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2012年 上半期 My Best25作品 

2012年上半期に観た映画は97本。その中から選ぶMy Lanking25作品です。
私の評価基準はブログタイトルのとおり“Movies that make me think(考えさせてくれる映画)”かどうか。
鑑賞直後に感じる“面白さ”は基準対象外になります。★評価ともリンクしていません。

1位:SHAME-シェイム- <2011/英>
2位:Oslo, 31th August <2011/ノルウェー>
3位:君がいない(原題:2:37) <2006/豪>
4位:カドッシュ <1999/イスラエル>
5位:プレイ <2011/スウェーデン=デンマーク=仏>
6位:I'm Glad My Mother Is Alive <2009/仏>
7位:Bad Habits <2007/メキシコ>
8位:MISS BALA 銃弾 <2011/メキシコ>
9位:官能 (英題:The Days Between) <2001/独>
10位:No Return <2010/アルゼンチン=西>

11位:玄海灘は知っている <1961/韓>
12位:スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜 <2011/西>
13位:Babycall <2011/ノルウェー=独=スウェーデン>
14位:ザ・マッドネス 狂乱の森 (原題:Kalevet) <2010/イスラエル>
15位:The Hidden Face <2011/コロンビア=西>
16位:殺人蝶を追う女 <1978/韓>
17位:思春期(原題:ティラノサウルス) <2011/英>
18位:Happy End <2011/スウェーデン>
19位:願いを言ってみて <2011/韓>
20位:Kabuli Kid <2008/アフガニスタン=仏>

21位~25位:(順不同)
Penumbra <2011/アルゼンチン>
Naked Harbor <2012/フィンランド>
シンプル・シモン <2011/スウェーデン>
静かな生活 <1974/イラン>
Beyond <2010/スウェーデン=デンマーク=フィンランド=ノルウェー>

こうしてリストにしてみると、北欧(スウェーデン、ノルウェー、フィンランド)、南米(メキシコ、アルゼンチン)が多い。結構、掘り出し物が多かったように思う。下半期は、アジア方面を掘り探ってみようと思います。みなさまもいい映画と出会えますように。
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[ 2012/06/30 22:55 ] My Lanking & List | TB(0) | CM(0)

シンプル・シモン <2011/スウェーデン> ★★★★

2011年米国アカデミー賞外国語映画賞、最終選考9作品中の1本。リストはこちら。
日本ではいくつかの映画祭で上映されたきり、配給はついていない模様。

simple simonI rymden finns inga känslor/Simple Simon
2011/83min/スウェーデン
コメディ、ドラマ、ロマンス
監督/脚本:アンドレアス・エーマン(Andreas Öhman)(長編デビュー作)
脚本:ヨナタン・ショーベリ
出演:ビル・スカルスガルド、マッティン・ヴァルストレム、セシリア・フォシュ、ソフィ・ハミルトン
IMDb評価:6.8/10

社会度 ★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 ★
民族度 ★★★

脚本 ★★ 
演出 ★★★
演技 ★★


simple simon2アスペンガー症候群のシモンは兄のサムと兄の彼女フリーダと3人で暮らしていたが、ある日突然フリーダが家を出て行ってしまった。シモンは大好きなサムが肩を落としている姿は見たくない。サムの元気を取り戻すために、シモンはサムの新しい彼女を探すことにした…。

監督は、長編デビューとなるアンドレアス・エーマン。
出演は、ビル・スカルスガルド。スウェーデンを代表する俳優ステラン・スカルスガルドを父に、アレクサンダー(「メランコリア」)とグスタフ(「Happy End」)を兄に持つ。

シモンは決められた時間に決められたことをしないと落ち着かない。サムの彼女フリーダがシャワーを浴びていても時間になれば入ってしまうし、セックス中でも構わずドアを開けてしまう。そんなシモンに嫌気がさし、フリーダは家を出て行ってしまった。しかし、シモンには理由がわからない。人間の感情を読み取ることができないため、喜怒哀楽を図式化し壁に貼り、見比べながら人の気持ちを理解しようとしているが、そううまくいくわけではない。仕事場に行く時は“アスペルガー症候群です。僕に触らないで”と書かれたバッチを胸につけている。人に触られることも極端に嫌う。自分のルールが崩された時、シモンはドラム缶の中に“閉じこもって”しまい、何時間もでてこないことがざらである。

simple simon1タイトル“I rymden finns inga känslor”は“宇宙には感情がない”という意味だという。感情表現ができず、いつも無表情なシモンは宇宙をこよなく愛している。ドラム缶は彼にとっての人工衛星なのだろう。唯一落ち着くお気に入りの場所であった。

ところが、彼女に出ていかれ、サムは元気がない。部屋に“閉じこもり”、シモンが慰めようとすると、“俺に触るな”とシモンの手を振り払う。サムは健常者であるが、ひと時バランスを失うとアスペンガー症候群のシモンと何の違いもないのではないかということに気づかされる。

ポップな色調でおとぎ話のような展開。ストーリーはシモン視点で、どこかメルヘンチック。健常者シモンとアスペンガー症候群サムを対照的に描いているが、所詮表裏一体。シモンの純粋な心が障害者と健常者の垣根をそっと跳ねのけてくれる。

どう接していいかわからない人も実は相手も同じ気持ちで、ほんの少しのきっかけで分かり合えるのかもしれない。でも現実はプライドとか意地とかが邪魔してそうはうまくいかないが…。

<観賞> 2012/6/24

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(未) Angels of the Sun <2006/ブラジル> ★★★☆

angels of the sun
Angels of the Sun/Anjos do Sol
2006/92min/ブラジル
ドラマ
監督/脚本:Rudi Lagemann(監督デビュー作)
出演:アントニオ・カローニ、オタヴィオ・アウグスト、Darlene Glória
IMDb評価:7.3/10

