す物語だが、自分の過去が惨殺事件にも深く関与していることを知った時のレベッカの心理に重きを置いている。被害者ヴィクトールが所属していた教会は、キリスト教系のいわゆる新興宗教。死から蘇った経験があり、教祖として崇められていた。
犯人探しの過程で明らかになるこの宗教団体の内在している闇、殺害方法、ドロドロとした人間関係、心理の掘り下げ方は容赦なく凄惨で心苦しい。キャラクターも一癖も二癖もある人たちばかりで、彼らの苛立ちややるせなさが深く胸に突き刺さり、はっきり言って気が滅入る。心理を深読みしよとすればするほど気分は悪くなるのに、不思議と先が気になるストーリー展開。原作本は未読なのだが、読んだ方のブログ等を拝見すると、同じような感想を抱いている人が多いのが興味深い。

しかしながら、推理サスペンスとして観るには伏線が弱く、惜しいといった印象。レベッカの弁護士としての職業もほとんどストーリーに活かされていない。同じくスウェーデン小説の映画化、ミレニアムシリーズや「ぼくのエリ」には一歩及ばず。

<鑑賞> 英語字幕 2011/9/21

(未) Metropia <2009/スウェーデン=デンマーク=ノルウェー=フィンランド> ★★★

metropia.jpg
Metropia
2009/86min/スウェーデン=デンマーク=ノルウェー=フィンランド
アニメ/SF/スリラー
監督/脚本:タリック・サレハ(Tarik Saleh)(長編アニメ映画デビュー作)
声の出演:ヴィンセント・ギャロ、ジュリエット・ルイス、ウド・キアー(Udo Kier) 、ステラン・スカルスガルドアレクサンダー・スカルスガルド、Shanti Roney
言語:英語
IMDb評価:6.1/10

社会度 ★★★
恐怖感 ★★★
閉鎖感 ★★★★




metropia1.jpg石油が枯渇してしまった西暦2024年、架空の都市。ヨーロッパの都市はメトロと呼ばれる会社の巨大な地下鉄網で結ばれている。ロジャーは地下鉄に入る度に変な声が聞こえ、不快感を覚えるため、自転車通勤していた。しかし、使用しているシャンプーのキャラクターそっくりの女性を見かけ、彼女の後をつけて地下鉄に乗ると、“声”が聞こえ始めた。そして、自分はその“声”に支配されていると気付き始める…。

スウェーデン初の大人向け長編CGアニメーション作品で、子供向けの夢と希望に溢れているような甘い展開ではない。ヴィンセント・ギャロを筆頭に、声優としては珍しい俳優たちを集めている。サンダーバードのような人形にリアルな顔立ちは細部まで作り込まれいて表情が不気味で、視覚的にも新鮮なアニメとなっている。ヴィンセント・ギャロ出演で平凡ではないことは容易に見当がつくが、テーマも大人向けで、現実に起こっているかもしれない話だから余計にゾッとする。

本作の監督を手掛けたのはエジプト系スウェーデン人映画監督タリック・サレハ。クレイアニメーターの父親を持つ。ドキュメンタリー映画制作に進み、「サクリフィシオー誰がチェ・ゲバラを裏切ったか?」や、「ギトモー戦争の新しいルール」などのドキュメンタリー映画が有名で、長編アニメ映画初監督作品となる。ヨーロッパでの長編作品は10億円程度が平均予算で、本作のような6億円程度は低予算とされる。しかしながら、北欧一カ国では難しく、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランドの共同製作に至ったという背景がある。

metropia2.jpg地上は荒廃しきっていて、人気(ひとけ)のない世界。テレビや地下鉄を利用した監視の網が張り巡らされていることに知らずに人々は平然と暮らしている。シャンプー液が脳に浸透すると幻聴が始まり、人々はその“声”にコントロールされるという設定にはゾッとする。シャンプー液が頭皮の毛穴に浸透していく様子もすごいリアルに描かれる。このシャンプーを気に行って使っているロジャーも監視の対象となっていた。監視をし、“声”によって洗脳するのが彼らの目的である。自分の知らない所で大きな監視網が組織的に張られ、監視員たちは働きアリのように働かされ、そこには陰謀が渦巻く。そのことに気付き、ロジャーはこの世界から抜け出そうとするサスペンスになっている。もしかしたら自分も何かの大きい組織の陰謀に巻き込まれているかもしれない…なんて錯覚に陥る怖さがあり、余韻がじわりじわりと残る。

