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トランス 愛の晩餐 <1982/西ドイツ> ★★★★

der fanDer Fan/ The Fan
1982/西ドイツ
ホラー
監督/脚本:エックハルト・シュミット
出演:デジレー・ノスブッシュ、ボド・スタイガー、シモーネ・ブラーマン、クリスチャン・シモン
IMDb評価:5.7/10

社会度 ★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 ★★
民族度 なし
ゴア度 ★★★★

脚本 ★★★ 
演出 ★★★★
演技 ★★★


der fan116歳のシモーネは“R”というスターを愛し、毎日ファンレターの返事を待ち望んでいる。学校に行っても考えるのは彼のことばかりで授業も上の空。意を決して、ファンレターの返事を直接聞きに行くことにした。ヒッチハイクでようやくテレビ局についたがその日は“R”の出演はなく、本人は現れなかった。翌日再びテレビ局を訪れると、シモーネに気がついた“R”のほうから歩み寄って来てくれた。放心状態のシモーネは失神してしまった。目を覚ますと、手を握ってくれていたのは“R”。その日はスタジオの案内をしてくれ、伯父の別荘にも連れて行ってくれ、一夜を共にすることとなった…。

いくらメールを送っても返事が来ない…。いてもたってもいられず、会いに行った、なんて経験は誰にでもあるかもしれないが、通用するのは実生活の知り合いに限ってだろう。本作に至って、その相手となるのは雲の上の存在のスーパースターである。一途にスターを思う少女の究極の陶酔愛を描いたカルト作品。

der fan2前半は全く抑揚がなく、大好きなファンを思う心情をダラダラと描くだけの退屈な展開が続く。無駄なシーンも多く、時間を引き延ばしているだけのようにも感じるほどダルい。正直、何度も眠りに落ちていた。あらすじだけだとありふれた映画に聞こえがちだが、カルト作品だということを忘れずに観ていただきたい。前半と後半はまるで違う作品を観ているかのようで、中盤から展開は豹変する。

大好きな彼を生で見ることができただけでもファンとしてはうれしい限りだが、夢のような時間を過ごすことができたシモーネは「永遠に一緒にいたい。」と思うまでになっていた。独占欲は大爆発し、次第に行動は想像もつかない方向へとエスカレートしていく。本作の特徴は、感情表現があまり豊かではなく、狂気的でもない。直接描写もなく、スプラッターもないが、内面からくる不快感は人を選ぶことに変わりはない。淡々としているのが余計にショッキング。精神的ダメージは大きく、後味も悪いが、究極の愛を語る上で最高の衝撃結末で締めくくられている。実際にあった事件を元にしているというが、どこまでが事実でどこからがフィクションなのか…。

<観賞> 2013/2/6
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(未) Truth About Men <2012/デンマーク> ★★★

truth about menTruth About Men/Sandheden om mænd
2012/91min/デンマーク
コメディー、ドラマ
監督/脚本:ニコライ・アーセル(Nikolaj Arcel)
脚本:Rasmus Heisterberg,
出演:トゥーレ・リントハートツヴァ・ノヴォトニーRosalinde Mynster、Signe Egholm Olsen、Henning Valin Jakobsen、Karen-Lise Mynster、イーベン・ドールナダール・サリムキム・ボドゥニアニコラス・ブロ、ビアギッテ・ヨート・スレンセン、ラース・ミケルセン、イェンス・アルビヌス
IMDb評価:6.8/10
社会度 ★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 ★
民族度 ★★
ゴア度 なし
脚本 ★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★


truth about men2今まで23人と付き合ってきたマッツ。子供の頃から自分からアプローチしたことがなく、適当に女の子と付き合ってきたという。10年交際している彼女と結婚秒読みとされていたが、子供を欲しいと思わないマッツは結婚には踏み切れない。そんな男の初めての決断は、10年付き合った彼女と距離を置くことだった。やっぱり彼女とやり直したいと思った時には、もう新しい彼氏ができていた。自分の考えを理解してくれる彼女探しが始まった…。

監督は、「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 (2012)」(2013年4月公開)「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 (2009)」脚本のみのニコライ・アーセル。
出演は、「天使と悪魔(2009)」「誰がため (2008)」のトゥーレ・リントハート、「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 (2005)」のツヴァ・ノヴォトニー、、「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 (2012)」のRosalinde Mynster、「「ゾウズ・フー・キル 殺意の深層」のイーベン・ドールナ、「デビルズ・ダブル -ある影武者の物語- (2011)」のダール・サリム ラース・フォン・トリアー作品でお馴染みのイェンス・アルビヌス。

truth about men1主人公マッツは恋愛経験は豊富だが、本当の愛を知らない男34歳。職業は映画のライターであり、映画と人生を重ねた演出がなされている。映画には盛り上がりが必要なのと同じように、人生にも盛り上がりが必要だと考えるマッツだが、34年の人生においてそんな瞬間は一度も訪れていない。このまま一人ぼっちで終わってしまう人生なんてまっぴらだ、と思うようになったマッツがパートナーを探しながら真実の愛を見つけるまでを描いた娯楽作品。男性目線の結婚観が描かれる。タイトル“Truth About Men”と複数形になっているが、マッツだけの話である。