社会度 ★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★

angels of the sun22002年、ある片田舎の漁師町に一人の男がやって来た。長女の安否を聞くと、サンパウロで元気にしていると言うが、男の表情は浮かない。そして、妹たちの品定めを始めた。三女が気に入り、両親は荷造りをするように言いつけた。そして、男と三女マリアは町を出て行った。船とトラックを乗り継ぎ、行き着いた先には同い年ぐらいの少女たちが大勢いた。またトラックの荷台に押し込められ、着くとマダムが待っており、お風呂と着替えをさせられ、オークションにかけられた。息子の誕生日プレゼントとして少女を買いに来た男はマリアを落札し、童貞喪失の手伝いをさせられた。そして、今度はアマゾンジャングルの奥地にある売春宿に売り飛ばされた…。

監督は、俳優出身のRudi Lagemann。
出演は、「狂熱の白昼夢(2002)」のアントニオ・カローニ、「セントラル・ステーション (1998)」のオタヴィオ・アウグスト。

angels of the sun1訳の分らぬまま連れまわされ、最終的に行き着いたのはジャングルの奥地。鉱山地で男性労働者が多く、立地的にも脱出は不可能と思われる場所である。売春宿で働く女性たちも両親に売られ、マリアに同情する者はいないどころか、衣食住が与えられるだけ幸せだという女性もいるほど。
12歳のマリアの初日は外まで列ができるほどのお客が集まった。明け方まで男たちの性処理の相手をさせられ、身も心もボロボロになったマリアは、同じ日に売られた少女と一緒に脱出を試みるが、あえなく失敗。2人は連れ戻され、友人は見せしめに殺されてしまった。それでも懲りず、今度はマリアは一人での脱出を試みるが、実家に戻れるわけではない。

ブラジルの少女売春の実態を実話に基づいて描いた作品。本作のような僻地に送られるケースも多く、ブラジル政府も実態を把握しきれないという。貧困層で生まれ育ち、生き伸びるための術として未だにこんなことがあることに心が痛む。まだ両親に甘えたい年頃でありながら、徐々に状況を理解し、一人で生きる覚悟を決めた姿には自然と涙が流れた。
シリアスな題材でありながら、私には珍しいエンタメ性の強い作品。痛々しいシーンはないが、マリアの苦悩がよく表現されている。マリアの苦悩が決意に変わった瞬間には力強ささえ感じた。

<観賞> 2012/6/14

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愛人のいる生活 (英題:Just Between Us) <2010/クロアチア=セルビア=スロベニア > ★★★☆

レンタルしてます。

just between usJust Between Us
2010/87min/クロアチア=セルビア=スロベニア
監督/脚本:ライコ・グゥルリッチ(Rajko Grlic)
脚本: アンテ・トミッチ
出演:ミキ・マノイロヴィッチ、ボヤン・ナヴォイッチ、デリア・ロレンチ、クセニヤ・マリンコヴィッチ、ナターシャ・ドルチッチ、ニーナ・イヴァニシ、イヴァナ・ロスチ
IMDb評価:6.4/10
社会度 ★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 ★★★
民族度 なし
邦題のセンス なし(愛人ストーリーが主題ではない!)

脚本 ★★★★★ 
演出 ★★★★
演技 ★★★


just between us1ニコラとブラツォの父親が死んだ。葬儀の夜、酔いつぶれた2人はニコラの家で飲み直そうとするが、ニコラはそのままソファーで寝てしまった。その間、弟ブラツォがトイレに入ると、体外受精用の容器が置いてあり、ブラツォは自分の精子を仕込んでしまった。ニコラ夫妻は子宝に恵まれず、妻は体外受精を望んでおり、翌日、病院に持って行ってしまった。そして、妻は妊娠した…。

監督は、東京国際映画祭でグランプリを受賞したことのあるライコ・グゥルリッチ。
出演は、「パパは、出張中!(1985)」「アンダーグラウンド(1995)」「ベオグラードの罠(2007)」ミキ・マイノロヴィッチ

just between us2妻との間に子供はおらず体外受精を試みている一方で、実はニコラには愛人がおり、4歳の息子までいる。妻には出張だと嘘をついては愛人宅へ通う生活を5年も続けている。そして、さらに弟の妻は元恋人という人間関係。 ニコラ、ニコラの妻、ニコラの愛人、ニコラの弟ブラツォ、ブラツォの妻5人が繰り広げる愛憎劇。

最大の特徴は、不倫、癌の再発、インポテンス、不妊治療、自殺といったシリアスな題材を扱っていながら、決して重くなく、バカバカしいと思えてしまうほどの楽観的な作風。はっきり言ってかなりくだらない、かなり面白い。オオカミのような鋭い目つきで女性を品定めしたかと思えば、濡れた子犬のように愛くるしく女性に迫るニコラは最低だが、どこか憎めない。

英題“Just Between Us”は“ここだけの話”という意味。ニコラとブラツォの“ここだけの話”的な女性関係がリズミカルにボロボロ明らかになり、豊富なエピソードと5人の葛藤を織り込ませた複合的な構成だが、高質でスピーディ。全てが壊れてしまうのではないかと思わせながら、うまく収束していく展開も巧み。幸せな家庭を気付くためには多少の嘘が必要な時もある…ってことなのかな。

<観賞>2012/6/2

[サイト内タグ検索] ミキ・マイノロヴィッチ
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(未)(備忘録) One day <2010/台> ★★

oneday.jpg
有一天/One Day
2010/93min/台湾
ドラマ、ロマンス、SF
監督/脚本:候季然 (Chi-jan Hou)
出演:Bryan Shu-Hao Chang、Nikki Hsin-Ying Hsieh、Gwen Yao
IMDb評価:6.5/10