モノクロかと間違えるほど映像はグレーで、内容もダーク。なのに、どこかすっとボケたロジャーのキャラクターがいい。キ●ィーちゃんが効果的に使われているが、許可取ってるのだろうか?

<鑑賞> 2011/7/24

(未) The Girl <2009/スウェーデン> ★★

girl.jpg
Flickan / The Girl
2009/90min/スウェーデン
ドラマ
監督:Fredrik Edfeldt(長編デビュー作)
出演:Blanca Engstrorm、Shanti Roney、アニカ・ハリン
脚本:Karin Arrhenius
受賞:
第59回(2009)ベルリン国際映画祭 特別賞賛
スウェーデンアカデミー賞 撮影賞
IMDb評価:6.8/10


普遍度 ★★★
映像美 ★★★




girl2.jpg家族一家(両親、兄、妹)は夏休みのアフリカ旅行を計画していた。少女は予防注射まで受け楽しみにしていたが、10歳は入国できないことを直前に知り、伯母に預けられ、留守番することになってしまった…。

舞台は1981年、何も起こらないスウェーデンの片田舎。少女に名前はない。過剰な演出を抑えることで、国籍問わず誰しもが共感できるような普遍的な内容にしているのだろう。異性への関心、肉体的な成長への戸惑い、アイドル(ABBA)への憧れ、大人への悪巧み…誰しもが通ってきた少女の成長期である。

girl1.jpg
湖でのプール教室はなんとも北欧らしい。伯母と英語で会話するあたりもスウェーデンの英語レベルの高さがうかがえる。ABBAの音楽以外、時代や国を特定できてしまうような要素がほとんどなく、誰しもが共感できると書いたが、逆に退屈な点でもある。10歳の少女の行動範囲内での出来事なので、子どもには大事でも大人にははっきり言って何も起こっていないに等しい。
預けられた伯母はまだ若く独身。彼氏に夢中で、姪っ子の世話どころではない。結果的には1人でのお留守番となってしまった少女。何も起こらないながらも、一歩一歩成長していく様子は見られるが、感情移入までには至らず。


<鑑賞> 英語字幕 2011/6/25
[サイト内タグ検索] 日本未公開 ShantiRoney

イージーマネー (原題:Snabba Cash) <2010/スウェーデン> ★★


ザック・エフロン、大ヒットスウェーデン映画のリメイク版で主演 - シネマトゥデイ


snabba.jpg
Snabba Cash/Easy Money
2010/124min/スウェーデン
ドラマ、犯罪、スリラー
監督:ダニエル・エスピノーサ(Daniel Espinosa)(長編3作目)
脚本:Maria Karlsson (screenplay)、
原作:イェンス・ラピドゥス(Jens Lapidus)同名小説
出演:ジョエル・キンナマン(Joel Kinnaman)「The Invisible」、マティアス・パディン、ドラゴミール・ムルジッチ
IMDb評価:6.6/10
イージーマネー』