人生のアップダウンの影には恋愛があり、引きずっている恋への終止符が人生のターニングポイントとして描かれる。男性目線といえども、共感できるポイントも多い。映画をヒットに導くための製作会議の風景など、映画好きとしては興味深く、映画には盛り上がりが必要だなんて台詞もあるのに、本作自体に盛り上がりはないのは残念。

見所は、ストーリーよりもため息がでるほどの錚々たる出演者がチョイ役で顔を出していること。主役級ではなく、日本では無名の人たちばかりだが、ウォーリーを探せ的な感覚で楽しませてもらった。

<観賞> 2013/2/27
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愛さえあれば <2012/デンマーク> ★★★☆

2013年5月17日公開予定。

Love Is All You Need愛さえあれば/Love Is All I Need
2012/116min/デンマーク
ロマンス、コメディー
監督:スサンネ・ビア
脚本:アナス・トマス・イェンセン
撮影:モーテン・ソーボー
出演:ピアース・ブロスナン、トリーヌ・ディルホムキム・ボドゥニアパプリカ・スティーンボディル・ヨアンセンセバスチャン・イェセン

社会度 ★★★
哲学度 ★★★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 なし
ゴア度 なし
脚本 ★★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★★


Love Is All You Need1娘の結婚式のためにイタリアへ旅立つ前日、イーダは病院から予定より早めに帰宅すると旦那は女を連れ込んでいた。乳がん治療に苦しんできたイーダにとってこれ以上の裏切りはない。夫はすぐさま家を出ていき、娘の結婚式で落ち合うことにした。その後、イーダは空港の駐車場で事故を起こしてしまう。被害者は偶然にも娘の婚約者の父親であり、イタリアへ向かうところであった。2人は一緒にイタリアへ向かう…。

監督は、「未来を生きる君たちへ」「アフター・ウェディング」「ある愛の風景」のスサンネ・ビア。
脚本は、監督とのタッグは5作目となるアナス・トマス・イェンセン
出演は、、「未来を生きる君たちへ」のトリーヌ・ディルホム、「007」シリーズでおなじみのピアース・ブロスナン、「未来を生きる君たちへ」「プッシャー」のキム・ボドゥニア、「しあわせな孤独 (2002)」のパプリカ・スティーン

Love Is All You Need2原題は“坊主のヘアドレッサー”。乳がん治療のために頭髪を失った美容師イーダのことである。乳がんの治療が落ち着き、喜びの報告をしようとした矢先に発覚した夫の浮気。そして直後の衝突事故。被害者のフィリップもまた、妻の死から立ち直れないでいた。2人の出会いを軸にしたほろ苦くも温かいラブコメディー。

舞台は、南イタリアにあるフィリップの別荘。海が望める豪華な別荘でそれぞれの家族や友人たちが集まり挙式が行われる予定である。結婚式を挙げるまでの数日間を背景に、家族の悩みやキャラクター像がどんどん掘り下げられていく。登場人物は傷を負っている人たちばかりだが、愛らしい魅力的なキャラクターばかり。掘り下げられていく過程は、鋭い人間考察であり、それぞれが本当の幸せを見つけ、再生していく過程がじっくり描かれる。必ずしもハッピーな展開ばかりではないが、悲観さはなく希望に満ち溢れ、前進することで人生は変えることができるという前向きなメッセージが込められている。

ビア監督×イェンセン脚本のタッグは本作で5作目になる。ビア監督としては(おそらく)初であり、意外にも感じられるコメディー色が強めな趣きの異なる作品。身近に潜んでいるシリアスな問題を取り上げるあたりはビア監督らしく、キャラクター設定やユーモアのセンスにはイェンセンらしさを感じる。2人のそれぞれの特色がうまく融合された作品に仕上がっている。

<観賞> 2013/3/2
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【ドラマ】The Bridge <2011/スウェーデン=デンマーク> ★★★★★

あの「THE KILLING/キリング」に続いて 大ヒット!デンマーク・スウェーデン合作の極上北欧ミステリー。
国境の上に残された死体、それは連続殺人の始まりだった。映画『セブン』を彷彿とさせる傑作サスペンス。