社会度 ★★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★

脚本 ★★★ 
演出 ★★
演技 ★★


船の清掃員をしている女性は同じ男性の夢をよく見る。後ろ姿で顔は見えなかったが、同じ後ろ姿の男性を現実で見つけてしまった。追い駆け話をしてみると、彼も同じ夢を見ていたことが判明。夢の続きを2人で現実で築き上げていくといった話。(たぶん)

現実が夢だったらいいのにと思うこともあれば、夢が現実だったらいいのにと思うこともある。夢の続きがあるとしたら、覗いてみたいと思うこともある。本作は夢の断片が現実でつなぎあわされたようなふわふわとした感覚。どこまでが夢でどこからが現実なのか境目が曖昧なだけではなく、独特な詩的センスで不思議な作品。感性で観るタイプなので、観る人によって感じ方も解釈も異なるのでしょう。心で観る映画をあれこれ語るのは難しい。

<観賞> 2012/4

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(未)(備忘録) The Abortion <2006/トルコ> ★★★

araf.jpgAraf/ The Abortion
2006/95/トルコ
ホラー、スリラー
監督/脚本:Biray Dalkiran(監督デビュー作)
脚本:Hakan Bilir
出演:Akasya Asiltürkmen、Murat Yildirim、Kubilay Tunçer
IMDb評価:2.6/10

社会度 ★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★

araf1.jpgカメラマンが自分に好意を寄せていることを知りながら、エダは妻子ある男性と関係を持っていた。ダンスアカデミーに通うエダはダンスの公演を控え練習に励んでいたが、公演前日に妊娠発覚。すでに16週目に入っており、すぐに中絶手術を受ける。時は3年経ち、エダはカメラマンと結婚し、新しい子を宿していた…。

中絶に対する批判が根源となっているトルコ発ホラー。トルコでは日本や韓国ホラーは大人気のようで、日本のホラーのパクリだという記事をあちこちで読んだ。あいにく、私は日本映画をほとんど観ないので比較は難しいが、確かに、どっかで観たようなネタの寄せ集めではある。IMDb評価も2.6とかなり低い。映画館に足を運ぶほどの作品ではないが、そこまで悪い作品ではない。

araf2.jpgストーリーは平凡で新鮮さはなく、先が読めてしまうのが難点だが、監督の意図が明確で見やすい。フィルターのかかった色味はアート的で、デフォルメ効果(広角レンズによるのかな?)と独特なアングルの映像がものすごい薄気味悪さを演出している。出演者以外、町にも病院にも道路にも全く人がおらず、過疎化かと思えば、生活感が感じられる集合住宅が舞台だったり、不自然さはあるものの、その分気味悪さを煽っている。中絶手術のシーンも痛々しく、直視できなかった。しばらくトラウマになりそう。無駄なエピソードがないので、ストレートな展開もいい。

<観賞> 2012/5/24


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(未) Naked Harbor <2012/フィンランド> ★★★★

naked harbour
Vuosaari/Naked Harbor
2012/123min/フィンランド
ドラマ
監督/脚本:アク・ロウヒミエス
出演:ショーン・パートウィー、レナ・クールマー、エーメリ・ロウヒミエス、Amanda Pilke
IMDb評価:6.6/10

社会度 ★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 ★
民族度 ★★★

脚本 ★★★ 
演出 ★★
演技 ★★


naked harbour1学校でいじめられている少年とその母親、スターになることを夢見る少女とその父親、病気に苦しむシングルマザーとその娘、ダイエットがうまくいかない中年男性とその息子、妻とうまくいかず不倫に走る男・その妻と不倫相手の女性、犬が唯一の親友の小学生と母親、借金に苦しむ青年とその妻、アメリカから出張に来ていた男性、悩む8人の日常生活を平行して描き、特筆すべきあらすじはない。

監督は、「4月の涙」のアク・ロウヒミエス。
出演は、「ドッグ・ソルジャー(2002)」のショーン・パートウィー、エストニア出身のガールズバンド“バニラニンジャ”のレナ・クールマー、「4月の涙」のエーメリ・ロウヒミエス、「禁断の果実(2009)」のAmanda Pilke。

naked harbour.2jpg解決策を模索し、自力で抜け出そうとする姿を温かく描いた作品。カメラは彼らが置かれている状況にどう立ち向かうのかを一定距離でそっと見つめていく。ほぼ独立した8組のストーリーが頻繁に切り替わるが、不思議と混乱なく観られる。むしろ中盤からインパクトのある展開が続き、どれも見応えのある人間ドラマになっている。

何かが満たされず、性欲に走る大人たち。どれも突飛押しもない行動に思えるが、次第に共通している孤独が浮かびあがり、それぞれの悩みが見えてくる。彼らの悩みはダイエットやいじめ、病気、借金といったもの。全員が自殺でもしそうなほど追いつめられているように見えるが、もがき苦しみ、葛藤に悩む登場人物はどこにでもいるキャラクター。もしかしたら自分とぴったり当てはまるキャラクターもいるかもしれない。ストーリーも普遍的で、共感度も高い。

季節は冬。一面銀世界のヘルシンキを舞台としている。次第に季節は遅い春を迎え、地面が顔を出す。と同時に、明るく笑う8人。その笑顔はほんの少しだけ成長した証でもあった。温もりとほんの少しの勇気で前向きになれる姿が微笑ましい作品。

<観賞> 2012/6/11

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(未) Between two fires <2010/スウェーデン=ポーランド> ★★★

between two fires
Between two fires
2010/スウェーデン=ポーランド
ドラマ、ロマンス、スリラー
監督/脚本:Agnieszka Lukasiak(長編監督3作目)
出演:Magdalena Poplawska、Simon Kassianides、Kamila Nowysz
IMb評価:6.5/10