ザック・エフロン主演ハリウッド版タイトルは「Fast Cash」。





面白かったけど、私好みではなかったので簡単に。
snabba2.jpg主人公ヨハンは、昼間はロースクールの学生だが、上流階級の友人たちとの交際のためにいろんなバイトをしている。お金のために麻薬取引に手を染めてしまうという至って単純な話。
スウェーデンではおそらく珍しいと思われるギャング絡みの話。相当ハリウッドを意識していると思ったけど、見事にハリウッドリメイク決定していた。この手の作品はハリウッド物のほうが断然面白いが、スウェーデン製作ということに稀少価値がある。正直、ハリウッドでリメイクするほどの内容だとは思わなかった。しかし、主演Joel Kinnamanの出世作になったことは間違いないだろう。

snabba1.jpgいかにもスウェーデン人な風貌で、上流階級社交界のほうがしっくりくるタイプ。犯罪が板についておらず、オドオドしている姿がいい。登場するギャングたちはスペイン語とセルビア語を話しているので、おそらくそちら出身の設定なのでしょう。いかにも悪そうな人たちとのギャップもいい。
冒頭からいきなり始まる脱獄劇は緊張感があって期待も高まるが、見せ場はここだけだったように思う。脱獄劇の必要性も感じられず、全体のストーリーとのバランスもよくない。「Easy Money」は荒稼ぎという意味だが、楽に稼いでいるようには見えない。ギャングやドラッグの話は、犯罪や裏切りがつきものだが、その辺の心理に重点を置いたほうがよかったように思う。サブプロットとして描かれるロマンスも中途半端になってしまっている。

<鑑賞> 英語字幕 2011/3/30
[タグ未指定]

(未) Evil (原題:Ondskan) <2004/スウェーデン=デンマーク> ★★★

evil.jpgOndskan/Evil
2004/113min/スウェーデン=デンマーク
ドラマ
監督:ミカエル・ハフストローム Mikael Håfström「1408号室
原作:ヤン・ギィユーJan Gillou「エリックの青春(Ondskan)」
出演:アンドレアス・ウィルソン(Andreas Wilson)、Henrik Lundström、Gustaf Skarsgård
IMDb評価:7.9/10

社会度 ★★★★
暴力度 ★★★


2004年アカデミー賞外国映画ノミネート作であり、ミカエル・ハフストローム監督の出世作。現在はハリウッドへ拠点を移してしまっている。

フィンランドからの労働移民廃止や、経済格差、家庭内暴力。王室の子息なども多く通っていた私立学校を舞台に社会の根底にある問題を浮き彫りにしていく。興味深かったのは、傍観者の描き方であった。義父の暴力に堪えられない母はムチで叩く音が聞こえないようにピアノを引く。学校でのいじめにおいても、教師も他の生徒らも見て見ぬフリをしていた。加害者である義父と生徒は富裕層だということが背景にある。経済的な支援への欲深さは社会主義国家でも存在していたのだ。

韓国映画「ビー・デビル」でも同様のテーマを扱っているが、加担していなくとも助けなかった傍観者もまた罪なのである。本作も「ビー・デビル」も被害者が悪魔化するといった話である。本作のほうが問題に正面から立ち向かっていこうとする姿が描かれており、晴れ晴れといたエンディングになっている。
ヤン・ギィユーの半自伝的小説を原作ということで、将来にどう影響しているのかにも興味が湧く。左翼派ジャーナリストとしての活躍も読者に多大な影響を与えているそうだ。

<ヤン・ギィユーJan Gillouについて>
スウェーデンの小説家でありジャーナリストのヤン・ギィユーはストックホルムのヴァーサ・レアル(Vasa Real)に入学したが 暴力、窃盗、脅迫といった理由で放校となり、次に2年間セーデルマンランド県にあるソルバッカ(Solbacka)・ ボーディングスクールに通ったがここからも放校処分にされた。残虐な継父からの絶え間ない虐待とソルバッカ校での苛めの中での自身の成長を半自伝的小説『エリックの青春』(原題 Ondskan:悪魔、1981年日本語訳 柳沢由実子 訳 扶桑社 2006年 ISBN 4-594-05171-5)の中で記し、映画化となった。この映画は2003年度のアカデミー賞の候補作品となったが、依然として米国からテロリストとみなされているギィユーは授賞式に出席することは叶わなかった。ギィユーは何とかしてアカデミー賞授賞式に出席するために必要なビザを入手しようとしたが、できなかった。監督のミカエル・ハフストロームがギィユーの内縁の妻に自分のチケットを譲った。ジャーナリストの立場としては特に米国の対テロ戦争、イスラエルのパレスチナ人に対する政策、スウェーデンの公安警察、スウェーデンの法廷手続きや公聴会といった中東での紛争や国内の様々な問題に対し常に左翼の視点と反米的立場から意見を述べている。
(Wikipediaより一部抜粋、編集)