3/25(月)より、、スーパー!ドラマTV にて二カ国語版と字幕版で独占日本初放送スタート!
【二カ国語版】毎週月曜22:00~23:00、金曜23:00
【字幕版】毎週月曜24:00~25:00、土曜21:00

http://www.superdramatv.com/line/the_bridge/

bridge.jpgBron/Broen
2011/60in×10話/スウェーデン=デンマーク
犯罪、ミステリー、スリラー
監督:Henrik Georgsson、Charlotte Sieling、Lisa Siwe
出演:ソフィア・ヘリン、キム・ボドゥニア、Sarah Boberg、Henning Valin Jakobsen
IMDb評価:8.3/10

社会度 ★★
哲学度 ★★★
宗教度 なし
官能度 ★
民族度 ★★★
ゴア度 ★

脚本 ★★★★★ 
演出 ★★★
演技 ★★★★★

スウェーデンとデンマークを結ぶ橋が48秒間停電し、その間ちょうど橋の国境に女性の遺体が放置されていた。遺体の身元は捜索願が出ておりすぐに判明したが、上半身がスウェーデン人、下半身がデンマーク人のものであり、スウェーデンとデンマークの合同で捜査が進められることとなった…。

出演は、「アーン 鋼の騎士団 (2007)」のソフィア・ヘリン、「プッシャー(1997)」「THE KILLING/キリング (2007)」のキム・ボドゥニア

bridge2.jpg主人公は、スウェーデンの女刑事Saga。金髪に皮パン、スポーツカーを颯爽と乗り回す彼女は、強い正義感と行動力、分析力は男顔負けの働きっぷり。だが、寝る間を惜しんで働く彼女の仕事への取り組む姿勢とは裏腹に、感情表現が苦手で、うまくコミュニィケーションを取ることができず、人々からは変わり者と言われている。男性が目の前にいても構わず着替えをしてしまうが、いつものことなので周囲は気にも留めていない。人からどう思われていようと気にもせず、常に我が道を行くタイプ。面倒くさい駆け引きもできない。ある日クラブへ行くと、男性が近づいてきてお酒をおごってくれるというが、断る。なのに去っていく男を追いかけ、「お酒はいらないけど、家でセックスはどう?」なんてさらりと言ってしまう。事が終われば、寝てしまう男性の横で殺害現場の写真を広げてしまう始末。警察官だと知った男はそそくさと帰るのであった。

一方、合同捜査をすることとなったデンマーク人刑事Martinは家族思いで長男の引きこもりを心配しつつも、浮気が原因で何度も離婚の危機を迎えている。今回の事件では毎日スウェーデン警察署へ出向くためなかなか家へも帰れない日が続く。よって、Sagaと接する時間が多く、Sagaの言動に戸惑いつつも、ちゃんと指摘してあげたり、正しい方向へ導いてあげる面倒みの良さ。何の共通点もないように見える2人だが、変わり者のSagaをうまくコントロールしつつ、信頼関係が築かれていく過程は自然で丁寧に描かれる。キャラクターの違う2人のセリフ回しも面白く、事件解決と同時に最終話に向けてSagaの人格まで良い方向へ向かっていく。初盤では皮肉っぽくてどこか苛立たしかったSagaのキャラクターだが、不思議と終盤に向けて愛おしくも感じようになっていた。

bridge1.jpg英国での北欧ブームに便乗し、欧州で大ヒットとなっているらしい作品。これは大いに納得。橋の事件の犯人探しを軸とし、一見するとどこの国にでもありそうなありふれた犯罪ドラマだが、とにかく展開運びと見せ方が上手い。一話完結ではなく、10時間の超大作映画を観ているかのようでもあり、橋の事件の犯人も終盤まで全く読めない。惑わす豊富なエピソードが積み重ねられていく複合構成、増えては何度も覆される容疑者候補たち、数々の伏線、それを処理する過程の丁寧さ、そして意表をつく終盤、SagaとMartinの知られざる過去…観れば観るほど引き込まれるというより、どっぷり引きずり込まれた。謎解きとしてのストーリーの面白さはさることながら、更に主要キャラクターの魅力が加わり、SagaとMartinのコンビネーションが良い化学反応をみせている。個々のヒューマンドラマに落とし込んでいく構成もかなりの見事。

2013年、本国でシーズン2が放送予定とのこと。引き続きキム・ボドゥニア演じるMartinの出番はあるのか、前向きになったSagaの恋愛観がどう変化をみせていくのか…。デンマークの政治ドラマ「The Fortress」同様、待ち遠しく待つことにする。

<観賞> 2012/7/20
初版:2012/7
最終版:2013/3

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【ドラマ】コペンハーゲン/首相の決断 (原題:Borgen) <2010/デンマーク> ★★★★★

「THE KILLING /キリング」のスタッフが贈る、デンマーク初の女性首相を描いた傑作ポリティカル・ドラマ、スーパー!ドラマTV にて2013年独占日本初放送決定!本放送スタートに先駆け、第1話を先行プレミア放送!