社会度 ★★★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 ★★★
民族度 ★

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★


between two fires3ベラルーシの小さな村に住むマルタはシングルマザーとして必死で娘アニカを育てていた。ところが交際中の彼氏がアニカを人身売買しようと企てていることを知り、逃れてスウェーデン北の難民キャンプへやって来た。そこで、移民として受け入れられるのを待つが…。

監督はポーランド出身のAgnieszka Lukasiak。前2作はドキュメンタリー映画であり、初のフィクション映画となる。

信頼していた彼氏の裏切りからストーリーは始まり、誰を頼ったらいいのかわからないマルタ。難民キャンプにいる人たちは多国籍で、様々な事情を抱え、なかなか心を開こうとしない人が多い。裏で何かを企てているような様子を見せたり、警戒心を掻き立てる演出がなされ、彼らの素性はどうなのか、マルタはこの先どうなるのかといったミステリータッチで描かれる。

between two fires1ヨーロッパの貧困層の内情を描いた作品。人身売買、偽装結婚など社会派なテーマを盛り込んでいるが、どうもステレオタイプすぎて、実情を知らない監督が見聞きしたニュースだけで作り上げてしまった感は否めない。ドラマチックな出来事は数多くあり、飽きさせない流れだが、結局は事がうまく運びすぎていたり、先が読めてしまったり、演出も過剰。どれもリアリティーが感じられず、説得力にも欠ける。福祉の人の下手すぎる演技も評価を下げてしまう要因の一つ。マルタと新しい彼氏との毎回体位の違うセックス行為はポルノのようでもあり、台無し。

<観賞> 2012/5/22

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(未) Heaven <2012/オランダ> ★★★

hemel.jpgHemel
2012/80min/オランダ
ドラマ
監督:Sacha Polak(長編デビュー作)
脚本:Helena van der Meulen
出演:Hannah Hoekstra、Hans Dagelet、Rifka Lodeizen
受賞:第62回ベルリン映画祭は国際批評家連盟賞フォーラム部門
IMDb評価:6.8/10

社会度 ★★
哲学度 ★★★★
宗教度 ★
官能度 ★★
民族度 ★★

脚本 ★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★


hemel2.jpg手当たり次第男と寝るへメルの日常をカメラは追うだけで、特にあらすじはない。

監督は、本作が長編デビューとなるSacha Polak。
出演は、「Doodslag(2012)」のHannah Hoekstra、「アムステルダム無情(1988)」「悪魔の密室(1983)」のHans Dagelet。

男とベッドでじゃれ合うシーンからいきなり始まるが、お互いよく知らない間柄であることがよくわかる会話の内容。体を重ねただけで、会話はぎこちない。部屋には女性の生活用品があるが、へメルのものではない。どうやら行きずりの男のようであり、以降この男は登場しない。そして、クラブに行っては男を誘惑し、家へ連れて帰るが、セックスが追われば追い返すといった生活…。

hemel1.jpg80分という決して長くない作品の中で、一体何人の男と寝ただろうか。とにかくセックスシーンが多く、会話もセックスのことばかりだったが、いろんな思いが胸に突き刺さる痛い作品だった。

へメル本人は知らないが、母親は自殺をしており、父子家庭で育ってきた。行きずりの男とのセックスを謳歌しているが、そこに愛はない。父親の彼女への嫉妬心が強く、わざと父親の性癖を話したり、仲たがいをするような話ばかりしている。伝わってくるのは、父親への愛である。風呂上がり裸のままで父親の前に現れたり、父親も娘の前で平気で風呂に入ったりしている様子をみると、おそらく父親にとってもへメルは小さい娘のままなのだろう。父親と新しい彼女の同居を知ったへメルは、自立し、本当の愛を見つけることができるのだろうか…。

原題“Hemel”とはHeavenの意であり、主人公の名前でもある。天国という名はあまりにも皮肉。

<観賞> 2012/6/18

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(未) Fallen (原題:Krisana) <2005/ラトビア=独> ★★★☆

Krisana.jpg
Fallen /Krisana
2005/95min/モノクロ/ラトビア=ドイツ
ドラマ
監督/脚本:フレッド・ケレメン(Fred Kelemen)(監督5作目)
出演:Egons Dombrovskis、Nikolaj Korobov、Vigo Roga
IMDb評価:6.7/10

社会度 ★★
哲学度 ★★★☆
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★

脚本 ★★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★



Krisana2.jpgマティスは仕事帰り、女性が橋の際に立っているのを見ていた。通り過ぎた瞬間、水に飛び込む音がし、女性の助けてという声を聞いた。川を覗いたが、女性の姿は見えない。すぐさま警察に連絡し捜索するが、死体は上がらず、警察も捜索を打ち切ってしまった…。

監督は、タル・ベーラ監督「倫敦から来た男(2009)」「ニーチェの馬(2012)」の撮影で知られるフレッド・ケレメン。

捜査に来た警察の会話によると、年間自殺者は700人、内36%は薬物、15%は首つりによるものだという。“自殺者にとって自殺は人生の終わりでも、我々には仕事なんだ。目撃もしておらず、音を聞いただけの出来事にいちいち対応してられない”というのが警察の言い分であった。主人公の男はそれでも気になって仕方なく、一人で捜査を始めるという話。


Krisana1.jpg主人公の男は資料整理の仕事をしており、毎日同じ時間に同じ道を通り通勤するだけのつまらない男であった。覇気がなく、無気力な生き方や孤独がモノクロの映像からも読み取れる。

本作で最も印象的なのが、鳥や風の音。本来なら誰にでも平等に聞こえるはずの音なのに、日常生活であまり耳を傾けることのない音たち。忙しい現代人が見失ってしまった感覚でもある。あまりにも忙しい日々を送っていると自分のことに精いっぱいで他人に目を向けることも少なくなる。普通の人だったら見知らぬ女性の飛び込みなど気にしていなかったかもしれない。