<鑑賞> 英語字幕 2011/2/5 

(未) The Invisible <2002/スウェーデン> ★★★

invisible.jpg
Den osynlige
2002/101min/スウェーデン
監督:Joel Bergvall、Simon Sandquist
原作:Mats Wahl
脚本:Mick Davis
出演:グスタフ・スカルスガルドツヴァ・ノヴォトニー、Li Brådhe
IMDb評価:6.6/10

わからないスウェーデン語の予告編をみて、何となく面白そうだと思い鑑賞。結果的には観てよかったと思える良作だったけど、この手のストーリーはハリウッドが好きそだなぁなんて思っていたら、「臨死(2007)」としてリメイクされていた。こちらは未見。かなり近い設定で展開も同じだけど、結末は違うらしいです。

成績優秀なニクラス。学校でも先生からの評判はいい。ママは理想通りに育った息子を誇りに思う一方で、ニクラスは自分の意見を聞き入れてくれないママに不満を抱いていた。「どうせ何を言ってもママは聞き入れてくれない」そんな思いが募り、ママに内緒でロンドンの学校へ行くことを決意する。そのことを親友のピーターだけに話していた。これが悲劇の始まりであった。
ニクラスは不良グループのある事件に巻き込まれ、瀕死の状態で森に置き去りにされてしまう。翌朝、本人はいつも通り登校するが、誰もニクラスの姿が見えない。幽体離脱したまま今まで生きていた世界を彷徨っていたのだ。
警察はニクラスの捜査に乗り出すが、死体は見つからない。行き場もなく幽体離脱したままのニクラスは犯人につきまとい、耳に届かないのを知りながらも犯人の耳元で訴え続けた。

本作で見事だと思ったのは、“耳”である。
犯人の家庭は崩壊しており、母親は放任主義。子どもの話に耳を傾けていればこの悲劇は起こらなったかもしれない。ニクラスは幽体離脱した状態でママに話しかけるけど、今までも息子の話を聞く耳がなかったのだから、いくら叫んだって声が届くはずもない。
聞こえないのではなく聞こうとしない大人たち。その犠牲となっているのが子どもたちだということに気付いていない現実。幽体離脱をうまく利用した脚本には関心する。
幽体離脱状態のニクラスの声が聞こえる唯一の人物も皮肉的だし、結末も意外だった。

犯人は捕まるのか、ニクラスは見つかるのか、目が離せない展開は本格的なサスペンス。

<鑑賞> 英語字幕 2011/1/3

愛おしき隣人 <2007/スウェーデン=仏=デンマーク=ノルウェー=日> ★★

youtheliving.jpg
Du levande/ You, The Living
2007/94min/スウェーデン=フランス=デンマーク=ドイツ=ノルウェー=日本
監督/脚本:ロイ・アンダーソン
製作: ペルニラ・サンドストレーム
撮影: グスタフ・ダニエルソン
音楽: ベニー・アンダーソン
出演:エリザベート・ヘランダー、ジェシカ・ランバーグ 
IMDb評価:7.4/10

邦題のセンス ★★★
ユルユル度 ★★★★★
芸術度 ★★
感動度 なし
催涙度 なし

ソファーで寝ていた男が「悪夢だ!爆撃機が襲撃した夢を見た!」という目覚めで始まる本作は、爆撃機が雲の彼方に飛んでいくのを発見するシーンで幕を閉じる。爆撃機は夢なのか?現実なのか?