「コペンハーゲン/首相の決断」第1話先行プレミア放送
3/30(土)22:00~23:00
http://www.superdramatv.com/line/borgen/

Borgen.jpgBorgen
2010/58min×10話/デンマーク
ドラマ、政治
監督:Annette K. Olesen、Mikkel Norgaard、Rumle Hammerich、Soren Kragh-Jacobsen
製作/脚本:Adam Price
脚本:トビアス・リンホルム
出演:シセ・バベット・クヌッセン、ビアギッテ・ヨート・スレンセンピルウ・アスベックミケール・ビアクケーアダール・サリムパトリシア・シューマンソーレン・マリンイーベン・ドールナ、セバスチャン・イェセン、Signe Egholm Olsen、Petrine Agger
IMDb評価:8.1/10

社会度 ★★★★★
哲学度 ★★★★
宗教度 なし
官能度 なし
民族度 ★★★
脚本 ★★★★ 
演出 ★★★★
演技 ★★★★


borgen1.jpg政治担当女性ジャーナリスト・カトリーヌの恋人オレが心臓発作で亡くなってしまった。妻子がおり、現政権自由党の顧問をしているオレとの関係を知られるわけにはいかないカトリーヌは、国民党のスピンドクターであり友人のキャスパーに助けを求めた。カトリーヌが部屋にいた証拠を隠そうと部屋を訪ねてきたキャスパーはある書類を見つけてしまう。それは現政権自由党を貶めることのできる書類であり、労働党へ手渡してしまった。
総選挙を間近に控えたテレビ番組での政治討論番組において、現政権自由党のリーダー・ラースの妻の金銭スキャンダルが暴露されてしまった。それはキャスパーが労働党へ渡してしまった書類から発覚したことであった。その結果、選挙で圧勝となったのは国民党。政権交代し、女性初となる首相ブリジットが誕生し、労働党に通じたキャスパーは首になってしまった…。(1話あらすじ)

監督は、「Little Solder(2008)」Annette K. Olesenが4話分、「Klown」のMikkel Norgaardが2話分、「Headhunter(2009)」のRumle Hammerichが2話分、「What No One Knows(2008)」のSoren Kragh-Jacobsenが2話分を担当している。
脚本は、「光のほうへ」のトビアス・リンホルム
出演は、「アフター・ウェディング (2006)」のシセ・バベット・クヌッセン、「The Escape(2010)」のミケール・ビアクケーア、2011 シューティング・スターを受賞したピルウ・アスベック、「光のほうへ(2010)」のパトリシア・シューマン

日本でもCSで放送され、アメリカでもリメイクされたデンマーククライムドラマ「THE KILLING/キリング(原題:Forbrydelsen)」と同じチーム制作のデンマーク発政治ドラマ。2011年デンマークでは政権交代があり、初の女性首相が誕生したのは記憶にも新しいが、本作はその一年前に放送されている。2010年にスタートし、2013年には第3シリーズの放送が決定しており、ヨーロッパ各国では吹き替え版も放送するほどの人気ぶり。おそらく日本でも放送されるのではないかと思うので、各話ごとの記事は書きません。

borgen2.jpgBorgenとは直訳すると“お城”の意のようだが、“国会議事堂”を指すそうで、シーズン1では総選挙3日前から任期が1年経過したところまで描かれる。アフガンへの兵士派遣、少女暴行、環境問題、アフリカの飢餓、EU財政などのトピックに加え、政権交代、与野党争い、党間の駆け引き、支持率低迷など日本にも通ずる問題にも触れている。国は違えど、抱えている問題は我が国とさほど変わりない。難しい問題を深堀りしていないので、EUや政治に詳しくない私でもそれなりに楽しめた。

だが、本作の本当に面白いのは、政治ドラマだけではなく、登場人物の葛藤など心理を掘り下げたヒューマンドラマにある。みな仕事以外にも家庭環境や生い立ち、恋愛で問題を抱えており、仕事とプライベートの両立の難しさがよく描かれている。

子供二人の母親でもある首相ブリジット、独身の女性ジャーナリスト・カトリーヌはどちらも野心的な女性。何かを犠牲にして働く姿、家庭や恋愛の両立など、女性視点で描かれ共感できるところも多い。特に、首相ブリジットの家庭問題にすごく重点を置いている。庶民派であり、息子のトラブルで学校に呼び出されれば首相自ら学校へ出向くし、朝食も必ず一緒にとるように心掛けている。しかし、寝る時間もない妻とのセックス問題、家事全般を請け負っている夫の苦悩、子供たちへのストレスなど様々な視点で描かれ、いろいろ考えさせられる。行く末は濁されており、シーズン2に持ち越されている終わり方をしている。まだ英語字幕版が発売されていないので、首を長くして待つことにする。

<観賞> 2012/4/20-5/9
初版:2012/5
最終版:2013/3

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