プロットだけだと、女性は生きているのかというミステリーのようだが、調べていくうちに見えてくる女性の生き様を描いたドラマといったほうがいい。女性のことを知るにつれ変化を見せる男の心境は抽象的で哲学的だが、次第に人間らしい感情を取り戻してきている。たまには自分のことだけではなく、他人の人生に目を向けてみるのも悪くないのかもしれない。

<観賞> 2012/5/27

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(未) The Weakness of the Bolshevik <2003/スペイン> ★★★★★

bolshevik.jpgLa flaqueza del bolchevique/The Weakness of the Bolshevik
2003/95min/スペイン
ドラマ
原作:ロレンソ・シルバ
監督:Manuel Martín Cuenca
出演:ルイス・トサルマリア・バルベルデ
IMDb評価:7.1/10

社会度 ★★★
哲学度 ★★★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★

脚本 ★★★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★★


bolshevik1.jpg月曜の朝。渋滞している道路をお気に入りのロックを聞きながら出勤するパブロはほんの一瞬の不注意で追突事故を起こしてしまう。書類のやり取りを済まし、30分遅れで出社した。ところが、書類に記載されている被害者の住所から電話番号を突き止め、イタズラ電話をかけ始めた。電話口に出たのはお手伝いさんで、「成り行きでコンドームなしでセックスしたから、妊娠していないかどうか心配だ」という伝言を残した。その後もストーカー行為とイタズラ電話を続け、女性の反応を楽しみつつ、警察のフリをして娘に近づいた…。

出演は、「プリズン211(2009)」「雨さえも~ボリビアの熱い一日~ (2010)」「スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜(2011)」のルイス・トサル、「メリッサ・P ~青い蕾~ (2005)」「汚れなき情事(2009)」「NAKED マン・ハンティング」のマリア・バルベルデマリア・バルベルデのデビュー作となる。

bolshevik2.jpgパブロは30代。エリート銀行マンで整った身なり。16歳の娘は警察だと言う男に警戒心はなかった。それどころか、偶然を装い何度も出くわす内に、お互い恋心を抱くようになる。少女との恋はいけないことだと知り、実らないということも知りながらも、理性と感情の間で揺れ動く男の心境が見事に演じられていた。
交通事故の被害者宅へのイタズラ電話は、憂さ晴らしやマンネリの日常からの脱却といったほんの出来心だったと思われる。ところが、着信記録からは身元が割り出され、被害者女性は仕返しを計画していた。そんなことも知らずに、会い続ける2人。結局、感情のまま体を合わせてしまうだろうと思った矢先の出来事…ほんの不注意が引き起こした交通事故が招いた悲劇を描いている。

パブロの行為はエスカレートしていき、被害者女性の反応を楽しむ様子は異常者である。パブロの視点で描かれており、異常者の心理まで掘り下げられている。単なる追突事故が引き金になってストーカー行為にまで及んでしまうようなことが日常に潜んでいるかと思うと恐ろしい。しかし、本作の面白いところと怖いところは、不注意の積み重ねで狂ってしまう人生である。ほんの些細な交通事故に始まり、恋愛映画にシフトしたかと思うと瞬く間に転落していく悲劇。イタズラ電話は度が過ぎたとはいえ、その代償としては大きすぎる。

<鑑賞> 2010/9/21、2012/3/6
初版:2010/10/2
最終版:2012/6/18

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スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜 <2011/スペイン> ★★★★

2012年8月11日公開予定

sleep tightスリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜/Sleep Tight/Mientras Duermes
2011/102min/スペイン
サスペンス/ホラー
監督:ジャウマ・バラゲロ
脚本:アルベルト・マリーニ
出演:ルイス・トサル、マルタ・エトゥラ、アルベルト・サン・フアン、ペトラ・マルティネス、カルロス・ラサルテ
IMDb評価:7.0/10

社会度 ★★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★
邦題のセンス★★(主人公は美女ではなく管理人。管理人の異常な夜です。)

脚本 ★★★★ 
演出 ★★★★
演技 ★★★★


sleep tight2朝5時に目覚ましをかけ、シャワーを浴び、セサルのマンションの管理人としての仕事がスタートする。郵便物を各々のポストへ入れ、住人達が出かけ際に頼む水道管の修理やペットのえさやりをやるだけの仕事。入院の母の見舞いとやりがいのない仕事だけの毎日に生きがいなどなかった。ところが、いつしか住居人のことを観察するのが日課となっていった…。

監督は、「REC/レック」シリーズのジャウマ・バラゲロ監督。 出演は、「プリズン211(2009)」「雨さえも~ボリビアの熱い一日~ (2010)」のルイス・トサル、「プリズン211(2009)」のマルタ・エトゥラ、「優しく殺して(2003)」の アルベルト・サン・フアン 。

管理人セサルの背景は詳しくは描かれない。プライベートといえば入院中の母を見舞うだけであり、ただ寂しいだけの男のようである。しかし、人当たりは良く、住人たちも気軽に雑用を頼み、自分たちが家を空けている間に管理人が部屋に入ることに何の不信感も抱いていない。住人達がそんな彼への信頼を見せる中、セサルはとんでもない行動を取るようになる。幸せからはほど遠いセサルは、いつしか幸せそうな人たちを不幸にさせることが彼の生きがいとなっていってしまっていたのである。そのターゲットとなったのが、若くて天真爛漫なマンション住人クララ。クララの恐怖的心理を浮かび上がらせながら管理人セサルの素性を明かしていく心理ミステリー作品。

sleep tight1序盤では、紳士的で好意的なセサルが描かれる。住人同様、観る側も信頼してしまうキャラクターであり、まさかの行動には自分の目を疑ってしまう。序盤で見てきたセサルの誠意が全て偽善であったことが次々と明らかになっていく。そのネタばれがじわりじわりと小出しに描かれていて、想像力と恐怖心はどんどん膨らんでいく。もしかしたら…いや、まさか!そこまでは…といった展開の連続で、現実にも起こり得ることでもあり、恐怖心は一層煽られる。