本作の固定カメラによる映像はクローズアップもない。メインキャラクターがいるわけでもない。なんだかツイテいない人たちの日常の一幕はコント集のようにだらだらと垂れ流すだけの作品だ。
youtheliving1.jpgyoutheliving2.jpgyoutheliving3.jpg
・爆撃機が襲来する悪夢に飛び起きてしまった男性。
・調子にのってテーブルクロス抜きを披露するが失敗。壊れた食器は年代物で裁判にかけられ、あいにく死刑になった男性。
・夫婦の営み中に貯蓄の話をする旦那。うまい具合にアイヅチを打っているかのような妻の会話はセックスに夢中になっているだけで、結局会話は噛みあっていない夫婦。
・重要な会議のために床屋に行くがひどい頭にされ、仕方なく坊主に。そして役員の急死によって全てが台無しになってしまた男性。

特定の人物を掘り下げて描くこともなく、あくまでも断片的で、登場人物がどこかで交差するわけでもない。共通点は寂しさと不満を一様に持っているだけだ。カメラに向かって直接不満をぶつける者もいる。

CM監督出身なだけあって個々のストーリーのアイデアそのものは面白く、ボタンをかけ違えてしまったような歯痒さがあるが、全体の繋がりは見えてこない。劇的な展開もない、オチもない、筋もない。そもそも全てが夢なのではないかとさえ思う。

この街のとあるバーで働くバーテンダー。
「ラストオーダーだよ。明日は明日の風が吹くよ。」と鐘を鳴らす。このねぎらいの一言で日々の小さな不満が吹っ飛ぶような気がした。

本作は完成までに3年を要したそうだ。色調を変えたり、出演者を変えたりしながら、全てのシーンを10パターン前後撮り検証したからだとか。素人器用で低予算かと思ったが、6カ国・18のソースから予算取りに成功している。そう言われてみれば、全てセットだったのかも。

しかし、この独特な間は眠くなるなぁ。アキ・カウリスマキ監督といい、ロイ・アンダーソン監督といい、やっぱり苦手なんだよなぁ。

<鑑賞> 英語字幕 2010/11/13
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(未) 【短編】Lucky Blue <2007/スウェーデン> ★★

lucky.jpg
2007/28min/スウェーデン
監督/脚本:Håkon Liu
出演:Tobias Bengtsson、Tom Lofterud
IMDb評価:7.5/10

夏休みのキャンプ場が舞台。毎年来ているオレの隣に挨拶に来たお隣さん家族。その中にケヴィンはいた。目があった瞬間からお互い何かを感じていたようだ。それ以降互いが気になって仕方がないのだ。オレはケヴィンのトレーラーに遊びに行くとケヴィンは青い鳥を飼っていた。手の平にのせようとカゴから出すや否や外へ逃げていってしまった。
lucky1.jpg
その夜、泳ぎに行った湖で妙な雰囲気に。そしてキスをしてしまう。次の日、ケヴィンは酔っていたからだと言い訳をし、オレを避けるようになる。オレは毎年恒例のカラオケ大会で歌で気持ちを伝えることにしたのだ。ようやくオレの気持ちに応えてくれたケヴィン。その時、青い鳥がカゴに戻っていた。

<鑑賞>英語字幕 2010/10/16
[サイト内タグ検索] 日本未公開

ぼくのエリ 200歳の少女/Let the Right One in <2008/スウェーデン>

let the right one in



[制 作 国] スウェーデン
[製 作 年] 2008
[原 題] Låt den rätte komma in 
[英 語 題] Let the right one in
[ジャンル] ホラー、ミステリー
[監 督]  トーマス・アルフレッドソン
[出 演] カレ・ヘデブラント、リナ・リーンデーソン
[受 賞] 60受賞、17ノミネート
[時 間] 115分
[言 語] スウェーデン語音声/英語字幕
[一般公開] 32ヶ国