ルイス・トサルは好きな俳優の一人だが、癖がある役を演じさせたら天下一品。心理的な怖さでいったら今年一番かもしれないキャラクター像を気持ち悪いほど好演。クララは実生活でのパートナーであるマルタ・エトゥラが演じている。ますますトサル×エトゥラ カップルのファンになってしまった。

序盤~中盤までのプチネタばれ。ご自身の判断で反転して読み進めてください。
管理人セサルは合鍵をつかってクララの部屋へ毎晩忍び込んでいた。帰宅時間前にベッドの下に潜り込み、クララが眠りに落ちるのを息をひそめて待つ。鏡を使い、ベッドの下から寝たことを確認すると、クララに薬を嗅がせ、朝まで目を覚ますことはない。セサルはクララのベッドで添い寝をし、5時に起きて何食わぬ顔をして管理人業務を始めていた。7時に起きるクララは、睡眠中に起こっていることを知らない。

<観賞> 2012/6/14

[サイト内タグ検索] ルイス・トサル
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籠の中の乙女 (原題:Kynodontas) <2009/ギリシャ> ★★★★★

日本公開決定したので、最新記事として再アップします。記事内容は書き変えていません。
2012年8月公開予定。

**************************************

この新感覚はカンヌ国際映画祭「ある視点部門」受賞も納得。でも、洗脳は怖い。

dogtooth.jpg
Kynodontas/ Dogtooth
2009/94min/ギリシャ
ドラマ、コメディー
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:Christos Stergioglou、Michele Valley、Aggeliki Papoulia
IMDb評価:7.4/10

露出度    ★★★
ユニーク度 ★★★★★
邦題のセンス ★★(“籠の中”という表現は正しいけど、乙女だけではない!)




なんじゃこりゃ。笑っていいのか悩んでしまうんだけど、かなりツボにハマった。不自然な演技で変な撮り方、ゆる~い感じで展開するのに、開いた口がふさがらなくなる。ものすごい想像力が豊かというのか、あまりにも尋常じゃなくて何が起こるのかさっぱい検討がつかない。性器の露出が多いのに、ごく自然に見えるのが不思議。カンヌ国際映画祭「ある視点部門」受賞し、アカデミー賞にノミネートされている。

プール付きの家に暮らす5人家族。かなり高い垣根やら塀に囲まれた自宅に娘2人と息子1人は監禁され、外部との接触をしないようにしている。父親は車で通勤しているが、母親が外へ出るのも見たことがない。もちろん子どもたちは学校には行かず、両親が教育をしてるのである。“今日の単語”をテープで流し言葉を覚えさせている。単語の意味は両親の都合ですり替わっている。“ゾンビ”は“黄色い花”だと教えられているため、「庭にゾンビが二つあるよ~」なんて無邪気に言うのである。驚いたことに、父親は息子の性処理のために、同僚(部下?)の女性を金で雇っている。自宅の所在がバレナイように目隠しをさせて車で連れてくるのである。この女性が子どもたちにとって外部との唯一の接点であり、外への関心を抱くようになる。
dogtooth1.jpgdogtooth2.jpg
子どもといっても年齢は20歳前後。体つきは大人なのに毎日することといったら、庭やプール、おもちゃで遊ぶことである。兄弟3人で遊ぶ姿は幼稚園の園児のようでもあるが、外の世界を知らないためおかしいことに気付いていない。お風呂も一緒に入ったり、同じベッドで寝たり、性的な行為をしているようにも見えるが、本人たちにはそういった意識はないのだろう。父の言うことは絶対であり、完全に洗脳されている。子どもたちの将来を不意にしてることに罪の意識はないのだろうか。

洗脳とか性秩序の乱れは北朝鮮の独裁政治(北は裕福だが、南は貧しいと洗脳させたり、出世のために妻や娘を指しだす)とかぶる。監督の意図は、もしかしてギリシャの独裁軍事政権への批判?

タイトル「dogtooth」とは「犬歯」のこと。犬歯が抜けたら外へ出られるという教育を受けているのである。世界で一番恐ろしい動物は猫で、犬の鳴き声をして追い払う方法も教えられている。姉妹同志や父親、父親が連れてくる女性の下半身や肩、おなかを舐める行為をよくしている。もしかしたら、この人たちは犬なのでは?という疑問が・・・。

<鑑賞> 英語字幕 2011/2/1
初版:2011/2/2
最終更新日:2012/6/15
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(未) Silent Souls <2010/露> ★★★

silent soulSilent Souls
2010/75min/ロシア
ドラマ
監督:Aleksei Fedorchenko 
撮影:ミハイル・クリチマン
原作:Denis Osokin
出演:Yuliya Aug、LarisaDamaskina、Olga Dobrina 
受賞:第67回(2010)ヴェネツィア国際映画祭コンペ出品、オゼッラ賞(撮影賞:ミハイル・クリチマン)、国際批評家連盟賞、SIGNIS賞スペシャル・メンション
IMDb評価:6.4/10

社会度 ★★★
哲学度 ★★★★
宗教度 なし
官能度 なし(ヌードあり)
民族度 ★★★
脚本 ★★★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★


silent soul1町工場の社長は40年連れ添った最愛の妻を亡くした。新婚旅行で訪れた湖で弔いをするのに、カメラマンの友人に同行を依頼した。カメラマンは最近ムクドリ2羽を飼い始めたところで一緒に連れて行くことにした…。