ヴァンパイア映画というと近年では成人男性のワイヤーアクション映画が多いような気がするけど、これは全く趣の異なる作品でした。
主軸に12歳の少年とヴァンパイアの恋ストーリーがあるからです。

父親が別居中にために学校でいじめられている少年オスカーとヴァンパイア。
類は友をよんだのでしょうか。孤独なもの同士が自然と惹かれあう淡い恋。
ゆったりとした流れとスカンジナビアの雪景色との調和が美しい作品でした。

冬のスウェーデン。
日照時間が極端に短いので、ヴァンパイアには都合がいいですね。
薄暗い雪景色で、大げさで人工的な演出がなく、本来の薄気味悪いヴァンパイアを思い起こしてくれます。
かわいい子供という設定にも意外性があってよかったです。
でも白夜の時はどうするのかしら???

ヴァンパイアと一緒に住む男性がヴァンパイアのために血を調達するのですが、
雪景色の中、木から吊るし採取するシーンがあります。
通りがかりの真っ白い犬が不審そうに見つめるのが幻想的でした。
そして、私の一番好きなシーン。体育の授業、凍った湖でスケートをするシーンです。
生徒「先生、おしっこしたい」
先生「あっちの木の陰でしてきなさい」
生徒「氷の上で?」
先生「そうだよ。それが新しい氷になるんだよ。黄色のね」

同じような体験があるので、なんとも北欧らしいと思ったシーンでした。
ところどころセンスのよさが光っていました。
ハリウッドでリメイク決定しています。
どう調理されるのか興味はありますが、この雰囲気のある美しさは失わないでほしいな。
ハリウッド版は2010年秋公開予定です。



以下、ネタばれ注意です。。。。
[タグ未指定]

(未) About Sara <2005/スウェーデン> ★★★☆

om sara

[制 作 国] スウェーデン
[製 作 年] 2005年
[原 題]   Om Sara
[英 語 題] About Sara
[ジャンル] ドラマ
[監 督] オスマン・カリム
[出 演] リンダ・ジラカス、アレクサンダー・スカルスガルド
[受 賞] 2005 モスクワ国際映画祭
[時 間] 108分
[言 語] スウェーデン語音声/英語字幕


リンダ・ジラカスはフィンランドの女優さん。
アレクサンダー・スクルスガルドはスウェーデンの俳優さん。
最近ではLady GaGaのMVなんかにも出演しているそうです。

不動産鑑定士を夢見るサラ(リンダ・ジラカス)とサッカー選手カレ(アレクサンダー・スクルスガルド)の同棲ストーリー。

サラが社会的地位を高めれば高めるほど、カレの心は離れて行ってしまう。
カレは家庭におさまってくれるような女性を求めているのです。
体を求めてくるサラとのセックスを拒否し、自分はアダルトビデオを見ながら・・・

一方サラは、仕事でさらに発展をとげるけれど、子供も欲しいと思うようになり、他の男性たちをベッドに連れ込み始めてしまう。

お互いの価値観の違いやコミュニケーション不足によるすれ違いを描いた作品です。

すれ違いが続いているのに別れようしなかったのは、カレは同性愛者なのかな~なんて思ったのですが、
そうではなかったようでした。
サラが自分好みに変わってくれることを待っていたのかしら?

私が女だからかもしれないけど、サラの気持ちはわからないでもないのよね。
その後のカレの行為が理解できないのよね。

女性の社会進出が進みつつある国では共通の問題かもしれません。
スウェーデンという国は男性の育児休暇も義務付けられているし、出産後の女性の社会復帰は当たり前。
そんな国でこういった作品公開は少々驚きです。



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 イザベル・ユペール(2)

 ニール・シュナイダー(2)

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 オーレ・ボールネダル監督(2)

 フランソワ・クリュゼ(2)

 キッレ・ヘルム(2)

 ナーセル・ヘミール監督(2)

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 ペルッティ・スヴェホルム(2)

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 トーマス・ヴィルム・ヤンセン(2)

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 アモス・ギタイ監督(2)

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