監督は、2005年ヴェネチア映画祭でオリゾンティ・ドキュメンタリー賞を受賞した「Pervye na Lune」のAleksei Fedorchenko。フィクション映画は2作目となる。
撮影は 「父、帰る(2003)」などのアンドレイ・ズビャギンツェフ作品で知られるミハイル・クリチマン

妻の遺体を新婚旅行で訪れた湖で火葬するまでの至ってシンプルなロードムービー。はっきり言って何も起こらない。大切な人を失った時の喪失感に焦点を当てた作品。

silent soul2舞台となるのは、ロシアの田舎町。小さい町々が統合し、町名を変えていく中、かろうじて存続しているが、人々の記憶からも消えてなくなりそうなほどの小さな町である。ここでは結婚式当日、親類の女性たちは新婦の陰毛に長い糸を結びつけ、神聖な初夜を迎えるという。そんな伝統が未だ残るこの町で、最愛の妻を新婦のように送り出してあげたいと願う夫は妻の亡骸を丁寧に拭き、糸を結びつける。

妻の遺体を車に乗せ、思い出の湖まで車を走らせる道中、2人だけの思い出が走馬灯のように男の脳裏に蘇る。それは平凡だが、幸せに満ち溢れた夫婦生活。きっとこの思い出を胸にこの先の人生を歩むのだろう…。

広大なロシアを舞台に、撮影はアンドレイ・ズビャギンツェフ作品を撮り続けているミハイル・クリチマン。詩的な展開と映像美のマッチング、抑揚のある音楽が雰囲気を盛り立てている。車中会話は少なく、かなりのスローペースで、アンドレイ・ズビャギンツェフ作品ほどではないが、想像力で行間を埋めていく必要があるため観る人を選ぶであろう。

<観賞> 2012/5/26

[サイト内タグ検索] 日本未公開 ミハイル・クリチマン
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ただ君だけ <2011/韓> ★★★

6月30日ロードショー

always.jpgただ君だけ/오직 그대만
2011/105min/韓国
ドラマ
監督/脚本:ソン・イルゴン(監督作品6作目)
出演:ソ・ジソプ、ハン・ヒョジュ、カン・シニル、パク・チョルミン、ユン・ジョンファ、オ・グァンノク 

社会度 ★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★
韓流度 ★★★

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★★


always1.jpgかつては将来を有望視されたボクサーだったチョルミンは、過去のある事件がきっかけで心を閉ざして生きていた。そんなチョンミルの前に、目が不自由だが明るく愛くるしい女性ジョンファが現れ、チョンミルは少しずつ心を開いていく。やがてジョンファが失明した事件と自分の過去の行動とに接点があったことを知ったチョンミルは、ジョンファの目の手術代を稼ぐため別人になりすまし、高額な賞金が得られる賭博試合に出場することを決めるが…。@映画.com

監督は、「羽根(2004)」のソン・イルゴン。
出演は、「映画は映画だ(2008)」のソ・ジソブ、TVドラマ「春のワルツ」「華麗なる遺産」のハン・ヒョジュ。

always2.jpg「羽根」では雰囲気のある独特な作品を見せてくれたソン・イルゴン監督。アート系作品を得意とする監督であり、一味違った純愛を期待していたが、完全な万人向けの商業映画になってしまっている。独特の世界観はなく、ミュージックビデオのような無難なストーリー展開に少々物足りなさを感じる。見え過ぎた過度の演出はなく、ソ・ジソブの抑制した演技も素晴らしく、透明感あるハン・ヒョジュもぴったりの配役だが、そもそもこの二人が引き寄せ合うという設定がしっくりこない。
無理やり恋愛ものにはめ込もうとしている後半は失速するし、無難なところに落とし込んでしまった結末。韓流映画を観ている人なら最後まで予測のできるストーリー展開。インパクトのないストーリーライン。監督への期待度が高かった分、不満が募る。

<観賞> 2012/6/5

[サイト内タグ検索] ソ・ジソプ
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(未) 女学生の日記 <2007/北朝鮮> ★★

schoolgirl.jpgThe Schoolgirl's diary
2007/94min/北朝鮮
コメディー、ドラマ
製作:金正日
監督:In Hak Jang
脚本:Jun-bo An
出演:Mi-hyang Pak、Jin-mi Kim、Cheol Kim
IMDb評価:4.3/10

社会度 ★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★★

脚本 ★★ 
演出 ★★
演技 ★★


schoolgirl1.jpgスリョンは祖母、母親、妹スオクの4人で地方の一軒家に暮らしていた。研究者の父親は平壌で仕事をしているため、あまり家には帰ってこない。父不在の生活は寂しいが、スリョンは家族のために働いている父親を誇りに思い、夢は父のような研究者になり、家族みんなで一緒に暮らすことであった…。

配線がショートし、家が火事になりかけたり、煙突が壊れたり…何かと困難が一家を襲う。立ちはだかる困難を乗り越え一歩一歩大人になっていく少女の成長期。

北朝鮮映画には(多分)珍しく日本への批判が含まれていない。普遍的な内容であり、どの国の人が観てもそれなりに共感できるまともな倫理観。決して恵まれているわけではないが、人間にとって何が幸せなのか考えさせてくれる。
しかし、特筆すべきは金正日製作ということ。何が起ころうと解決可能な家族愛。家族はごく一般的だが、理想を並べ立てたサクセスストーリー。金正日による金正日のための金正日映画であり、こんなフィクション映画でも常に将軍様への感謝の気持ちを忘れない姿まで描き込むほどの徹底ぶり。見えすぎた演出が鼻を突く。

<観賞>2012/5/29

[サイト内タグ検索] 日本未公開
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(未) Kabuli Kid <2008/アフガニスタン=仏> ★★★☆

kabuli kid
Kabuli Kid
2008/97min/アフガニスタン=フランス
ドラマ
監督/脚本:Barmak Akram(監督デビュー作)
出演:Haji Gul Aser、Valéry Schatz、Amélie Glenn
IMDb評価:6.7/10

社会度 ★★★★
哲学度 ★★★
宗教度 ★★
官能度 なし
民族度 ★★★
ブラック度 ★★

脚本 ★★★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★


kabuli kid1アフガニスタンの首都カブールでタクシー運転手をしているカレドは、赤ん坊を抱いたある女性を目的地まで乗せた。次に乗って来た客に、「赤ん坊は男の子かい?」と聞かれ、前の客が置き忘れたことに気がついた。来た道を戻り女性の行方を捜すが、手掛かりは青いブルカと足首のホクロだけ。その晩は赤ん坊を家へ連れて帰ることにした。翌朝、孤児院へ連れていくが、5歳以上しか預かれないだとか、父親でない証明書が必要だとかいった理由で預かってくれない…。

戦中女性たちはレイプされ、その赤ん坊は次々と捨てられ、孤児院も定員オーバーしているため、置き去りというケースが増えているという。本作は、25年もの間続いた戦後混沌期を背景としている。女性のほとんどは全身ブルカ着用のため個人が特定しにくい。仮に目撃情報があったとしても、母親探しは難航しているという皮肉なもの。

kabuli kid2赤ん坊の母親は見つかるのか、赤ん坊はどうなるのかというのが軸のストーリーとなっているが、興味深かったのは、コーラー瓶のエピソード。タクシー運転手カレドはコーラー瓶を代用し哺乳瓶として使っていた。ところが転がってしまい、ある浮浪者が拾いミルクだけを飲み干し瓶を捨てる。そして、ある少年がその瓶を拾い換金するといった一連のサイクル。人によっては不必要でも十分需要があり、赤ん坊の運命をも示唆しているようにも取れる。

車窓から見える町の風景も見逃せない。子供の物乞い、物売りが多く目につき、おそらく孤児だろう。ここでは描かれないが犯罪も多いことが容易に推測できるほど街の治安は良くない。運転手の何気ない笑い話もアルカイダの実態など戦争にまつわる話ばかり。ジョークで笑い飛ばしてしまうまで心の傷は癒えたということだろうか。いかに身近な出来事であったかが垣間見れる。

学生にはタダで乗車させ、ある乗客には運賃を割引してあげたり、人情味あふれる運転手。シリアスな題材でありながら、心が温かくなる作品。戦争を終え復興に向かう中で、人は個人レベルで何が出来るかを考えさせてくれた。

<観賞> 2012/5/25

[サイト内タグ検索] 日本未公開
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桑の葉 <1985/韓> ★★★★

桑の葉桑の葉/뽕/Mulberry
1985/114min/韓国
エロス、ドラマ
監督:イ・ドゥヨン(監督47作目)
出演:イ・ミスク、イ・デグン、イ・ムジョン
IMDb評価:6.1/10

社会度 ★★★
哲学度 ★★
宗教度 なし
官能度 ★★★
民族度 ★★★★
韓流度 ★★★

脚本 ★★★★ 
演出 ★★★★
演技 ★★★★


桑の葉11920年代、半島のある寒村。村一番の美人アンヒョプ(イ・ミスク)は賭博好きで年に数回しか家に帰らない夫サムボ(イ・デグン)に金を渡すために、桑の実の収穫を引き受けるが、村の男たちはそんな彼女に言い寄り、彼女も良心の呵責を感じながらも生活の苦しさから金と引き換えに体を許していく。しかしそれが村の女たちの知るところとなり、長老が追放を告げにいくが、彼女の魅力の前に骨抜きにされ、引き下がってしまう。そんな中、アンヒョプにしつこく言い寄りながら相手にされないサムドル(イ・ムジョン)が腹立ちまぎれに全てをサムボに話してしまう…。
@goo映画(結末削除)

監督は、「避幕(1980)」「糸車よ糸車よ(1984)」などのイ・ドゥヨン監督。本作はシリーズ化され、3までリリースされている。
主演は、「冬の旅人(1986)」「情事 an affair(1998)」のイ・ミスク

米一升と引き換えにブドウ畑で体を売っていたところを村人に見られており、娼婦だと村中に噂が広まる。女性たちは冷ややかな視線を送る一方、男たちは言い寄って来る者が多い。お金だけではなく、妻の指輪や桑の葉と引き換えに体を求めてくる。食べるものにも困っていた日帝時代を背景としている。生活のために体を売るが、賭博好きの夫に持ち逃げされる妻の生き様をユーモラスに、かつエロティックに描いた作品。アンヒョプ演じたイ・ミスクは50代になった今でも美しいが、本作では清楚なイメージ。

桑の葉2男女の営みを表現するのに水車が用いられたり、局部を葡萄の葉で隠したり、想像力に委ねる演出。コリアン・エロスといわれるジャンルに分類されたり、日本のレンタル店でもそういったコーナーに置いてあるようだが、映像的にはどちらかといえば女性向き。当時は扇情的な演出がセンセーショナルとなったが、実は抗日活動を風刺しており奥が深い。エロスを全面に押し出していながらも、暗喩的な表現方法が評価を押し上げているのでしょう。“桑の葉を摘みに行こう”とは抗日活動家の隠語であり、劇中のセリフでもよく用いられている。

核心に触れています。ご自身の判断で反転して読み進めてください。
賭博好きの夫の行動を憲兵が常に監視しており、実は抗日活動家だということが後半で示唆されている。その夫の手に渡るお金とは妻が体と引き換えに手にしたお金。村人たちも知らず知らずに抗日活動に加担しているという皮肉。

<観賞> 2012/6/7 youtube韓国映像資料院チャンネルにて  
[サイト内タグ検索] イ・ミスク
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